デジカメケータイ


【2003年5月後半分】しげやんのふぉと日記ナリ。


ケータイwatchの記事

 どちらも、メーカーの実写データではなく、ユーザーが撮った貴重なデータだ。メーカーの宣伝用の写真はカメラの特徴を知り尽くしたプロが最高の条件で撮った数百枚の写真から厳選したものだ。A5401CAで撮った写真集という企画もあって、被写体の良さと相まってカメラの性能をアピールしている。しかし、ライティングの完璧なスタジオでプロのモデルを使って写真を撮るという機会はない。写真として良くても、デジカメを買う際の参考にはまったくならない。

 画素数だけでは説明のできない色調の違いがある。A5304Kは明らかに色のダイナミックレンジが少ない。これは、画素数の差ではなくCMOSとCCDという受光素子の種類の違いが大きいと思う。A5305Kの写真を観て、昔使っていたリコーのDC2Eを思い出した。ちょうどこんな感じの絵だった。

 後、画像処理ソフトの仕様も大きい。A5305Kはメモリースロットを持たない機種として、メール送信できる最大限を上限としてデジカメの仕様を決定したようだ(実際にはOEM元の機種の設計時だが)。このため、かなりの圧縮が必要になり、5年前のデジカメにも劣る画質にならざるを得なかったのだろう。

 これに対して、カシオは思い切った割り切りを見せた。オプションキットを買わなければ使えないデータを内蔵メモリに保存するという、今時のデジカメでは絶対に受け入れられない仕様にしたのだ。これによって、画質への制約は大きく軽減され、一気にデジカメに近づくことができた。

 しかし、5401CAの画質も、決して100万画素デジカメレベルに達していないことも分かる(5月30日の左下の写真は街路樹がボケボケ)。原因がパンフォーカスの限界か、CCDの物理的な大きさとそれによる受光素子の制限か、レンズ解像度の限界かはわからない。デジカメが数年前に通ってきた道だ。デジカメの受光素子が小さくなればなるほどレンズも小さくなり要求される解像度は高くなる。それは、すでに一般的な35mm一眼レフカメラのレンズを上回っているはず(自信なし)。光学系の限界が原因で120万画素でこの程度になってしまうのなら、CCDの解像度を上げても画質は良くはならないだろう。デジカメクラスのCCDと光学系を組み込むことはスペース的に難しいだろうし、オートフォーカス機構も現実的ではないだろう。

 画素数は30万画素・パンフォーカスでいいから、昔のオリンパスみたいな絵を撮れるデジカメにしてくれたらいいと思う。

 J-phoneの基本料金無料期間が終わったらAUに切り替えるつもりでどちらの機種にしようか迷っている。デザインはA5305Kだし、デジカメ性能ではA5401caだし。A5305Kのデジカメ性能が35万画素の平均レベルくらいあれば迷わないんだけどなあ・・・もちろん、A5401caがA5305KかJ-D06のようなデザインでもいいけどね。

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