庭に咲いていた花を撮ろうと思ってびっくりしたので記録しておく。

 これはA5502Kの性能によるのか、CCDで受けた光をカラー画像に変換すること(CCD自体は光の強さしか取得しない。色はソフトで処理して作り出す)自体が持つ限界なのか分からない。どちらもカメラもフィルターにどんなものを使っているのか公開されていない(と思う)ために、どんなフィルターを使っているのか分からない。昔定評のあった富士の原色フィルターを使った機種ならもっといい色味を出すのかもしれない。

 flower 1
 右はA5502Kで撮ったものを半分に縮小。リンク先はオリジナル。モードは、マクロ・オートホワイトバランス・VGA・fine。

 問題は色。この花は肉眼ではもっと赤みのかかった紫だが、この写真では青にしか見えない。

 解像度が低いのは、VGAモードで撮っているためだが、コントラストが強く露出がオーバー気味なのはこの機種の性格だ(個体差があるのかもしれないが)。

 下はキヤノンXYDIGITAL初期モデルで撮ったもの。モードは、マクロ・サイズL・他はオート。

 さすがにかなり近い色になっている。

 なお、サムネイルでは本来の絵は分からないので、オリジナルを等倍表示で確認して欲しい(ブラウザが自動的に画面サイズにしていることがある)。特にIXYは縮小率が大きいので、誤った印象になる可能性が高い。

 また、どちらもホワイトバランスはオートで撮ったが、何も考えずに撮った結果がオートなのではなく、設定を試してもっとも肉眼で感じたものに近いものがオートだったことは書いておく。

 更に、色の再現という点では、何で見るかということも大きい。俺は、omnibookで見たときは、くすんで違う色に見えたIXYもiMacで見たらかなり肉眼での記憶に近い色だった。これは、ブラウン管と液晶という違いもあるだろうし、OSの色温度の違いや設定の違い、モニタ自体の個体差もあって、これを見ている人の印象が俺感じた印象と同じなのかどうかは絶対にわからない。
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A5502K デジカメ:雪景色

 雪は朝になっても残っていた。路面には残っていないのが救いだった。
 大好きな景色。
 VGA・fine・その他全てオート。直射日光の朝日の中で南西方向を向いて撮った。


 上と同じところで左に振って撮った。日光が強く入りすぎたせいか、実際とは全く違う色に補正されている。肉眼では上の写真が正解。

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A5502Kを弄ぶ:追記6

 タイトルどおりにいきたいところだが、月末・月初の雑用処理機に時間をとられて十分に設定をつめる時間はなかった。さらに、雨が降ったので、昼休みに外に出る気にもなれなかったので、懸案のデジカメの試写はできなかった。

 何本かのデータをダウンロードしてminiSD経由でPCから取り込んでみた。写真の迫力は圧倒的だ。もちろん、PDAにはかなわないが、俺の持っているIXY digital(初期版)には勝っている。下に、メニューをいくつか撮ってみた。左手でケータイ、右手でデジカメを持ってフラッシュを焚かずに撮っているので、手ぶれ・ピンボケが激しい。液晶の画質としては全く参考にならない。

 上が、使っているメニュー。待ち受け状態は、黒とグレーの横縞で、液晶の外枠の縞と一体感があって面白い。気に入っているが、普段はこれもオフになってしまうので、あまり関係がない。中が、折りたたんだときに表示されるメニュー。セレクトされた項目が、写真では分からないが、段階的に明暗を繰り返す。 Macのスリープモードのときの電源ボタンのようで美しい。右が開いたときのメニュー。前にも書いたが、表示情報が大きくなっているのに、メニュー体系を変えないのが理解できない。

 メモリカードのハンドリングはイマイチ分かりにくい。複雑にリンクを張り巡らしたディレクトリみたいな印象だ。ただ、ケータイデジカメで撮った写真がメモリカードに直接保存されることの意義は大きい。これまでの、J-D06による写メールは一枚4円で送ることができたが、送信しなければ保存することができなかったから。

 一番左が、カードを選んだときのメニュー。ディレクトリ構造であるが、かなり複雑だ。データの種類で分けたり、PC上のフォルダで分けたり、エイリアスがあったりする。PCでデータを置くのはSD上のPCフォルダ。ここにはファイルの種類に関わらず置くことができるが、そのままでは再生することはできない。一度、そのフォーマットに指定されたディレクトリに移動・コピーしなければならない。理由は不明。

 この写真の左と中が本体内部メモリの操作メニュー。ここにも、「ユーザーフォルダ」がある。フォトフォルダとグラフィックを同じ階層で別々にする理由が分からない。しかも、カードと本体とに似たような名前のフォルダが別ディレクトリにあるし・・・カードが使えない場合も想定して本体内部にも

