さすがのRD-X4もオリンピックスケジュールには勝てない

 オリンピックの開会式の模様を全て録画しようと思って何日も前から予約していた。途中まで生で見ていて、ビデオが動いているので安心して寝た。

 起きて観たところまで早送り、快適快適。入場行進も早送り。ますます快適。開会宣言があって聖火ランナーが入ってきた。いよいよ聖火点灯というところで。画面が止まった。

 他にもいるよね、時間で予約していて聖火点灯を録りそこねた人(;_;)

大貫妙子

 娘がレンタルで借りていたCDを返す足でツタヤに行った。CDのコーナーを観ていたら大貫妙子が何枚かあった。俺が持っているものの多くがアナログレコードで聴けないので、ベスト盤を3枚(うち2枚組が2セット)借りた。

 アルバムで聴いていて好きだった曲が入っていないので、いつの日かオリジナル版をコンプリートするつもり。

 俺の聴いていたアレンジと違うアレンジの物があって面白い。それも、ベスト盤ということで重なっている曲が多くアレンジが違うと聴き比べて楽しむことが出来る。自分が聴いていたアレンジが入っていない曲には違和感が残る。

 アレンジとしては、俺の好みは、清水信之と坂本龍一のアレンジだ。数名のミュージシャンだけでスタジオ録音された音が大好き。普段聴いているレゲエとは全然違う方向性なんだが(^^;

 ところで、大貫妙子のCDを集めるのは、中古が出回っていないので、俺のようなビンボー人にはきつい。久生十蘭の本と同じで、買う人の絶対数が少ない上に、売りに出す人の比率も低いのだろう。

 今、iTuneでライブラリ化しているが、選択可能な曲数が増えるだけで、聴き方が全く変わる気がする。これまでの聴き方が、レコードの呪縛に捕われていたかが分かる。LPレコード以降の媒体は全て、LPレコードを何枚収められるかで単位が決まった。カセットテープ、CD、MD。多少の違いはあるが、LP一枚を収められることを出発点として開発された。シングルCDなどは、未だにA面という呼び方があるほどだ。

 アルバムを一つの作品単位としてストーリーを持たせるという作りもあった。これなどは、LPというシーケンシャル・リスニングを小説や演劇・映画のメタファーとして再現した物ととらえられるかもしれない。

 しかし、デジタルデータ化することによって、音楽を聴く自由度が大きくあがった。シャッフルやランダムなど、レコードやテープでは出来なかったことができるようになった。そして、iTuneとiPod(MP3から始まったのかもしれないが)はアルバムをバラバラにし、再構成して楽しむことを提案した。このことは、今のCD売り上げランキングを見れば顕著だろう。それは、ベスト盤の隆盛だ。それぞれのアルバムのストーリーを無視したヒット曲メドレー。複数のアーティストの同時期にヒットしたというだけの共通項しかない(影響し合っていたんだろうし、時代の雰囲気は共有していただろうが、曲同士は全く独立したもの)XX’s集。

 オリジナル作品を作ったときの、選曲や曲順に込められた作者の気持ちとは無関係だ。もちろん、こういった形による再編集にも価値はあるし、いろんな軸で見るのも楽しいだろう。しかし、それだけというのは少し寂しい。叙事詩のような(言い過ぎか?)一連のアルバム作品をバラバラにして聴くことに意味があるのかどうかは疑問が残る。

 ただ、この聴き方はITMS(iTune Music Store)でさらに加速される。物理的メディアの単位ではなく、好きな一曲だけを購入できるようになる。

 2枚組アルバムのようなエネルギーの必要な効率の悪い物は作られなくなるかもしれない。そして、音楽流業者のヒット曲狙いはひどくなる一方なのか、流通に乗りにくいマイナー曲が地道に続けられる場所となるのか。今は誰にも分からない。

