阪神が優勝したら1133億の経済効果があるらしい。甲子園球場の入場者数は増えるだろうし、グッズや飲食物の売上も増えるだろう。しかし、球場に足を運んでビールを飲んで財布が軽くなったら、何処かでバランスを取るだろう。収入が増えるわけじゃないんだから。
この記事は面白くてその算定基礎が載っている。これが笑える。本気で書いているとは思えない。「推定約146万人の成人ファンの気持ちが明るくなり、成人ファンの半数が月に一回、5000円程度の飲食費を増やす」。アホ
こんな前提で作った虚構の数字をMicrosoft PowerPointでスライド風にして、黒っぽい3つボタンスーツに同系色のシャツとネクタイで決め、短髪を立たせ気味にしたヤングビジネスマンがプレゼンするんだろうか・・・鼻がひんまがった人ゴメンナサイね。
そうそう、この冗談としてしか思えない「阪神優勝なら1133億円の経済効果・日本総研」の出所は日経新聞。数字を作ったのが日本総研というところらしい。
でも、日本総研は偉い。何が偉いって、ここにそのレポートが載っている。さらに、担当者の名前と連絡先が明記されていること。これはなかなかできないことだ。せっかくだからここにも書いておこう。日本総研調査部 関西経済研究センター 小沢 06-6243-7380 ozawa.yasuhide@jri.co.jp 。
このまま阪神が優勝したらいいなあ。ぜひこの人に1,113億の経済効果があがったか聞いてみたいね。