A5502Kを弄ぶ:追記6

 タイトルどおりにいきたいところだが、月末・月初の雑用処理機に時間をとられて十分に設定をつめる時間はなかった。さらに、雨が降ったので、昼休みに外に出る気にもなれなかったので、懸案のデジカメの試写はできなかった。

 何本かのデータをダウンロードしてminiSD経由でPCから取り込んでみた。写真の迫力は圧倒的だ。もちろん、PDAにはかなわないが、俺の持っているIXY digital(初期版)には勝っている。下に、メニューをいくつか撮ってみた。左手でケータイ、右手でデジカメを持ってフラッシュを焚かずに撮っているので、手ぶれ・ピンボケが激しい。液晶の画質としては全く参考にならない。

 上が、使っているメニュー。待ち受け状態は、黒とグレーの横縞で、液晶の外枠の縞と一体感があって面白い。気に入っているが、普段はこれもオフになってしまうので、あまり関係がない。中が、折りたたんだときに表示されるメニュー。セレクトされた項目が、写真では分からないが、段階的に明暗を繰り返す。 Macのスリープモードのときの電源ボタンのようで美しい。右が開いたときのメニュー。前にも書いたが、表示情報が大きくなっているのに、メニュー体系を変えないのが理解できない。

 メモリカードのハンドリングはイマイチ分かりにくい。複雑にリンクを張り巡らしたディレクトリみたいな印象だ。ただ、ケータイデジカメで撮った写真がメモリカードに直接保存されることの意義は大きい。これまでの、J-D06による写メールは一枚4円で送ることができたが、送信しなければ保存することができなかったから。

 一番左が、カードを選んだときのメニュー。ディレクトリ構造であるが、かなり複雑だ。データの種類で分けたり、PC上のフォルダで分けたり、エイリアスがあったりする。PCでデータを置くのはSD上のPCフォルダ。ここにはファイルの種類に関わらず置くことができるが、そのままでは再生することはできない。一度、そのフォーマットに指定されたディレクトリに移動・コピーしなければならない。理由は不明。

 この写真の左と中が本体内部メモリの操作メニュー。ここにも、「ユーザーフォルダ」がある。フォトフォルダとグラフィックを同じ階層で別々にする理由が分からない。しかも、カードと本体とに似たような名前のフォルダが別ディレクトリにあるし・・・カードが使えない場合も想定して本体内部にも

 開いた状態でのみ、SDグラフィックフォルダーのオートプレイ(スライド)ができる(写真右)。なぜ、閉じた状態でできなくしたのか良く分からない(メニューが表示されない)。間違って起動したりしないようにする配慮だろうか。しかし、ACアダプターには閉じたまましか載せられないのだから、閉じてACアダプターに載せた状態でスライド表示できるようにすべきだったと思う。せっかく、巨大な充電台で見やすい角度になっているんだから。

 それと、ACアダプターにつながった時には液晶のバックライトを消さないという選択枝があればいいと思う。カレンダーやフォトスタンドのような使い方も、この液晶なら、できるから。他の機種のことを知らないだけかもしれないが、ムービー・テレビ・ラジオを視聴できる機種はどうなんだろう。ACアダプタにつないでおかないと、きついと思うけど。また、話はそれるが、vodaのテレビを観られる機種も、ケータイだから屋外でと考えるのではなく、テレビが物理的に見えにくい場所という考え方があってもいいんじゃないだろうか。PCの周りとか、台所とか、ベッドとか。

 カレンダーやスケジュール等も充実しているが、件数制限は100。もちろん、目前の予定や記念日なんてそんなにない。しかし、制限があるということは、過去データをメンテナンスしなければならないということだ。prismには数百のアポイントが残っている(2年半使用)。仕事上の記録にもなっているのだ。年次で行うような業務では、「去年の今頃なにしてた」というのは重要だから。ケータイのPIMにそこまで期待するなということかもしれないが、それでは、結局複数のスケジューラーを使い分けることになってしまう。

