ソニー・エリクソンのCDMA撤退

 CDMAが世界を席巻することはないのかも。当分はGSMで十分なのかも。

 これで、SO505iのAU版もCLIE CDMA2000x1版もなくなったな・・・元々なかったかもしれないけど・・・

 どこかの情報システムのように、リースが切れたら必ず新しいマシンにするアホばかりじゃないということだろう。だって、既存の資産を十分に使わずに投資ばかりしても利益なんかがあがらないよ。

Auのパケット割引の広告

 auのパケット使用料の広告で、6507のパケット使用料が2410になるとして1/3になると説明している。

 しかし、ここには定額の1200円が含まれていない。

 パケット割引料を含めたら、月額2400円以上使うヘビーユーザーでなければメリットはない。

 この広告の問題点は固定費用が発生することを十分に説明せずにパケット通信全体の費用が1/3になるかのような印象を与えることだ。このサービスは、「月額1200円払えば、パケット単価が1/3になるので、月々2400円以上使っている人にはメリットがある」というものだ。つまり、これまでかかっていたパケット使用料がトータルで1/3になるということではない。3000円使っている人では2200になるだけ。2000円程度しか使っていなかった人は損するのだ。もちろん、月額パケット使用料は10000円を超えるようなヘビーユーザーにはお勧めのプランだが、そんな人がどれだけいるんだろう。

 受け手が誤解することを前提として、というより期待して(?)、作っているとしか俺には思えない。

 ちなみに、固定費について、電車の中釣広告には小さく書いてある。注意深く見ない限り気付かないだろう。テレビcmに至っては、意識して探している俺ですら見つけられないほどだ。

 auとj-phoneについて注目するようになったから気付いただけで、docomoも似たようなことがイッパイあるんだろうな。

J-phoneは沈み行く泥舟か

 J-D06のデジカメ性能の使えなさにうんざりして機種変更を考えている。デザイン重視の俺としてはJ-phoneには魅力的な端末が見つからない。

 そこで、価格的にどうなのか、他のキャリアと比較してみる。といっても、天の邪鬼な俺はAUと比較するしかない。料金プランや割引プランがいっぱいあってどれが俺にあっているのかわかりにくい。

 次に、J-phoneのサイトで俺が今入っているプランを検証してみようと思った。ところが、そこには俺が入っているプランの説明は一切見当たらない。J-phoenはこれまで、分割・合併を繰り返し、地域ごとに基本料金プランや割引が違っていた。それを、vodaphoneになってから全国統一にした。今サイトにあるのは、統一プランだけだ。しかし、割引率が累積している既存ユーザーも、サービスの条件や内容を見直す情報を必要としているはずだ。

 前から、j-phoneは既存ユーザーへのサービス、特に端末価格の割引の低さが気にはなっていたが、既存サービスが存在しないかのような取扱は契約ユーザーがいる限りするべきではないだろう。

 新規ユーザーが戸惑うという理由は分かる。過去のプランでの新規加入を認めないのも構わない。しかし、既存ユーザーは加入時点で割引サービス料を前払している(俺の場合、家族割引と長期割引)。料金表のページの隅に「いついつ以前に加入された方のプランはこちら」というリンクを作って、既存のページへとリンクすればいい。更新する必要もない。

 まあ、実際には他のキャリアを知らないだけで似たようなものかもしれないが・・・

 夕方にメールで返事があった。素早い対応はいい。

 しかし、内容は予想通り。「サイトには載せていないので必要なら別途連絡する。あるいは、J-phone端末からのwebアクセスで見てくれ」というもの。何で、自分のプランを知るのに一々通信料を払ってアクセスしなきゃならないの?