RD-X4 ユーザーインターフェース

●リモコン
悪評どおり、リモコンは使い難い。ボタンの数が多く、小さいために押しづらい。

また、単機能のボタンが多いのは無駄に感じる。使用頻度の多い機能を単機能に割り当てるのは正しいと思うが、HDD/DVDの切り換えのような排他的選択ボタンは別々に置くより、一つのボタンで切り換えたほうが分かりやすい。

また、中心の決定ボタンと4方向ボタンの周りにリング状に配置されたボタン。これが最悪に押し難い。しかも、メニュー画面のページ送りやピクチャーサーチ(早送り、早戻し)などでよく使う。さらに、チャンネルや予約で数字を上下させるときに左下のリング状ボタンを使うが、数値の増減とボタンの上下が逆なので、違和感が大きい。

カーソルの移動は左右のボタン、決定は真ん中の決定ボタンなんだから、数値の上下は決定ボタンの上下のボタンでするのが普通だろう。操作中の指の動線がでたらめだ。数値入力の際に、上下ボタンに他の機能が割り当てられているというのならともかく、その間は上下ボタンは反応しないのだ。上下ボタンで対象行を選択し、決定ボタンで編集モードに入ったら、上下ボタンは数値の上下に割り当てたほうが分かりやすい。

チャンネルボタンが使いにくい位置にある。このように頻繁に使うボタンは中心付近に置くべきだ。メニュー呼び出ししていない状態では決定キーの周りのボタンをチャンネルに割り当てればいい。
●操作体系
厳密にはユーザーインターフェースではないかもしれないが、起動に時間がかかることに戸惑った(もう慣れたが)。完全なコンピューターシステムの起動なので当然だが、これまでのビデオやテレビとは全く異なる。画面が表示されているのに音が出ないと、テレビの音量を触りたくなってくる。

メニューを実行すると元の画面まで戻ってしまうのは面倒。いろんなシーンで、メニューからメニュー項目を実行した後で、メニューに戻らないケースが多く、肩透かしを食ったような気持ちになることが多い。

クイックメニューボタンがあり、そのモードで使える機能がメニューで表示される(PCのポップアップメニューのようなイメージ)。これはいい。クイックメニューを使うことがRD-X4を快適に使うコツかもしれない。しかし、それにしてはボタンが小さい。

 台風の影響で天気が悪いのはわかっていたが、今日しかチャンスがないので行ってきた。

 雨はあまり降らなかったが、厚い雲に覆われ風も強く、水に入りたい天候ではなかった。いった所は湾の奥にある海水浴場なので、意外なほど波は少なかった。ほかに来ている海水浴客はほとんどいなかった。

 それでも、息子は意地で一時間ほど水に入っていたものの、くらげに刺されたことをきっかけに帰途に着いた。

 駐車場には車は1台。帰るまで一台もこなかった。

RD-X4 D1接続

 RD-X4とテレビをつなぐのにD1ケーブルを買ってみた。2600円もしたので、かなり迷った(^^;

 良く調べてから買えばよかったんだが、うちの家の東芝製フラットブラウン管テレビはプログレッシブ入力に対応していなかった。だから、D1でつないだからといっても、RD-X4の本領を発揮させることはできなかった_| ̄|○

●テレビ画面
 あまり変化は感じられなかった。もっと高品位な入力ソースなら差が付くのかもしれないが、アナログ地上波UHFを表示するのにはオーバースペックのようだ。

●DVDビデオ:アニメ
 試しに、娘のガンダムseedのDVDも使ってみたが、こちらもほとんど差はない。アニメ映像では差はつかないのかもしれない。

●DVDビデオ:ゲームのデモ

●DVDビデオ:映画
 

 なお、再生品質の限界は、ソース、経路、出力のうちの最低品質のものになる。これは、テレビに限らない。オーディオ機器でも一緒だ。どんな高品質な音源であっても、プレーヤー、アンプ、ケーブル類、スピーカーのうちどこかの品質が低ければ、それ以上の音は望めない。テレビ・ビデオも一緒だ。

