復活!!

empty 11月18日から約3週間、やっとサーバが復活した。

 次々に襲い来るトラブルをもぐらたたきをするようにつぶして行ったのだった。HDDの調子が悪くなったと勘違いして換装したり、インストールできなくて光学ドライブを買ったり、チップセットファンが動かなくなったりして何とか移行を完了したと思ったら電源が入らなくなり、マザーボードを買ったり、電源つきケースを買ったり、組み上げに失敗してCPUを焼いて、その代わりにCPUを買ったりした・・・

 コンプリートのショップPCだったが、残っているのはメモリとマザーボード(壊れたと勘違いしただけでこちらのほうが調子がいいのでこちらをつかうことにした)だけだ。冷静に考えれば、ほぼPC一台分のパーツだ。この機会に、ATXにしとけばよかったかも・・・

 サーバ自体は3日に復活していたが、MovableTypeが動かなかった。電源が壊れた日に再起動をエンドレスに繰り返していたのでそのときにたまたま書き込み動作をしていておかしくなったのだろう。前のページは見えるのにエントリの編集ができなくなっていた。ファイルシステムがおかしくなったのかもしれない。

kaiseki 今朝、ちょっと見たら、トップが右のようになっていた。「ん、これは」と思って、確認したらちゃんと編集できるようになっていた。どうやら、トラックバックスパマーのおかげらしい。トラックバックが入って、再構築がかり壊れたファイル(ロックして放置された何か)が上書きされるか消されるかしたのだろう。予測でしかないが、電源が壊れたのは午前4時頃(忍者のアクセスがそこから止まっていた)だから、そのときにたまたま更新がかかるようなアクセス(コメントかトラックバック)をしてきていたとしたら、海外のスパマーくらいしかない。で、トラックバック関係のファイルにゴミが残り通常の編集ができなくなっていた。しかも、そこはトラックバックを受けないと更新されないファイルだったとしたら辻褄が合う。

 右のウィンドウは、久しぶりに復活した時のこのページ。長期間エントリできなかったので、「last5days」設定になっている本文は真っ白。右上のカレンダーは月代わり後にエントリしなかったのでphpがエラーを吐いている。

 ただし、カテゴリーアーカイブが動かないのは当然のことながら直っていない…orz

 右下に追加したのは、忍者のログ。11月18日に止まったのが一目瞭然。止まっている間もアクセスがあるのは、どなたかがキャッシュに入っているこのサイトのページを開いたためだろう。

MovableTypeが動かない理由

 こうなった原因ははっきりしている。電源が逝った朝に再起動を繰り返していたから、なんらかの書き込み動作をしているときに電源が切れて不正なデータが書き込まれたのだろう。

 うちのサーバのメインアプリともいえるMovableType?が動かないから困った。しかも中途半端に・・・

 ログインはできるし、エントリの一覧も見える。検索もできる。新規入力もできる。しかし、編集ができない。全く理由が分からない。ウェブアプリは関係するソフトが多いのでどれをどうすればいいのか分かりにくい。

怪しい順に書いてみると・・・
1. ファイルシステム
2. MySQLのデータベース
3. MovableType?
4. BIND
5. Apache

MovableType?以下は静的ファイル(html、ログ、キャッシュ)の書き出ししかしないので、それ自体が破壊されることはないだろう。

ちなみに、ブラウザも起動しなくなっているのでHDDトラブルの可能性が大きいのかも_| ̄|○

古いHDDから起動したら、当然の事ながら正常に動作するのでこの環境に戻してみるか・・・

ハードはOKだが

 決して変な意味ではない。サーバのハードが復活したが…という意味だ。

 BBSのスクリプトはちゃんと動いていたので安心していたが、MovableTypeが動かない。それも、一部の機能が動かない。一部と言っても、メインの機能だからどうしようもない。全然理由が思い当たらない。

 電源が逝った日の朝、2時間くらい再起動を繰り返していたようなので、そのときに何かあったのかもしれないが…そうなるとどうやってリカバーすればいいのか分からない…

 MySQLが壊れていたらどうすればいいんだろう…orz

トラックバックスパマー

 更新アンテナの上位に押し上げてくれるトラックバックスパマー。「ぱむあん。」の上位を巡回されている方にはご迷惑をおかけしています。日に1本以下のペースですし時事問題扱わないので、更新が上に着たからといってクリックしないことをお勧めします。RSSに入れてしまうのが一番かと思いますが。

 そんな働き者のトラックバックスパマーだが、2~3日前から業者が変わったらしい。というか、業者は一緒でクライアントが変わったのかもしれない。先日まではギャンブル系で今はローン関係ばっかりだ。それも、新学期で物入りな学生狙いか、student loanがしつこい。

