ソフトバンクBBと日本テレコム、公衆無線LAN「BBモバイルポイント」開始 : IT Pro ニュース
ソフトバンクBBは8月29日、10月2日に試験サービスの終了を予定していた「Yahoo! BBモバイル」と日本テレコムの「モバイルポイント」を統合すると発表した。新サービスの名称は「BBモバイルポイント」で開始は10月3日から。
▲BBモバイルポイントのロゴマーク両サービスで展開していたアクセスポイントを統合し、提供エリアはJR各社の主要53駅や飲食店、ガソリンスタンド、喫茶店など全国で約820個所になる。今後の提供主体は日本テレコムで、プロバイダー向けへの卸売り事業に注力していく。現時点で採用を表明しているのは、関西電力系通信事業者のケイ・オプティコム。同社のサービスを利用しているユーザーに対し、11月1日より月額1260円で提供する。
さっそくeoのプレスリリースを調べると
「BBモバイルポイント for eo」は、日本テレコムが提供する公衆無線LANサービス
「BBモバイルポイント」のインターネット接続が利用できるサービスです。
しかし、調べてみるとJRの駅の一部とマクドナルドの一部でしかない。yahooBBユーザー向けの追加月額290円なら納得いくが、1280円も払えるサービスか?ソフトバンクの卸値が高い可能性はあるが、この価格でこのサービス内容でつりあうと考えているとしたら甘い。
eoのサービスは、サービスメニューのためのサービスでしかないように感じる。実際に使っている人間がいなくても、宣伝の時には、「XXもあります」と使えるから。eoフリースポットなどは、サイト作成、メンテナンス、印刷物のコストのほうがスポット運営にかかる費用より多いかもしれない。
足回りの回線網を持っている、PHS網を運営している組織なら、回線を借りるようなことをしなくてもいいはずだろう。本気でユーザーのことを考えるのなら、phs基地局にアクセスポイントを置くくらいのことができないのか。そして、livedoorが関西進出を諦めるような市場を作ってしまえばいいのだ。こんなことはビジネスの基本だろうに。
iPod+iTMSが市場に与えた影響を見てみるといい。初期からMP3プレーヤーで頑張ってきたRIOが撤退したのはなぜか。日本の音楽配信サービスがiTMSに踏み潰されたのはなぜか。iTMS+iPodが他のサービスやプレーヤーと比べてダントツな満足度を得られるのはなぜか?
身近な例として、YahooBBがISDNを半年くらいで駆逐してしまったのはなぜか?
eoの経営陣は競争をしたことがないインフラ企業出身だから分からないのだろうか?それとも、銀行とか役所の天下りだから自分で責任を持って仕事をしたことがないのか・・・
ホリエモンは好きなタイプではないし、株取引とはったりしかないようなビジネスなどつぶれてしまえと思っているが、すくなくともリスクは自分で負っているところは見逃してはいけない。アメリカ資本の手先となって日本放送の買収を持ちかけ、フジテレビの株主から数百億を絞ってアメリカのファンドに儲けさせたが、全面に出て集中砲火を浴びたのは堀江社長だけだった。少なくとも、リスクを恐れて、使い物にならないクソサービスを次々作っては、資源をどぶに捨てているeoよりはましだ。