 テレビの場合、機器の性能以前に、電波状況がネックだろう。うちの場合は、アナログ地上波UHFなので、その時点で終わっている可能性は高い。ビデオの場合はDVDであればソースとしては問題はないが、この場合はテレビ出力がネックとなりそうだ。これらは、どちらも、RD-X4とテレビを結ぶ付属のケーブルより品質が低そうだ。

 そうやって、冷静に考えてみると、うちの環境ではD1を使うこと自体に意味があるのかどうか疑わしくなった。ただ一つ言えるのは、「今の環境の中でできることはした」という満足感はあるということ。「D1なら画質が良くなるのかもしれない」と思いながら暮らすよりはマシだろう。

 ただ、高画質を売りにしているハイエンド機は多いが、それが自分の手持ちの環境(あるいは、近未来的に構築する環境)のなかで力を発揮出来るかどうかは考えておく必要があるだろう。将来といっても、10年とかいうスパンでは無意味だ。今選ぶテレビやビデオを10年間も使うかどうか分からないから。

エアコン取り付け完了

 先日購入したエアコンの取り付け工事が終わった。

 12時頃に来て、一人で取り外し、取り付けを行っていた。邪魔になってもいけないので、ベッドを動かして現れたほこりだらけの床の掃除だけした。

 去年は、即日取り付けも可能だったが、今年は3倍以上の工事で待ってもらっているとのことだった。

 俺の部屋と息子の部屋のエアコンは古くて温度調節が荒く冷えすぎて困る。だから、俺が寝る部屋のエアコンは今年は一度も使っていない。息子の部屋ものも、勉強するときだけ使うように言っている(守っているかどうかはわからないが)。娘の部屋についていたものは一番新しく引っ越し前は最高に快適だったが、引っ越ししてから使わずにいるうちに冷えなくなった。8月末頃に引っ越して、その秋くらいまでは使えていたが、翌年の夏に使おうとしたら調子が悪くなっていた。エアコンにまつわる思い出が浮かんできて嫌な気分になりそう(-_-)

 とにかく、娘の部屋は一番快適になった。これまで実際問題昼間に勉強することは不可能だったが、これをきっかけにしてくれればと思うが・・・

 ただ、今のところだけか、うちの近所だけか分からないが、夜の気温は低いので寝苦しくて困ることはない。今朝などは、窓を開けていたら寒くて夏布団をかぶったくらいだ。

RD-X4 ネット関係設定

 IPまでの設定は前のエントリに書いたので、ここではiEPGとメール予約の設定について。

●webサーバー
 RD-X4はhttpサーバー機能を持っていて本体側の設定を行える。イメージとしては、ルーターのような感じだ。webフォーム入力に慣れていれば簡単に設定ができる。

 文字入力などが伴うときには、これが使えないとやっていられないだろう。

 「webサーバー」と書けば、ここの読者なら何か引っかかるものがあるはずだ。そう、「外部からでも使えるんじゃねーの?」。答えは正解(なはず)。うちは自宅サーバーとして80をDuronサーバーに送っているので、ポートを変える必要がある。RD-X4のポートを変え、そのポートへのアクセスをRD-X4に送るようにルーターで設定すれば外部から予約の編集ができるはず。リモコンも使えるはずなので、誰かが家にいるときに心霊現象を起こさせることも可能だ。

 DVレコーダーからの入力を録画して、録画した画面のサムネイルでリモートカメラとしても使える・・・はず。残念ながら動画サーバー機能が無いので、動画をパソコンから観ることはできない。

 ま、予約くらいしか使い道は思いつかないが、ビデオがネットワークに繋がったことが実感できて楽しい。もちろん、Linuxマシンとしての解析が進んでいるAXならもっと高度なことができるだろうが。