 そろそろ、2.661は限界か・・・サーバーのHDDを交換するついでにディストロを換えてMTも3.2に・・・危険かなぁ・・・

 ちなみに、メールはかなりブロックが出来るようになった。lolipopのフィルターとyahooのフィルターで迷惑メールがケータイに届くことはほとんど無くなった(以前は20本/日)。もうちょっと細かい設定ができると面白いが、実害はほとんどない。

 今届いているメールで大量にパケットを消費しているのは、メルマガだ。これは、きりがつくまではやめられない・・・

企業内ブログ

ENSIS: 社内ブログのネガティブな意見が聞きたい

だが、それが会社となると、微妙だ。

 ネガティブな意見なら山ほど書けるが、自分で書いたらぼやきになるから他から探してみた。 

 「社内ブログは新しい社内コミュニケーションツールになるか? – Alternative 笑門来福 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]」はベンチャー企業の社長が、社内の情報共有・流通ツールとしてブログを導入することについて肯定的に書いたエントリだが、ここにもネガティブ意見は見出せる。それは、コメント内の「私は、新しい提案をかなりドキドキしながらも自分なりに消化しながらGOを出すのが仕事です(笑)。」だ。つまり、ブログなどという、数年前には言葉すら存在しなかったツールを、自分なりに消化してGoサインを出せる経営者が必要ということだ。これがいないのが日本の大半の企業だ。

 次は、かなり前に書かれた、「CNET Japan Blog – 梅田望夫・英語で読むITトレンド:日本企業こそBlogに対して戦略的取り組みを」というエントリに寄せられたコメントとトラックバック。どれも、個人ブロッガーが書いた現場の姿が痛い。

 そして、上のエントリに対する梅田氏自らのフォロー「CNET Japan Blog – 梅田望夫・英語で読むITトレンド:日本企業が社内情報を生かせるようになるには経営的な課題が多い」。

 これらはすべて「評価不在の日本企業」でくくれるのではないかと思っているが、ひょっとしたら「日本社会」とすべきかもしれない。

#時間があって考えがまとまったら別の機会に書くかもしれないが、痛すぎてくじけそうなので無理かも・・・

三日坊主は繰り返す:ブロガーの平均寿命

ブロガーの平均寿命 [dh’s memoranda]

# 平均寿命: 38.2日
# 平均投稿間隔: 3.6日
# 三日坊主率: 47%
全ブログのうち、上記の寿命が 3日間以下のものの比率です。ちなみに、60日を超えたブログは25%です。

 ビジネスとかユーザー数X十万とか言っても、大半は残骸だ。残っているサイトは、blogブーム以前から書き続けているヲタとエロばかりらしい。

 このことは、俺の少ない経験でも傍証できる。コメントのときにURLを入れてくれたりトラックバックしてくれたり、エントリに書いたURLの多くが既にデッドリンクになっている。

 そういえば、2年ほど前、メルマガにもそんな時期があった。メルマガ配信会社の社長が「だれしも、聞いて欲しいことがある。日記をwebで公開しているのもそのためだ。メルマガならhtmlの知識も要らないしケータイでも配信できる。これからはメルマガの時代だ。興味のある人が登録しているので広告効果も高い。数年後には日本人の大半がメルマガの送信者になる。」と語っていた。

 そのとき、「そんなことになるはずが無い」という指摘をして、正しかったと思っている(正しかったからって、何も得るものはないが・・・)。今回のblogブームについても同じ感想。書きたい気持ちと書くことと、書ける時間が揃わない限りblogを続けるのは難しい。これらが3つとも揃っているのは、ほんの一部でしかない。

企業内blogの活用と評価について

ITmedia エンタープライズ:Google、「企業内Blog」に大きなメリットを実感

GoogleはBlogサービス会社のBloggerを2003年初めに買収した直後に、従業員用に社内Blogを導入した。導入後、Google社員は社内Blogで多くの有用かつクリエイティブな使い道を見つけたと、GoogleのBloggerプロダクトマネジャー、ジェイソン・ゴールドマン氏は説明する。

 さすがにgoogle。グループウェアソフトを導入しても使い方の分からない企業(組織)とのレベルの違いがくっきりだ。

 blogの使い方を、従来のwebサイトの延長上でしか考えていないようなビジネス記事が多い。ここでも何回か引用したが、効果の一つとして「検索エンジンで上位に来る」といった、普遍性のないblogの本質でもないことをメリットとして挙げている文をよく見た。

 ところが、googleは違った。社内の情報共有に使ったのだ。「ナレッジマネジメントツールとしてつかえないか」といった指摘は他でも読んだし、ここにも(かなりレベルは低いが)書いた。googleがすごいのは、これを実現してしまったことだ。空想(妄想)するのと、実際に効果を上げるのとは全然違う。

