Google、「Nexus 4」「Nexus 10」、32Gバイトの「Nexus 7」

 Google もついに 10 インチで iPad と直接対決だ。NEXUS というシリーズ名は Android の標準機としてのイメージを浸透させた(と、思うが、非ヲタはどうなんだろう)。複数のメーカーから調達することで、Motorola 買収で懸念された Android メーカーとの関係を良好に保つことも貢献しただろう。4,7,10 全てが別のメーカーなのは偶然や、競争入札の結果だけではないだろう。

 Samsung は Apple への依存を減らすいいチャンスだ。自社の ARM 互換プロセッサは Apple の A6 を作るより利益率は高いだろうし、Retina を作る技術を応用して自社ブランドのタブレットを作ることができるのは渡りに船だったはずだ(Galaxy tab 10 では NEXUS 10 ほどの需要は喚起できなかったに違いない)。

 ただ NEXUS シリーズはデザインはどうしようもない。7 の背面のゴルフボールのような背面は、提灯レビューでは「滑りにくくて傷もつかない」とあるが、もしあの素材を使った携帯電話があったらどう評価されるか考えればその「有り得なさ」が分かるだろう。10 も写真で見た限りでは XOOM のようなダサいデザインのように見える(提灯レビューでは男らしいとあったがwww)。

しかし、10インチの横画面でフリック入力をアピールって・・・アメリカの秀才は日本語環境について何も考えていないのが分かる。頭が良くても実際に使った経験がなければいいものを作ることは出来ないことの証明になりそうだ。ちなみに、iPad 4 との比較記事へのリンクを貼っておく。「Google Nexus 10 対 iPad (4代目)、Kindle Fire HD 詳細スペック比較 – Engadget Japanese

Google、「Nexus 4」「Nexus 10」、32Gバイトの「Nexus 7」を発表 – ITmedia ニュース

 米Googleは10月29日(現地時間)、オリジナルスマートフォンの「Nexus 4」、10インチタブレット「Nexus 10」を発表した。また、これまでWi-Fi対応の16Gバイトモデルのみだった「Nexus 7」に、32Gバイトモデルと3G対応の32Gバイトモデルを追加した。

 Nexus 7の32GバイトモデルとNexus 10は日本でも発売される。スマートフォンのNexus 4は「現時点では販売されていません」となっており、今後日本で販売されるかどうかは不明だ。

 Googleは同日ニューヨークで開催する予定だったAndroid関連の発表イベントはハリケーンSandyのために延期したが、製品発表自体は予定通り行った。

 発表された新端末のラインアップとスペックはおおむね予測通りで、いずれも新モバイルOS「Android 4.2(コードネームはJelly Beanのまま)」を搭載する。
Samsung製10インチタブレット「Nexus 10」

 うわさ通りメーカーは韓国Samsung Electronics。10.055インチのディスプレイは2560×1600ピクセル(300ppi)で“地球一高解像度のタブレット”としている。米AppleのiPadのRetinaディスプレイは2048×1536ピクセルの264ppiだ。プロセッサはSamsung製デュアルコア1.7GHzのA15で、カメラは500万画素と190万画素の2台。RAMは2Gバイトでストレージは16Gバイトと32Gバイトの2モデル。ネットワークはWi-Fiにのみ対応する。BluetoothとNFCをサポートする。バッテリーは9000mAh。サイズは263.9×177.6×8.9ミリで重さは603グラム。

 価格は16Gバイトモデルが3万6800円、32Gバイトモデルが4万4800円で、Google Playに登録すると、入荷次第メールで通知をもらえる。

 こちらもうわさ通り、メーカーは韓国LG Electronicsだ。ディスプレイは4.7インチ(解像度:1280×768)、プロセッサはQualcomm製4コア1.5GHzのSnapdragon S4 Pro、RAMは2Gバイト、ストレージは8Gバイトと16Gバイト。カメラは800万画素と130万画素の2台で、ネットワークはWi-Fiおよび3Gに対応する。Bluetooth、NFC、無線充電機能を搭載。バッテリーは2100mAh。サイズは133.9×68.7×9.1ミリで重さは139グラム。

 米、英、オーストラリア、仏、独、スペイン、カナダのGoogle Playで11月13日にSIMロックなしの端末を発売する。価格は8Gバイトモデルが299ドル、16Gバイトモデルが349ドル。米国ではT-Mobileが2年契約付きで16Gバイトを199ドルで販売する。日本での発売は未定。

 32Gバイトモデルの日本での価格は2万4800円(16Gバイトモデルの価格は従来通り1万9800円)で、Google Playで購入できる(本稿執筆現在“在庫あり”になっている)。スペックは、16Gバイトモデルとストレージ容量以外は同じだ。

 3G対応モデルは、米、英、オーストラリア、仏、独、スペイン、カナダで11月13日から299ドルで販売する。

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