Zaim 資産の管理はしない方向で・・・

 まだ、試行錯誤中だが、Zaim の基本的な設定がほぼ完了したのでまとめておきたい。まず、用語が独特なので、対比表を作ってみた。

Zaim 会計 備考
支出のカテゴリ 科目 ほぼ費用科目
収入のカテゴリ 科目 ほぼ収益科目
口座のカテゴリ 財布、金融機関コード、クレジットカード、プリペイドカード等の残高を管理する口座 会計上の資産・負債科目がごちゃ混ぜ。
入力データ 取引データ ほぼ仕訳データ

201434_zaim-kamoku Zaim では取引データを入れる時に、取引種類・カテゴリ・口座を選ぶだけだ。相手科目という概念がないが、カテゴリ自体が支出と収入に分かれているので、複式簿記に近い入力ができる。資産という概念がないので、仕訳イメージでいると戸惑う。資産も費用も同じだと考えると分かりやすい。実際、こうしないと資産が増える一方で収集がつかなくなるだろう(会計では減価償却で減らす)。

 後、立替払というのも不思議な感じだ。会計では立替払という費用科目は存在しない。現金を支払っておいて後で補填されるようなものは仮払か貸付金のような科目で一時的に資産(将来的に現金等の科目に振り返られるから)に載せて、入金時点で現金と相殺する。Zaim では立替払というのは食費や交通費などと同じ扱いだ。これでは何に使ったのか分からなくなる。個人の財布で出張の交通費を立て替えた程度くらいしかないし、財布への影響は間違っていないから、木にする必要もないのかもしれないが・・・

 Zaim 特有の、一時的な問題かもしれないが、金融機関連携で取り込んだデータと連携できない口座との整合性を保つのが難しい。金融機関連携で取り込んだデータの取引種別を変更できないからだ。本来ならA銀行からB銀行に資金移動なので、振替が正しいが、どちらかが金融機関連携をしていると、どちらか一方の取引だけが「支出」または「収入」に記録されてしまう。連携していないデータについて手入力で修正するのは当然だが、振替への変更ができないのは残念だ。

 iOS 版の Zaim は残高が更新されない。予算も適当だし(これは自分の責任)、iPhone 版は入力専用にするしかない・・・

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