充電がUSBでできるのは便利このうえない。しかし、USBポートには多少制限がある。
一つは、shuffleが多くのUSBケーブルのコネクタより大きい事による物理的制約。このため、単独でもポートに挿せない場合がある。並列したポートを別のUSBデバイスで使っている場合はなおさらだ。ポートが縦並びのマシンは問題はない。しかし、iMacG5のように後にしかUSBポートがないマシンはshuffleのつけはずしに苦労するだろうし、前の場合は危険だ(デスクトップマシンのフロントポートに挿入していたshuffleを引っ掛けて壊したという写真を見たことがある)。これらの場合もハブか延長ポートは必須と思われる。まあ、物理的な制約については、通常のスティックタイプのUSBメモリカードと共通なので、それほど大きな問題ではないかもしれない(既に克服されているかもしれないという意味)。
二つは、USBポートの給電容量不足により、充電できないケースがあること。USBの仕様を満たしたポートでも、高電圧タイプのUSBポートでなければならないらしい。さらにappleの純正キーボードについているUSBポートでは充電できないのもイマイチ。また、俺の場合はUSBハブをACアダプタをつけずに使っているが、充電にかなり時間がかかるようだ。通常なら4時間で緑に代わるはずのLEDが相当長時間充電しないと緑色に変わらない。この問題で一番困るのは、自分の使っている環境のUSBポートが高電圧なのか違うのかは普通には分からないということだ。そんなことを意識することは無いし、どこにも書いていない。(新しいUSB2.0対応のマシンなら問題はないのかもしれないが環境がないので分からない。)
これ自体は、iPod shuffleの責任ではないが、実用上注意が必要となるかもしれない。これらは、給電機能付きUSBハブを使うことで回避できることが多い。給電機能付きUSBハブなら安定して給電できるはずだ。また、ポートの増設にもなり一挙両得だろう。
そして、少し特殊かもしれないが、俺の環境では他の問題も発生している。USBハブを介してのデータ転送が不安定なのだ。転送途中にプログレスバーが止まってそれっきりになってしまう。iTuneを強制終了させてiMacを再起動するしかなくなる。最悪の場合はシステムもフリーズしてしまう。以前からvisorのホットシンクが失敗することがしょっちゅうなのでiMacとハブの相性が悪いのかもしれない。ただ、困るのはvisorのホットシンクは転送が止まったときにタイムアウトで失敗のダイアログを出してくれるが、iTuneはいつまでもそのままだということ。このため、iPodのファイルシステムが破壊されることがある(最悪は修復しなければならなくなる)。それを回避しようと本体のUSBポートを使おうとしたが、こちらは、USBポートの形状のせいでコネクタが届かない(現在は、使っていないiMacの純正キーボードを使って凌いでいる)。「iPod shuffle を iMac G3 および eMac で充電するには」
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