余りいないとは思うが、土日にここにアクセスしたらほとんど繋がらなかったはずだ。HDD交換プロジェクトのために試行錯誤を繰り返してはため息をついていたから・・・
前回までに、完全に行き詰まってしまったのでCDドライブを買って仕切りなおすことに決心したのが金曜日の夜。CDが使えればKNOPPIXも使えるし、当然ながらその他のディストリビューションのCDをインストールすることも可能になる。
土曜日の朝にパソコン工房に行って聞いたこともないメーカーのコンボドライブ3980円也を購入した。ケースは開けっ放しなので物理的な交換は簡単。おまけについてきたドライバやユーティリティはすべてwinようなので袋から出すことさえしない。ただし、ここで気づいた失敗。電源が2台分しかない。使っているケースはデスク用でドライブはFDD、HDD、CDの各一台ずつしか考えられていない。だから、CDから起動して2台のディスクをメンテナンスすることはできなかった・・・
1。KNOPPIX
KNOPPIX4(LinuxWorld付録)で起動し、新しいドライブにインストールを試みる。2時間近くかかってインストール完了。再起動してログインしようとしたらはねられた・・・
2。fedora core4 (ダウンロード版)
iMacでダウンロードして作成したDVDディスクでfedoracore4をインストールしようとしたら、起動デバイスとして認識されなかった・・・会社のDVD対応PCでは起動できたのに・・・
仕方なく、CDを焼いてインストールしようとしたら、起動時のCDチェックで蹴られた・・・無視してインストールしたら途中でこけた・・・
3。KNOPPIXのシェルを使う
KNOPPIX3.2(以前にiMacで作っていた)で起動しルートシェルを使い、fdiskでパーテーションを切る。とりあえず、2台つないでの起動までは出来るようになった。KNOPPIX3.2を選んだのは起動が速いから。どうせルートシェルしか使わないから。
4。2台のドライブをつなげられることで、ドライブごとのコピーをしてみた。
ddコマンドでディスク全体をコピーしてみる。2時間近くかかったが成功。新しいドライブからも起動できた。スナップショットとしての最後の切り札が確保できたのは嬉しい。
しかし、ddコマンドはボリュームを丸ごと複写するので、元のドライブと同じものができてしまう。だから、新しいドライブは130GB近くが未使用として残される。残ったエリアにファイルシステムを作ってhomeを移行できないかとも思ったが失敗。
5。fedoracore4雑誌付録版投入による再挑戦
おまけディスクのついたムックを購入(2400円)。添付のDVDディスクから新しいドライブにfedoracore4環境をインストール。途中でディスクを入れ換えなくてもいいのは快適だった。おかげで、部屋の掃除と洗濯物も片付いた。
インストール作業自体は1のときと大差はないので、悩むところはなかった。古いデータやサーバ環境が不要ならそのまま使っても問題はない。
で、新しいドライブをスレーブにつないで電源を入れたが起動できなかった。どうやら、新しいドライブの設定にミスっているから2台をつないで起動できないのではなく、完全な起動システムを持ったドライブを2台つなぐことはできないらしい。起動時のメッセージに目を凝らしていたら「Dupricate」とかいう単語が見えた。
「hdaとhdbで同じ名前のラベルが付いたパーテーションがあるからいかんのか?」と思い、新ドライブのfstabをラベルを使わない形に書き換えて起動し問題なく起動できることを確認。その後、現行のドライブのfstabも同様の形式に書き換えて、単体で起動することを確認した後、新しいドライブもつないで起動してみた。ビンゴ!やっと、二つの完全な起動可能ドライブを接続しての起動に成功した。
ついでに、hdbのパーテーションを自動的にマウントするようにfstabを書き換えて再起動・・・起動しない・・・冷や汗をかきながら、 KNOPPIXで起動。ルートシェルでhdaのfstabを元のものにして再起動。事なきを得た。CDとKNOPPIXがなかったらやばかった。
しかし、ラベルには釈然としないものを感じる。別のディレクトリであれば同じ名前は許されるし、混同されることはないのが普通だろう。macならシステムフォルダの入ったドライブが複数つないであっても問題なく使えるし、winだってそうだろう。fedoracore1のインストールで何かドジっているのが原因かもしれないが・・・
たしかに、fstabの中に物理的な接続状態に依存するようなことを書くべきではないのは理解できる。今のfstabだと、HDDのマスターとスレーブを入れ換えたり接続場所を変えたりするだけで起動できなくなるからだ。
コンボドライブを買ったことでメリットがあったのは、fc4のインストールでディスクを入れ換える必要がなかったので安心して掃除ができたこと(fc4のムックにはCDもついていた)とKNOPPIX4の起動時間が長くてメンテナンス作業に向かないことを確認できたことくらいだ。 LINUXworldとDVDドライブの半分くらいは無駄だったわけだが凹んでいても仕方がない。
二つのドライブを同時につないで作業できるようになったのは喜ばしい。新ドライブの本格運用までにはハードルはたくさんあるが、TL8からfc1 ほどのジャンプアップは無いと思うから、一つ一つクリアしていきたい。問題は、fc1にした設定をちゃんと憶えていないことだ・・・