 開いた状態でのみ、SDグラフィックフォルダーのオートプレイ(スライド)ができる(写真右)。なぜ、閉じた状態でできなくしたのか良く分からない(メニューが表示されない)。間違って起動したりしないようにする配慮だろうか。しかし、ACアダプターには閉じたまましか載せられないのだから、閉じてACアダプターに載せた状態でスライド表示できるようにすべきだったと思う。せっかく、巨大な充電台で見やすい角度になっているんだから。

 それと、ACアダプターにつながった時には液晶のバックライトを消さないという選択枝があればいいと思う。カレンダーやフォトスタンドのような使い方も、この液晶なら、できるから。他の機種のことを知らないだけかもしれないが、ムービー・テレビ・ラジオを視聴できる機種はどうなんだろう。ACアダプタにつないでおかないと、きついと思うけど。また、話はそれるが、vodaのテレビを観られる機種も、ケータイだから屋外でと考えるのではなく、テレビが物理的に見えにくい場所という考え方があってもいいんじゃないだろうか。PCの周りとか、台所とか、ベッドとか。

 カレンダーやスケジュール等も充実しているが、件数制限は100。もちろん、目前の予定や記念日なんてそんなにない。しかし、制限があるということは、過去データをメンテナンスしなければならないということだ。prismには数百のアポイントが残っている(2年半使用)。仕事上の記録にもなっているのだ。年次で行うような業務では、「去年の今頃なにしてた」というのは重要だから。ケータイのPIMにそこまで期待するなということかもしれないが、それでは、結局複数のスケジューラーを使い分けることになってしまう。

 マニュアルで対象フォーマットを見ていたら、「『テキスト』のときテキストが表示されます」とある。アニメなどに添付のテキストデータを読むことができるらしい。ということは、何らかの方法でテキストを埋め込むことができるのではないだろうか。まあ、ダウンロード・端末へのコピーがprismと同じくらいのレベルにならないと使わないだろうが。そんな使い方もマジで考えたくなる液晶だ。

 ZDnetあらためITMediaの特集広告で開発者の声が読める。作る側の気持ちは分かるから、使う側の気持ちも彼らに読んで欲しい。2chくらいはチェックしていると思うが、風評被害を防ぐためじゃなく、意見にも耳を傾けて欲しいと思う。

追記:1
 コピーしたデータをペーストできるのは、今の端末では常識だが、A5502Kには複数クリップボードがある。コピーした履歴を10件覚えていて、ペーストするときにどのデータを使うかを選べるのだ。これは便利。昔、macのユーティリティでそんなことができるものがあったことを思い出した。これが便利なのは、住所氏名電話番号などの入ったメールを自分宛に送って登録するときに、受信画面で氏名、電話番号、住所をコピーし、登録画面でどんどんペーストしていけること。これまでは、一々画面切り替えをするか、住所などに全部をペーストして、そこからカット・ペーストするしかなかった。

 夜中に自分宛にテストでメールを送ってみたら、LEDが点滅を始めた。真っ暗な中で見るとまぶしいほどの輝度だった。そんなにメール受信を主張しなくても・・・

追記2
 候補を十字キーの上下でしか選べない。選択候補が横リストなので、少し戸惑う。

 メールやwebの文字は4種類から選べるのに、他の大半のシーンでは小以下の設定はできない。少なくとも、メール入力画面は同じフォントを使えるようにして欲しい。大きな液晶にしたのに、文字が大きくなったんでは、文字数的なメリットが少ない。

追記3:メモ帳
 これは他の機種でも珍しくないと思われるが、メモがメニュー階層の上位にあって便利だ(J-D06にはなかったので、メールの本文を使っていた)。ただ、惜しいのが、メモのリスト画面から数字キーで入力ページを選べないこと。10ページしかないんだから、数字キーに割り当てられるはずなのに。

 それと、モード遷移にいちいちキーを押さなければならないこと。空のメモ帳を起動したとき、次の動作は入力しかないのだから、自動的に入力モードにすればいい。理想的には、「メモ帳を起動した瞬間に、空いたページが選択。文字入力で自動的に入力モードに移行」というものだ。入力済みデータを読みたい場合には、リスト表示から数字ボタンを押すだけでいい。

追記4
 折りたたんだ状態では、操作のためのインターフェースが少ないために、できないあるいは手順が多くなる操作がある。この点では、SO505isに分がありそうだ。

追記5
 俺にとってだけかもしれないが、残念なお知らせ。アラームの鳴動時間設定が1〜5だったよ。目覚まし時計として考えたときにはもっともな仕様かもしれないが、そんなにならなくてもいいシチュエーションは多いと思う。それに、選択枝を秒単位にしたからといって、なにかを切り捨てる必要などないのだから。

追記6
 アドレスのリストが一画面当たり4件しか表示できないという仕様には納得できない。写真なんかはオプション設定で、デフォルトでは名前だけでいいだろう。センスが悪いのか、頭が悪いのか・・・名前の下のアイコンなんて全く無意味だ。この時点で、アドレス項目の何が登録されているかなんて知ったところで意味が無いのだ。それより、一画面で一件でも多く表示することの方が重要だし、10行表示する能力があるのに、使っていない所が間抜けなのだ。だって、J-D06(128X128)ですら8件がリストされているのに、A5502K(320X240)で減ってるって・・・
 せめて、10件表示して、開いた状態では数字キー一発でセレクトして欲しい。 