 この記事を使って、日本のSI企業もblogをサービスのメニューに加える(すでに加えいてるところもある)だろう。しかし、「うちの会社でも」と思っても無理。あなたの会社の社員はgoogleの社員のレベルかどうか考えれば分かる。そして、組織の風土がそれを受け入れられるかどうかも考えてみるべき。日本の企業の99%までが失敗だろう。

 ちなみに、俺は自分が属する会社では使えないと思ったし、使おうとも思わなかった。この判断に誤りはなかったと思う。というより、確信している。それは、googleの記事を読んでも微塵も揺るがない。

 これは、個人の仕事の価値の評価の問題だからだ。情報を発信できる人間。トラックバックやコメントのたくさんつくエントリーをかける人間を高く評価できるかどうかにかかっているのだ。自分で掴んだノウハウや情報を公開することに対する評価がなければ、誰が手間をかけてエントリーを書くだろう。上司の機嫌を伺って、上司の見えるところで、上司の分かる仕事だけをやっているような人間が高く評価を受けるような組織で、他部署の人間が喜んでくれるような情報を公開するはずが無い。

 また、組織のメンバーへのリスペクトも重要だ。なぜなら、人は自分が評価されたいと思う人からの評価を最高の評価と感じるからだ。尊敬に値しないと思っている相手から高い評価受けても何一つ嬉しくないだろう。

 だから、俺の勤めている会社では絶対に無理。他の日本の企業の多くでも無理だと確信するのだ。

はぁ?ほんとに分かってんの?

 記事の全文は登録(無料)しないと読めないかもしれないが、既存メディアがblogを煽っている記事。gmoの社長をはじめ成功事例を語る人たちがたくさん掲載されている。こういう報道にバブルの香りをかぎつけるのは俺だけかな。

 こういう煽りは、「個人ホームページで情報発信。広がる輪」とかいう文脈で散々読んだような気がするが・・・

ブログは日記サイトや掲示板とは異なる:競争優位を獲得する最新IT経営戦略

 これまでも個人ユーザーが運営する日記サイトや掲示板サイトなどは数多く存在した。GMOの熊谷氏によると、ブログがこれらと一線を画すのは次のような特徴と機能においてである。

(1)開設やコンテンツ更新が簡単
ユーザーにHTMLやアップロードの知識がなくても、簡単にブログのページを立ち上げることができる。またブラウザーやメール、あるいは携帯電話を使って簡単にコンテンツを追加・更新していくことができる。

(2)テンプレートが豊富で、カスタマイズが自由
デザインや機能のテンプレートが豊富に用意されている。また、ブラウザーから簡単にブログのデザインや機能などをカスタマイズすることもできる。

(3)コメント機能
記事に対し、他のユーザーが気軽にコメントを書き込むことができる。またコメントを「受け付ける」「受け付けない」といった設定も簡単にできる。

(4)トラックバック機能
他のユーザーのブログからリンクされたり、こちらからリンクをはったりすることが、トラックバックPINGを送信することによって簡単にできる。

(5)XMLによるコンテンツ読み込み
XML(Extensible Markup Language)をベースにしたデータベースの一種なので、書き込みのカテゴリー分類や検索が簡単にできる。また「RSS(RDF Site Summary)」と呼ばれるサイトの内容を簡単に記述できるフォーマットを使えば、自分のブログに他のブログのコンテンツを自動的に表示させたり、他のブログに自分のブログのコンテンツを表示させることができる。

(6)検索サイトの上位にランクされやすい
Googleなどの検索エンジンで上位にランクされやすくなる。理由としては、トラックバックなどにより多くのリンクを張ってもらうことによって、検索エンジンのページランキングで上位に上がりやすいことや、メタタグを利用するブログの構造自体が検索エンジンに拾われやすいといったことが考えられる。

 この記事ではblogは楽天やlivedoorで提供されるものであることが前提となっているようだ。自分のサーバーでMTを構築するようなヲタは少数かもしれないが、定義に「簡単に開設できる」と書くのには違和感がある。テンプレートについても同様。テンプレートが豊富だったりするのは一部のレンタルblogの提供するものであってblogがblogであるために必須なものではないだろう。

 また、「検索サイトの上位にランクされやすい」というのもgoogleの対応で今後どうなるかなんて分からないし、たまたまそうだったということでしかない。

 なのに、この記事では「ビジネス利用の本番を迎えるblog」というタイトルまでついている。ビジネス利用って何?事例では、企業での公開webサイトや社内での情報共有が例にあがっているが、どれも、ゴリゴリのプロがカスタマイズしたようなサイトばかりで、上に挙げたようなメリットなんかちっとも活かされてないものばかりだ。

 だいたい、社内のクローズドCMSとして使うときにgoogleのランキングやコメント・トラックバックなんてあるのか?そんなもん、掲示板かwikiのほうがはるかに良くないか?(wikiはヲタ丸出しかもしれんが・・・・)