それは希望じゃなく妄想。>露と消えた日本メーカーの希望 MSの自社製タブレット発表で

日本メーカーがAndroid市場においても完全な負け組である事には賛同する。が、このライターはまだ分かっていない。日本メーカーは負け組の Android の一角ではない。「日本メーカーは Android 市場の中での負け組で一角というような存在感を持っていない」が正解だ。Android 市場では Samsung と Amazon だけが現状の生き残り組だろう(2012-1Q で kindle fire は失速したという報道もあったが)。

 それと、この記事では、Windows 8 タブレットを MS が出すことで、息の根を止められたような論調だがこれも間違い。Microsoft が Windows 8 タブレットを出す前から Windows 8 端末で日本メーカーの名前なんか全然聞いていない。Windows 8 市場が成功するか失敗するかはわからないが(慎重ww)、その市場の中での競争は Android 市場と一緒だ。Windows 8 端末を発表しているメーカーは全て Android 市場の上位を占めるメーカばかりだろう。Android 市場で全く歯が立たない相手と Windows 8 市場で戦ったって結果は見えている。

 そういえば、iPad 2012 の仕様が発表になった時に、「日本メーカーにもチャンス」と言ったらしい日本メーカーの技術者は Windows 8 をどう考えているのだろう。

露と消えた日本メーカーの希望 マイクロソフトの自社製タブレット発表で – Japan Real Time – jp.WSJ.com

次世代基本ソフト(OS)「Windows(ウィンドウズ)8」に、急成長中のタブレット端末市場への参入に対するかすかな希望を託していた日本の電子機器メーカーにとって、マイクロソフトが自社製品でタブレット市場に参入すると発表したことで、その希望はほぼ打ち砕かれてしまった。

タブレット市場はアップルの端末「iPad(アイパッド)」の独壇場となっており、日本メーカーもグーグルのOS「Android(アドロイド)」を採用する負け組の一角に位置している。ソニーやパナソニックをはじめとする日本メーカーにとって、アンドロイドを採用するか、最初のタブレット端末ブームに乗り遅れるか、それ以外にほとんど選択肢はなかった。だが、アンドロイド搭載端末の場合、多くの競合が同じOSを使用しているため、差別化は困難だとメーカー幹部らはもらしていた。

そのため、圧倒的市場地位を誇るマイクロソフトのOS「ウィンドウズ」の次世代版「ウィンドウズ8」にわずかな期待を寄せる向きが業界にはあった。ウィンドウズ8が発売されれば、タブレット市場がもっと多くのビジネスユーザーに開放され、日本メーカーにとってはたとえ時間がかかるとしても、世界のタブレット市場でシェアを獲得できるチャンスが訪れる可能性があるとみていたためだ。

だがマイクロソフトの自社製タブレット開発の決定によって、そうしたもくろみは外れることになった。それはマイクロソフトにとって、他社製コンピューターで実行可能なソフトウエアを開発するという従来のビジネスモデルとの決別を意味する。ウィンドウズ8搭載タブレット端末を他のメーカーが開発するにしても、今後はマイクロソフトとも争うことになる。

マイクロソフトは新型タブレット「Surface(サーフェス)」の価格を公表していないが、自社製タブレット開発の発表は簡易ブログサイト「ツイッター」で大きな話題を呼び、「タブレット」「サーフェス」「マイクロソフト」の3語は日本でトレンドのトップ5に入っている。

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