QRコード作成ツール
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A5502K マクロ・逆光

 娘を病院に連れて行くために、早く会社を出た。駅からの帰りに夕日が残っていたので撮ってみた。VGA・ファイン、全てオート。
 

  マクロのスイートスポットがどれくらいか確かめた写真が左。8センチから12センチくらいだろうか。ピンボケが目立ちやすい対象は8センチ前後1センチに置きたい。

 実際の対象で確認。手前も奥もピントが合っていないことがわかる。この機種のマクロは、ほとんど接写の域に達している。もちろん、この距離ではフラッシュを焚いてはいけない。

 デジカメ機能で少し不満なことがあるとしたら、設定を覚えていないことだ。サイズや画質は覚えているのに、ホワイトバランス・フラッシュモードは、一回デジカメ機能から抜けるとリセットされる。俺が特殊例なのかもしれないが、フラッシュを焚かないほうが好きなので、IXYを使っているときでも、基本的にフラッシュは発光禁止だから。

——-再び背中押し
N@N の 携帯買い替え。これってボッタクリみたいな感じ

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A5502K デジカメ試写2

 今日はメガピクセルモードで撮ってみた。同じ条件で、2枚ずつ、それぞれ左が高画質で右が標準。


412k

163k

231k

229k

 下の写真のfineのサイズがやたら小さいのが気になるが、微妙に差がある気がしてくるから不思議。というレベルの違いしかない。

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A5502K デジカメ試写2

 今日はメガピクセルモードで撮ってみた。同じ条件で、2枚ずつ、それぞれ左が高画質で右が標準。


412k

163k

231k

229k

 下の写真のfineのサイズがやたら小さいのが気になるが、微妙に差がある気がしてくるから不思議。というレベルの違いしかない。

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デジカメケータイ


【2003年5月後半分】しげやんのふぉと日記ナリ。


ケータイwatchの記事

 どちらも、メーカーの実写データではなく、ユーザーが撮った貴重なデータだ。メーカーの宣伝用の写真はカメラの特徴を知り尽くしたプロが最高の条件で撮った数百枚の写真から厳選したものだ。A5401CAで撮った写真集という企画もあって、被写体の良さと相まってカメラの性能をアピールしている。しかし、ライティングの完璧なスタジオでプロのモデルを使って写真を撮るという機会はない。写真として良くても、デジカメを買う際の参考にはまったくならない。

 画素数だけでは説明のできない色調の違いがある。A5304Kは明らかに色のダイナミックレンジが少ない。これは、画素数の差ではなくCMOSとCCDという受光素子の種類の違いが大きいと思う。A5305Kの写真を観て、昔使っていたリコーのDC2Eを思い出した。ちょうどこんな感じの絵だった。

 後、画像処理ソフトの仕様も大きい。A5305Kはメモリースロットを持たない機種として、メール送信できる最大限を上限としてデジカメの仕様を決定したようだ(実際にはOEM元の機種の設計時だが)。このため、かなりの圧縮が必要になり、5年前のデジカメにも劣る画質にならざるを得なかったのだろう。

 これに対して、カシオは思い切った割り切りを見せた。オプションキットを買わなければ使えないデータを内蔵メモリに保存するという、今時のデジカメでは絶対に受け入れられない仕様にしたのだ。これによって、画質への制約は大きく軽減され、一気にデジカメに近づくことができた。

 しかし、5401CAの画質も、決して100万画素デジカメレベルに達していないことも分かる(5月30日の左下の写真は街路樹がボケボケ)。原因がパンフォーカスの限界か、CCDの物理的な大きさとそれによる受光素子の制限か、レンズ解像度の限界かはわからない。デジカメが数年前に通ってきた道だ。デジカメの受光素子が小さくなればなるほどレンズも小さくなり要求される解像度は高くなる。それは、すでに一般的な35mm一眼レフカメラのレンズを上回っているはず(自信なし)。光学系の限界が原因で120万画素でこの程度になってしまうのなら、CCDの解像度を上げても画質は良くはならないだろう。デジカメクラスのCCDと光学系を組み込むことはスペース的に難しいだろうし、オートフォーカス機構も現実的ではないだろう。

 画素数は30万画素・パンフォーカスでいいから、昔のオリンパスみたいな絵を撮れるデジカメにしてくれたらいいと思う。

 J-phoneの基本料金無料期間が終わったらAUに切り替えるつもりでどちらの機種にしようか迷っている。デザインはA5305Kだし、デジカメ性能ではA5401caだし。A5305Kのデジカメ性能が35万画素の平均レベルくらいあれば迷わないんだけどなあ・・・もちろん、A5401caがA5305KかJ-D06のようなデザインでもいいけどね。