 自分のステータスを知るのにアクセス料を払うのは嫌なので、プランの説明資料は郵送に決定。切手代を払って郵送するより、無料アクセスにして勝手に見れるようにする方が遥かにコストが小さいだろうに。それに、j-phoneはメールの設定を通常のwebサイトからもできるようになっている(他も多分なっているはず)。そこで、idとパスワードを使って単体で管理している。ということは、このページに携帯電話のステータスを表示にするだけでいい。まあ、こんな事をいってくるボケはあまりいないので個別対応しているだけかもしれないが(^^;

 データベースがバラバラで連携していないのだと思う。他地域での機種変更とかもj-phoneはできなかったりした(2年前)。端末の魅力のなさと相まって、キャリアを本気で替えたくなってきた。

57channels

「話すことがない」について示唆に富んだ詞がある。
 
I bought a bourgeois house in the Hollywood hills
With a truckload of hundred thousand dollar bills
Man came by to hook up my cable TV
We settled in for the night my baby and me
We switched ‘round and ‘round ‘til half-past dawn
There was fifty-seven channels and nothin’ on

Well now home entertainment was my baby’s wish
So I hopped into town for a satellite dish
I tied it to the top of my Japanese car
I came home and I pointed it out into the stars
A message came back from the great beyond
There’s fifty-seven channels and nothin’ on

Well we might’a made some friends with some billionaires
We might’a got all nice and friendly
If we’d made it upstairs
All I got was a note that said “Bye-bye John
Our love is fifty-seven channels and nothin’ on”

So I bought a .44 magnum it was solid steel cast
And in the blessed name of Elvis well I just let it blast
‘Til my TV lay in pieces there at my feet
And they busted me for disturbin’ the almighty peace
Judge said “What you got in your defense son?”
“Fifty-seven channels and nothin’ on”
I can see by your eyes friend you’re just about gone
Fifty-seven channels and nothin’ on…
Fifty-seven channels and nothin’

Copyright © 1992 Bruce Springsteen (ASCAP)

経済効果2

 昨日のレポート。良く見たら4~7月までの「生産誘発額」とやらがすでに396億も計上されている。優勝と関係ないやん。阪神は6月15日現在首位にいる。レポートによると関西の阪神ファンたちは去年に比べて月に1回(5000円)外食の頻度を増やしているらしい。・・・・そうか?

 優勝セールというのもくさい。だって、優勝セールが仮に100億円の売上があっても、元々の売上を差し引いておかないと意味が無いし、そのために、優勝セールと関係のない店の売上が減ることも計算に入れないと、経済全体に及ぼす影響を算定することはできないだろう。

 こういう統計は。いや、統計じゃない。このように恣意的な数字を作るためだけにでっち上げるようなものは統計と呼んではいけない。売り込むときにマスコミうけするための恣意的な数字でしかない。

経済効果

 阪神が優勝したら1133億の経済効果があるらしい。甲子園球場の入場者数は増えるだろうし、グッズや飲食物の売上も増えるだろう。しかし、球場に足を運んでビールを飲んで財布が軽くなったら、何処かでバランスを取るだろう。収入が増えるわけじゃないんだから。

 この記事は面白くてその算定基礎が載っている。これが笑える。本気で書いているとは思えない。「推定約146万人の成人ファンの気持ちが明るくなり、成人ファンの半数が月に一回、5000円程度の飲食費を増やす」。アホ

 こんな前提で作った虚構の数字をMicrosoft PowerPointでスライド風にして、黒っぽい3つボタンスーツに同系色のシャツとネクタイで決め、短髪を立たせ気味にしたヤングビジネスマンがプレゼンするんだろうか・・・鼻がひんまがった人ゴメンナサイね。

 そうそう、この冗談としてしか思えない「阪神優勝なら1133億円の経済効果・日本総研」の出所は日経新聞。数字を作ったのが日本総研というところらしい。

 でも、日本総研は偉い。何が偉いって、ここにそのレポートが載っている。さらに、担当者の名前と連絡先が明記されていること。これはなかなかできないことだ。せっかくだからここにも書いておこう。日本総研調査部 関西経済研究センター 小沢 06-6243-7380 ozawa.yasuhide@jri.co.jp 。

 このまま阪神が優勝したらいいなあ。ぜひこの人に1,113億の経済効果があがったか聞いてみたいね。

QUALIA

 SONYの新しいブランド。QUALIA。かっこいいし、お金持ちにはどんどん買ってもらったらいい。かっこいいしね。

 どうでもいいけど、ここに書かれていることには違和感。「QUALIA」を「脳の中にある『感じる力』」と定義している。そして、「経済価値の追求から感動価値の追求へ」とシフトするらしい。しかし、テレビやプロジェクタやCD、デジカメ。全部、再生機器じゃない。デジカメはそうでもないかもしれないが、テレビやプロジェクターなんて感動価値を作り出すもんじゃないだろう。NHKが盛んに宣伝しているハイビジョンテレビに感じる胡散臭さと一緒。