 マニュアルで対象フォーマットを見ていたら、「『テキスト』のときテキストが表示されます」とある。アニメなどに添付のテキストデータを読むことができるらしい。ということは、何らかの方法でテキストを埋め込むことができるのではないだろうか。まあ、ダウンロード・端末へのコピーがprismと同じくらいのレベルにならないと使わないだろうが。そんな使い方もマジで考えたくなる液晶だ。

 ZDnetあらためITMediaの特集広告で開発者の声が読める。作る側の気持ちは分かるから、使う側の気持ちも彼らに読んで欲しい。2chくらいはチェックしていると思うが、風評被害を防ぐためじゃなく、意見にも耳を傾けて欲しいと思う。

追記:1
 コピーしたデータをペーストできるのは、今の端末では常識だが、A5502Kには複数クリップボードがある。コピーした履歴を10件覚えていて、ペーストするときにどのデータを使うかを選べるのだ。これは便利。昔、macのユーティリティでそんなことができるものがあったことを思い出した。これが便利なのは、住所氏名電話番号などの入ったメールを自分宛に送って登録するときに、受信画面で氏名、電話番号、住所をコピーし、登録画面でどんどんペーストしていけること。これまでは、一々画面切り替えをするか、住所などに全部をペーストして、そこからカット・ペーストするしかなかった。

 夜中に自分宛にテストでメールを送ってみたら、LEDが点滅を始めた。真っ暗な中で見るとまぶしいほどの輝度だった。そんなにメール受信を主張しなくても・・・

追記2
 候補を十字キーの上下でしか選べない。選択候補が横リストなので、少し戸惑う。

 メールやwebの文字は4種類から選べるのに、他の大半のシーンでは小以下の設定はできない。少なくとも、メール入力画面は同じフォントを使えるようにして欲しい。大きな液晶にしたのに、文字が大きくなったんでは、文字数的なメリットが少ない。

追記3:メモ帳
 これは他の機種でも珍しくないと思われるが、メモがメニュー階層の上位にあって便利だ(J-D06にはなかったので、メールの本文を使っていた)。ただ、惜しいのが、メモのリスト画面から数字キーで入力ページを選べないこと。10ページしかないんだから、数字キーに割り当てられるはずなのに。

 それと、モード遷移にいちいちキーを押さなければならないこと。空のメモ帳を起動したとき、次の動作は入力しかないのだから、自動的に入力モードにすればいい。理想的には、「メモ帳を起動した瞬間に、空いたページが選択。文字入力で自動的に入力モードに移行」というものだ。入力済みデータを読みたい場合には、リスト表示から数字ボタンを押すだけでいい。

追記4
 折りたたんだ状態では、操作のためのインターフェースが少ないために、できないあるいは手順が多くなる操作がある。この点では、SO505isに分がありそうだ。

追記5
 俺にとってだけかもしれないが、残念なお知らせ。アラームの鳴動時間設定が1〜5だったよ。目覚まし時計として考えたときにはもっともな仕様かもしれないが、そんなにならなくてもいいシチュエーションは多いと思う。それに、選択枝を秒単位にしたからといって、なにかを切り捨てる必要などないのだから。

追記6
 アドレスのリストが一画面当たり4件しか表示できないという仕様には納得できない。写真なんかはオプション設定で、デフォルトでは名前だけでいいだろう。センスが悪いのか、頭が悪いのか・・・名前の下のアイコンなんて全く無意味だ。この時点で、アドレス項目の何が登録されているかなんて知ったところで意味が無いのだ。それより、一画面で一件でも多く表示することの方が重要だし、10行表示する能力があるのに、使っていない所が間抜けなのだ。だって、J-D06(128X128)ですら8件がリストされているのに、A5502K(320X240)で減ってるって・・・
 せめて、10件表示して、開いた状態では数字キー一発でセレクトして欲しい。 

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