●iEPG
 単体で番組表予約をサポートしていないRD-X4だが、ネットワークを通じて番組表から予約データを取り込むことができる。

 東芝のiEPGサイトに入るには、東芝のサイトで機器の登録をし、IDの発行を受けなければならない。

 次に、予約をするためのチャンネル設定をしなければならない。ここでまた新しいコード体系が現れる。本体側CHポジション、チャンネル名、チャンネルコード、局コード。このうち、本体側CHポジションは本体のチャンネル設定に使ったときのポジション、チャンネルコードはガイドチャンネルと同一でよさそうだった。チャンネル名は日本語文字列の一般に言う「毎日放送」とか「関西テレビ」に該当する文字列だった。局コードは全然違うもので、他のサイトから該当するコードを探してきてペーストする必要があった。

 ここで面倒だったのは、ユーザーインターフェースだ。下に本体で設定済のコードが出ているが、そこを直接編集はできずに、上にある一行の編集用フィールドで設定しなければならなかった。これは、本当に使いにくい。

 本体に登録したチャンネルをリストし、その右に付加する情報を入力するフィールドを置き、一番右に更新ボタンを置くのがいいと思う。あるいは、リストをクリックすると別ウィンドウを開くかすべきだ。

 せっかくネットワークへのアクセスが可能なのだから、本体のチャンネルと併せて設定できるはずだろう。

●eメール録画予約
 RD-X4はメールクライアント機能を持っていて、指定したpopサーバーにアクセスし、本文コマンドを解析して予約に反映させることができる。

 既存のアドレスでもいいが、混在すると面倒なので、専用のメールアドレスを作った。RD-X4での設定は、通常のメールアカウントの設定と同様だ。popサーバー、SMTPサーバー、メールアカウント、メールアドレス、パスワードを入れるだけだ。

 入出力先にもっと高度なものを求める場合にはさらに設定が必要かもしれないが、現行地上波しか視聴しないのならこれで設定は完了。次回以降のエントリでは使用感などをメモしたい。

RD-X4 設定

●ケーブル類の接続
 RCAコネクタはどれも金メッキをしてこだわりを感じさせる。しかし、電源ケーブルは、輸出を考えてか、直接ケーブルが本体から出ているものではなく、コネクタをつかうタイプだ。しかし、信号ケーブルと比べて、安物くさい細いコネクタにケーブルだ。

 この機種は多様な入力・出力を持っており、取扱説明書なしには設定が難しい。同じ形状のコネクタでも、入力・出力の方式や接続相手により使うコネクタが違う。音質・画質にこだわりがあり、衛星放送や有線などの入力機器を使い、高品位なモニタに出力したいような人にはいいのかもしれないが、我が家にはオーバースペックだった。

 かろうじて、東芝製テレビにD1コネクタがあるので、D1ケーブルを使ってみたいとは思っている。D1ケーブルを使った場合はプログレッシブ出力ができるが、テレビ側が対応しているのかどうかは不明。それ以前にプログレッシブ出力できるような高品位のソースを持っていない可能性が高い・・・

 アンテナは、「壁>RD-X4>video>TV」と多段接続した。録画したい番組がダブったときのためにもビデオを外したくないのでそうした。結果、テレビのチューナを使うとかなりノイズが入るようになった。分波器で分けてそれぞれにつないだほうがいいのかもしれない。ただ、ノイズは乗るが、3倍速で録画したビデオを見慣れているので大きな不満はないから、このまま使うつもり。

 イーサーケーブルの接続は、物理的に一番近いハブへストレートケーブルで行った。クロス・ストレート自動認識機能の付いたハブ・ルーターなら、付属のクロスケーブルを使っても構わないだろう。PCのLANポートと直結するときは当然クロスケーブルのみだ。