 自転車で少し離れた公園へ行ってへとへとになっているときに、小さなラジカセでお気に入りの音楽を聴くより、空調の効いた外界から遮断された空間でビデオやCDを楽しむことが「感動」なのか。

 もちろん、再生を否定しない。オリジナルにこだわることのほうが無意味だと思う。しかし、それが全てということではない。どんなに高品質にしようが再生は再生だ。

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 PCは今のところラインナップに入れる予定はないらし。難しいのは良く分かる。ステータスとなりうるスペックのものを作ってもあっという間にエントリーモデル並だから。でも、デジタル家電を出しておいてパソコンは既存のVAIOは手抜きっぽいだろう。

 ここで、SONYの社外マーケティング担当として、仕様を考えたい。皆さん(というほどたくさんの人はここを読んじゃいないだろうけどね)も、どんどん書き込むなり、皆さんのサイトで策定するなりして楽しもう。

 しかし、機能的にはAppleが提唱したデジタルハブしかないねえ。機能や規格は差別化できる性格のものではないからなあ。

 まあ、他の家電も似たようなものだから、見た目の奇抜さと金のかかったパッケージング、特別サービスくらいしかない。サービスでは、5年間のアップグレードサービスを50万くらいで行う。1年に一回最新CPUと新バージョンのOSへのアップグレード。さらに、マザーボードやHDもその時々に追加料金で交換可能というのはどうだ。

 金をかけてもいいのなら、パッケージングは比較的楽だろう。冷却は当然水冷でしょう。熱交換部を外に出して熱帯魚のヒーターにするというのはどうだ。というより、熱帯魚の水槽と一体化したパッケージ。熱帯魚の水温・給餌・水質管理もさせるのだ。もちろん、カメラで熱帯魚の映像をストリーミング放映するのだ。

 となれば、ケースは水槽に密着していても違和感のない大理石。というより、水槽のベース部部分に埋め込んでしまうのもいいね。

 PCのコントロールは全て音声認識とジェスチャーでやるようにする。

 キーボードはいらない。物を考えたり、調べたりといった能動的な行動をするためのツールをこのシリーズは目指していない。安楽で外界から閉ざされた地下室のようなところで、ぬくぬくと再生空間を楽しむのが「感動価値」だ。山に登る苦しみを知らずに、頂上の景色を楽しむのだ。人付き合いのしんどいところをすっ飛ばして、気持ちい所や楽しい上澄みだけを疑似体験するのだ。それがこのSONYの新しいコンセプトなのだ。(ほんとか?)

 たとえるなら、今のテレビバラエティみたいなものだ。アメリカで流行った形式をそのまま流したり、海外で作られた番組を垂れ流して芸能人がコメントをつけるだけとか、全くおんなじ形式の歌番組とか過去のテレビのダイジェスト再放送とか・・・・オリジナルで作る労力の数十分の一でできる。そんな番組を引きこもって楽しむのがQUALIAだ。

保留

 バイクのタンクの修理は保留中。タンク内の燃料を抜いてからでないとパテがつかないみたいなので、燃料を使い切ってからと思ったのだ。しかし、そんな都合よく週末に燃料を使い切れるはずがない。今日、5リッター入れた。これでちょうど週末に作業できる・・・・といいなあ。

 今日は英会話。あと4回。

 昨日の朝、テレビのニュースバラエティで爆笑した。飼っていワニを逃がして大騒ぎになったときの飼い主の様子について「かなり反省しているとのことで・・・」

 「かなり反省」?「深く」ではなく「かなり」ということは、少しは反省していない部分もあったのか。コメントを書いた人間は「こいつは反省が足りんな」と感じたんだろうか。

 と思っていたら、飼い主ほんとに反省していないらしかった。朝日新聞夕刊によると、「飼い続ける意思がないことをほのめかしている・・・」ということらしい。

 こいつ、捨てたな・・・