UX50:スポット in 関西

 無線LAN内蔵のUX50を入手した(まだ手にしてないけど)ので、公衆無線LAN に興味を持った。調べてみると、どのサービスも一般に普及するにはほど遠い密度でしかカバーされていない。使えるのは、そこにスポットがあると知ってくるヲタだけだろう。

 関西で光ファイバー網を展開するeoはそのインフラを利用したモバイルを展開している。eo64という定額PHSデータ通信だ。使用エリアの電波状況が良くて手持ちの機材が専用のカードに対応していれば悪くないサービスだ。後一つは、無線LANスポットだ。デモの性格が強いようで、初期の申し込み料(eo会員は300円、それ以外は500円)だけで利用料は無料だ。しかし、eoスポットでサービスエリアを見てがっかりした。全部で4カ所、うち一カ所は関西電力の本社ビルだって…まあ、無料のサービスに多くを望むこと自体無理があるかもしれない。

 つらつらと見回っていたら、いくとこガイドというサイトがあった。サービスに依存せずに、横断的にホットスポットが検索できるというものだ。それなりの密度であるように見えるが、大半は商業施設の店舗だ。そして、事業者はバラバラ。安く使おうとするとどこかの事業者のサービスに入るしかない。契約中の回線業者がやっていればオプションだけで利用できる可能性は高いが、スポットの数は大きく制限される。逆に、wireless Gateというサービスを使えば、ローミングで複数の業者のスポットを使う事が可能だが、基本料金210円+2時間315円と高価だ。しかも、この2時間というのは一つのスポットで一回に課金する単位だ。待ち合わせのときに一寸つないで、帰りに同じ所でエントリを一つポストしようとしたらまた課金されるという事だ。モバイルの使い方が全然分かっていない。

 これらを見ると、livedoorの無線LANがどれだけ革命的なのか分かる。重要なのは時間より、回数。そして、公共空間という事だ。ちょっと何かを調べたいというときに、わざわざコーヒーショップに入って席を探してコーヒーを飲んでというのでは意味がない。それでは、グレー電話を探していたような時代と大差がない。

 それと、密度も重要だ。いくとこガイドによると、公衆無線LANのスポットは、無料2300カ所、有料3700カ所の計6000カ所らしい。全国でだ。それに対して、livedoorのものは山手線内に2000カ所(予定だが)。このエリア内の有料ホットスポットはほぼ全滅だろう。

 いろいろ書いたが、eoスポットだけ申し込んだ。ヨドバシカメラの前で試してみたいから。

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