●時計
 こういう機器を買ったときは、まず時計を合わせるのが普通だし、そうしようと思った。しかし、直感的に(勘で)設定はできなかった。サンヨーのビデオは、リモコンに時計が内蔵されていて「時計あわせ」ボタンがあったので戸惑うことはなかった。リモコンの時計を合わせた後、本体に転送するだけだ。RD-X4の場合は、初期設定>初回設定>時刻設定とメニューを掘る必要がある。画面、リモコン、取説を見比べながらの作業を強いられた。

 時計の修正は、NHK教育テレビの時報を使うことでも行えるが、制約事項が多い。RD-X4にはメールによる予約登録機能があり、このオプションを使う場合には、電源を切っていても一日4回(電源が入っている場合は、指定した時間ごとに)メールのチェックを行う。この時に、タイムサーバーに接続して設定するオプションを設ければよかったと思う。

 将来的には、内蔵電池を電波時計にして欲しい。欲を言うなら、リモコンに電波時計を内蔵し、操作時に本体とシンクロすればいいだろう。リモコンにして欲しいというのは、電波の受信状態が悪いときに本体に内蔵していたら対応できなくなるから。壁際の低いところに置かれる本体より部屋の空間に置かれるリモコンのほうが受信条件がいいことが多いし、最悪でも窓際に置いて時計を合わせることも可能だから。

●チャンネル設定
 首都圏に住んでいる人で地上波しか観ない人は設定は不要だ。他の地方でもVHFを聴取している人は地方を選ぶだけでいいだろう。しかし、筆者が住んでいるのは、兵庫県西宮市だがUHF波を聴取している。
 兵庫県の地域コードは「神戸、姫路、明石、川西、灘、長田、北淡・垂水、三木」の8種類だ。西宮は、地理的には、神戸が近いがそれを選んでも正しくは設定されない。必要なのは、UHFの設定を使っているところから選ぶことなのだ。ためしに、姫路を選んだら、ほとんどのチャンネルが取得できた。しかし、それだけでは不十分で、受信チャンネルをメモっておいて、一つ一つ設定しなおさなければならなかった。

 こういうケースがあることについてもう少し説明があったほうがいい。西宮市はリストにないから、いろんなところを試してみようとも思うが、神戸市北区の人などは、神戸市に住んでいるにもかかわらず、地域では姫路を選ばなければならない。UHFの設定をしたことがあればすぐに気づくが、VHFの地域から引っ越してきた人などはかなり戸惑うだろう。取説のリストにVHF視聴域かUHF視聴域かを明記しておけばもうすこし分かりやすくなるだろう。

 結局、手動で設定しなければならないわけだが、取説が分かりにくい。ポジション、受信CH、ガイドチャンネルとがあり、言葉の説明が無いことが混乱の元だ。VHFなら、地域を選ぶだけで、すべてが同一になるのだろうが、UHFの場合は受信チャンネルが51とか36とかであり、一般に使うチャンネル数とは違う。

 ポジションというのは、RD-X4で使うときのアドレスのようなもので、RD-X4のリモコンや表示で使うだけだ。受信チャンネルとガイドチャンネルの関係さえ正しくしておけば、RD-X4でどんなポジションに入れても動作は困らない。しかし、分かり安さという意味で、ガイドチャンネルとポジションは同一にすべきだろう。「テレビや新聞で6チャンネルというのはRD-X4では3を押さなければならない」では混乱する。

 ポジションをユーザーに見せる必要はない。ガイドチャンネルの数字をそのまま使うようにすればいいのだ。ガイドチャンネルなんていわずに、RD-X4で使うチャンネル数として説明すればいい。実際にRD-X4のメモリのどこに入るかなんてユーザーには関係がないのだ。重要なのは、RD-X4で4チャンネルを選んだらその地域のテレビ欄の4チャンネルとして書いてあるチャンネルの番組が映るということだ。実際の受信チャンネルが51だろうが、46だろうが関係はない。

