家計簿入力ってめんどくさいよね(Zaim)

201433_00 Zaim でデータを入力するのは楽しい DB ジャンキーが自分。DB を作ると分かるが DB が Excel の利便性を凌ぐ瞬間がある。それまでは「こんなん表で十分」と思っていても我慢して入力しなければならない。今はまだ、過去の分析やフィードバックの段階には達していないが、金融機関連携による過去データの自動入力によって最初のハードルを超えられた気がする。

 しかし、未だに解決を見ていない問題がある。これは考え方の問題か運用の問題かシステムの問題か自分の中で切り分けが出来ていない。

期間把握
 「これはいつ使ったものか」というのと、Zaim でいう「やりくり」を一致させることは不可能だ。現金だけで支出する生活をしていれば可能かもしれないが、子供の小遣いでもなければそんなことは無理だろう(そんな生活なら Zaim のような高機能な管理環境が不要だ)。

・翌月払
 自分は食料品や雑貨を現金だけでなくコープの宅配でも買う。食料・雑貨の半分くらいはこれで買っている。これは発注した翌週に受け取り、支払は月末締めで翌月払いだ。会計的には受け取った日が取引日とするべきだが、銀行口座から引き落とされるのは翌月だ。会計では、こういう場合(決算をまたぐ場合だけだけど)買った日に「資産・費用/負債(買掛金・未払)」という仕訳を行い、実際に支払った時点で「負債(買掛金・未払)/現金」とする。こうすれば、買った時に費用として計上されお金は実際に払った時点まで残っている。

 この問題は、水道光熱費や回線使用料など後払いのもの全てに当てはまるが、これらは元々月の途中に「今月は使い過ぎだからセーブしよう」という使い方はしないので無視すればいい。

 また、引き落としで購入するものと現金で購入するものとで科目が異なってしまう。現金で支払うときには支払カテゴリとして食料品とそれ以外のものを分けているが、宅配購入では合計額で引き落とされるので内訳が分からない。宅配購入では食料品以外に日用雑貨や衣服を買う場合もある。コープの共同購入が連携先になって明細を取り込めるようになれば解決されるが、セキュリティ上難しいだろう。

・クレジットカード決済
 特に難しいのはクレジットカード決済だ。このシステムではクレジットカードの残高は-で表示される。BS上の資産・負債という概念がないので、資産の負数として見せているのだろう。クレジットカードで買い物をするとクレジットカード口座の負数が増える。そして、銀行の引き落とし時に銀行口座を出金口座、クレジットカード口座を入金口座として振替登録を行うことで資産と負債を相殺するというイメージだ。 

 クレジットカードは締の翌月か翌々月に引き落とされる。なので、クレジットカードの残高を見ても、それがいつ買ったものか分からない。買い物をする時点で「今月は使いすぎだから自重しよう」と思えないのだ(これがクレジットカード会社の狙いだが)。

・不定期引き落とし等
 固定資産税は年 4 回に分けて引き落とされ、自動車税は年 1 回、定期券は年 2 回、上下水道は隔月・・・といった、毎月は発生しないが必ず発生する費用の認識をどうするか。

・ガソリン代
 実際には乗った時に使っているが、金額化されるのは給油の時だけだ。「今月はやりくりが厳しいから来月に給油しよう」というのは意味が無い。走行距離を減らさないと節約したことにならない。通勤に使っていて毎月給油するようなケースは問題にならないかもしれないが、自分の場合は3ヶ月に一回くらいなので、給油する月としない月とで1万円くらい違ってくる。

・住宅ローン
 税金とともに完全に管理不能だ。家を買うと決めて金を借りた時点で決まっているのでやりくりの対象ではない。

試案

 上記のような費用を全部「やりくり」集計から外し、やりくりではキャッシュ・フローのみを見る。食料品が毎月どれくらいというのは諦める。上記費用はストックの残高で管理する。上記費用はクレジットカード払いの買い物とガソリン代以外はほぼ同水準の金額が予想されるので、引き落としができるようにだけ見ておけば、運用上は問題ない。

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