Great!! WoodStreamのデジタル生活 : 第180回 Surface買いました!!

WoodStreamのデジタル生活 : 第180回 Surface買いました!!(再).

WoodStream の木沢さんが期待通り Surface RT を買われたらしい。デジタル系podcast の取り巻きとしては「当然」といったところだろう。ご本人は119macにゲスト出演された時に「Mac のpodcast している人は新製品をすぐに買う」と違和感を表明されていたが、「失敗は発売日に買わなかったこと」とまで言っていたww 新しいガジェットを入手したヲタ丸出しで、嬉しい様子が伝わってきて楽しめた。

 木沢さんにかぎらずこのような傾向はある。自分もものを買った時にはここに書くことが多いが、それは「自分が行った選択を正当化する」という心理的圧力によるものもだろう。良かったところを書き連ねることで自分の判断の正しさを確認するのだ(その割にネガティブ意見が多いのは自分の人格的な問題だww)。さらに、他のユーザやレビュー記事を探してそれを補完する。

 こうするとどうなるか。そう、社会と乖離してしまうのだ。同じ趣味の人間ばかり集めた TL を読んでいると、世間の人全員が iPhone に興味を持っているように勘違いしてしまう。iPhone に限らない iPad や Surface RT、Windows 8、アニメ、映画….なんでもそうだ。自分も数年前、ワンスピンドルの安価なノートPCが流行ると思っていたが、実際には全く存在感なく消えてしまった。去年から話題の Ultrabook も、自分が Windows 機を買うならこのカテゴリ(実際には Macbook Air だろうが)にすると思うが、世間では光学ドライブ、テンキー付きのフルサイズノートPCのほうがはるかに売れている。

 ただ、こういう番組や声はネット上では Apple 製品に比べて少数派なので、興味深い。数では未だに圧倒的なシェアを持っている Windows だが、その大半は Windows を選んで使っているのではなく、管理上の都合で Windows に統一している企業ユーザなのだろう。そして、会社のパソコンでパソコンに馴染むようになった人が自宅用にパソコンを買うときに、何の疑問もなく、というよりOSという概念すら無いままに選択するのが Windows だからだろう。自分としては、そういう人より、木沢さんのように Windows が好きで使っている人の意見や感想を聴くのは Apple ユーザのレビューを見聞きするのと同じくらい興味深く楽しい。ワンボタンの声119mac のように長く続いて欲しい。

 

 

InternetExplorer と Office が入っていることが最大のメリット

個人ユーザ全員が Office を必要としているわけではない。それに、「Office だけでも3万円するんだからSurface RT は安い」とも言っていたが、必要としていなければ宝の持ち腐れだ。

InternetExplorer はウェブの標準に即している

IE4が多くの Windows 95 ユーザをトラブルに巻き込み、最悪のウィルスと呼ばれていたのを知っている世代としては、納得出来ない。IE6のサポートが打ち切られた時に Microsoft の社員もお祝いしてなかったっけ?IEが「標準」と勘違いして呼ばれるのは数が多くて受け渡しに便利だからに過ぎない。標準の技術に沿って作られているかどうかは別問題だ。もちろん、Microsoft が心を入れ替えて今のバージョンでは W3C の標準にそっているのなら問題はないが・・・

IME が優秀で日本語入力が快適

Mac や iOS 純正よりはましなのかもしれないが、Android 上の Google 日本語入力や ATOK より上なんだろうか。木沢さんは MS IME こそが最高の日本語変換ソフトと思っているんだろうか。自分は Windows 上でも Google 日本語入力を使っていて、システム標準の日本語変換ソフトより優秀だと感じているが。

ノートPCとの比較

ネットブックPCを手放して購入資金を捻出されたそうだが、Surface のコンセプトは”タブレットよりノートPC” なのだから、ノートPCを持っている人間がSurface RT に乗り換えるのは逆ではないのかと思った。

使い慣れた開発環境が使えるのでアプリ開発ができる

Surface の開発環境に慣れているのは木沢さんの個人的な事情であって、Java や Objective-C に親しんでいる人にとっては逆の評価だろう。というより、大半のユーザにとって開発など無縁の世界だろう。ビジネスとして成功といわれるにはそういう層に売れなければならない。コンシューマー用のモバイル端末にとって開発環境は評価項目ではないだろう。

iOS や Android に比べてアプリが不足していると言われる Surface だがメジャーなアプリは対応しているので困らない

大筋で同意。自分の iPhone には130本のアプリが入っていてるが、大半の時間を過ごすのは数本のアプリだ。自分にとってのキラーアプリがあれば全体の本数は無関係だろう。ただ、全体の本数が多ければ多いほどキラーアプリと出会える確率が高くなるのも道理だし、そういうアプリとの出会いを求めて試すのもヲタの楽しみだ。

ヨドバシカメラにあるものを全て買う人などいない。小さな電器屋でも生活に必要なものくらいは揃うはずだ。しかし、選択肢は広いほうが買い物も楽しいし、予想外のものや珍しいものに出会える可能性も高くなる。

それに、Microsoft はMac OS に対するアドバンテージを「対応するアプリが多い」ことをまっさきにあげていたし、Surface pro でもそう言っている。にも関わらず Surface RT では「アプリは数じゃない」というのは納得出来ない。

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