 カーナビのように、地域情報とオートスキャンを組み合わせられないのだろうか。もちろん、カーナビのような位置情報の取得は無理なので、地域は郵便番号を入れればいい。7桁のデータベースが容量的に厳しいなら、上位4桁だけを使うようにすれば十分だろう。郵便番号から適用する「受信チャンネル・ガイドチャンネル対応表」を呼び出せればいいのだから。

 ネット接続を活用すれば、もっと細かい設定も可能だろう。ネットならフルに7桁郵便番号を使ったチャンネル設定データベースを提供することは容易いはずだ。そして、地上はデジタルによるチャンネル変更のような事態も、サーバー側で対処できる。

●ネットワーク設定
 LAN経由でPCやメールで操作できるのがRD-X4の醍醐味だ。これを使わずしてRD-X4にした意味がない。対応OSにもMacOSXが載っているので安心だ。

 実は、買うまであまり知らなかったのだが、RD-X4はhttpサーバー機能を持っていて、ブラウザベースで操作ができる。だから、OSを選ばなかったのだった。バージョンに制限があるのはブラウザのバージョンに依存しているからだろう。

 うちでは関係はないが、直接接続する場合は本体のIPアドレスを固定しなければならない。こんなことしたら、モデムでネット接続しているユーザーは操作のたびに、ネットワークの接続先を変えて設定しなければならないだろう。排他的なので、どちらか一方しか使えない。当然、外部への接続が必要なiEPGも使えない。直接接続では、PCは高機能リモコンでしかない。ADSL以上の常時接続環境がのならRDシリーズを使うのはやめたほうがいいだろう。

 PCから接続できるように、RD-X4の設定を行う。DHCPでつないで構わないのなら(PCからRD-X4に割り当てられたIPアドレスが分かる環境ならば)、そのままで構わないが、固定IPを使いたい場合には、初期設定>ネットワーク設定を実行しなければならない。 うちの環境では、他のすべてのマシンを固定IPで運用しているので、固定IPした。

 自宅LAN+常時接続環境を構築したユーザーなら難しいことはない。MacからもwinXPからも操作が可能になる。リモコン機能もあり、リモコン固有の機能(リモコンの赤外線出力を利用したテレビコントロール)以外はすべての操作が可能になった。

日曜大工4

 これだけを切らなければならない。しかも、コンパネは縦に167のカットもしなければならない。


 炎天下と切れないのこ・・・切り終わるのに1時間近くかかった・・・


 組み立てに入るが、空間がないので作業が大変。後ろ側が構造の中心。電動ドライバーをフルに使ってガンガン締め付ける。


 裏返して前のメンバーを組み付ける。これで、構造材の組み付けは終了。一人では起こせないので、娘の帰宅を待つ。


 起こして、棚板を取り付ける。
 ここで、ドライバーの充電が切れ。充電池のパックは2つ付いていて、交換しながら使うが、連続で使っていると熱を持ち十分な充電ができなくなるのだ。充電器のインジケーターでフルになっていても10本もうたないうちにトルクが不足してくるのだ。

 ここで、またもやミスが判明(何回目?)。棚板を固定するための短い木ネジを買うのを忘れていた。そこで、このブレイクを使って木ネジの買い出しと夕食の準備&食事をした。


 しかし、食後にふと気づいたこと。「さっき買った木ネジって・・・25mmやったっけ?」・・・・「あかんやん」。

 そう、25mmはでかい箱で買っていてずっと使っていたものだった。必要なのは15mm程度のものだったのだ。ホームセンターに行ったときに、全然違うものに気を取られて何も考えずにかごにいれたのだった。

 食事を取り、後片付けをしながら思い出した。「あれ?短い木ネジって、前に子供の工作作るときに使った残りがあるかも」。で、収納庫をあさってみたら、あった。

 そんな、行き当たりばったりながら、出来上がった。
 
 構想2年、設計6ヶ月、製作2日の大作だった。次は、TV周りを何とかしたい。