waze で住宅地編集・ステップバイステップ(2)

 

GPS 軌跡で衛星写真のオフセットをチェック。
GPS 軌跡で衛星写真のオフセットをチェック。
 一方通行と、通行不可能な道を確認するために現地に行く。ついでに、道路作成モードで描かれていない道路を通ってくる。編集画面で描いたほうが早いが、オフセット修正用のログとして使うために地元の人の迷惑にならない程度に走っておく。あんまり網羅的に走っていると散歩の人に何回も出会ったりして怪しまれるからね。

 ログを送信して数時間すると編集画面で確認できるようになる(時に寄って時間がかかる場合もある)。右がその時の画面。意外にこみいった配置で3回も入ってしまった。お騒がせしました。

 まず、GPSログと衛星写真をチェック。waze のGPS ログは短い間隔で右左折を繰り返すと精度が落ちる。というか、これは記録方法による限界だろう。GPS で位置を取得し記録するには電池を消耗する。なので、正確にしようとすると電池消耗を激しくする。なので、記録は飛び飛びの位置の羅列でしか無い。それを線にするには直線で結ぶしかない。なので、コの字状に移動した時に途中にログが取れていないところはログ上に存在しない事になってしまう。逆に、直線路を何十秒も連続して走っている場合には正確になる。この日のログでも、直線から入ってきて直線的に走ったところはかなり正確にトレースできているが、クランク状にこみいった場所を通過した後はログが乱れている。

 1、2、3からほぼオフセットはないと判断した。データの道路が外れているのはデータを作る際に使った衛星写真がオフセットしていたからだろう。なので、衛星写真をトレースするように配置することを決定。

 4は公園のようになっていて、自動車は入れない。ここで短時間にクランク状の道をいくつも通過したせいでログが乱れ始めた。5位置もログは家の上を通っている。一回目に通ったログでは正確に道路に収まっている。6位置も同様に乱れたままだ。

 また、waze アプリの限界だが、データの道路が描かれていると、その道を通ったと判断される。このため、ここではデータで描かれていない道路を通ったのに新規道路は作成されていない。

waze で住宅地編集・ステップバイステップ(1)

waze で住宅地編集・ステップバイステップ(1)

 自分なりの方法を書き留めておきたい。

 他の Wazer さんが手を付けていない住宅地で怪しそうな所を探す。赤いマークが並んでいる道路ばかりのところは、走行方向の情報も交差点の規制(右左折禁止など)が入っていない。Wazer が何回か一方向に走ると自動的に一方通行として認識される(逆方向のログが貯まるまではこのままになってしまう)。

 例示のため、家に近くて(出ないと行くのが面倒やからね)小さくて、手を付けていない所を探した。近くの住宅地はほとんど手を付けてしまったのでかなり探し回さなければならなかったが、神戸市北区に見つけた(この辺り)。

編集前
編集前編集画面
  右のようなところが典型的。描かれていない道路があるし、上部の一方通行も怪しい。衛星写真に対して admin が置いた道路が左にオフセットしているかもしれないが、どちらが正しいかは現地を走ってみないとわからない。wazer が多くて走り回ってくれたらGPS軌跡を参考に修正できるが、ここでは期待はできない。

2014-04-20 16.05.31-closeup 右下のところも怪しい。本当に自動車が通れるかどうか確認が必要だ。これとセットになる上の一方通行が右の太い道に直接出ているところも怪しい。両方が無いとデザイン的に対象になる。

今時の住宅地は太い幹線道路に直接出入りできないようになっていることが多い。

オブジェクトを非表示で確認する
オブジェクトを非表示で確認する
 オブジェクトを非表示にして衛星写真を確認。右上はどう見ても植え込みのある歩道を突っ切っている。上の黄色い道路を通る車のログを誤認識したのだろう。

編集前地図
編集前地図
 上記データによる完成図。これだけを見るならオフセットは気にならない。

こうなると嬉しい。これが燃料になる waze

2014-04-20_after 先日の編集が反映された。北に伸びる道が印象より太い気がするが、通過するための合理的ルートだし人家もないのでこのままにしておく。

waze脳
Waze 地図編集者の孤独(あLAN尻と)

今日もきょうとて waze レェ〜スゥ〜

20140419_1 今日は神鉄の沿線を攻めた。右が走行ログ。赤い点線部分がwaze上道路が無かった場所。

 線が繋がっていないのは、XOOMの電池が切れたため。スタート時点で 70% しかなかったが、電池容量の大きなタブレットだから2〜3時間程度は余裕かと思っていたが甘かったらしい。10インチの液晶モニタを常時点灯しておくと消費電力が大きいようだ。モニタを消してもログを撮り続けるようになっているはずだが、失敗すると痛いので、あえてモニタ表示をしたままにしていたのだった。

 自分的には常時Wi-FiでテザリングをしているiPhoneのほうが先に電池が切れると思っていた。そして、モバイルバッテリーを持っていて、途中で何回か電池残量をチェックしていたが、意外にもこちらは余裕だった。2時間半程度テザリングしっぱなしだったが、残量は60%程度だった。

20140419_2 岡場周辺。左の上へ向かっている線上に道路はなかったが、近くに並行した道路が有る場合に、アプリ側でそっちの道(この場合鉄道だが)を走ったと判断してしまう。これくらいの許容範囲を許さないとGPSの誤差を吸収できないのだろう。

20140419_3 この辺りに道路がなかったと思って無駄に走り回ってしまった。

 短い距離で曲がっているがかなり正確にトレースできている。今日は、iPhone 4S でテザリングをして XOOM 上の Waze アプリでログを取ってみた。条件にもよるだろうが iPhone 4S よりは精度が高いようだ。

20140419_4 左のほうは全く道路が描かれてなかったし、右の商業施設周辺も描かれていない道が多かった。

 その他、wazeの地図上で「怪しい」と思っていた所を現地調査してきた。太い歩道が車道として描かれていることが確認できた。

 waze を始めてから、家から10kmも離れていない所にも知らない道がいっぱいあって意外な所でつながっていることを再確認できて楽しい。今日は、高速道路に沿った工事用側道を見つけた。アップダウンは激しいが静かで車通りもほとんど無い RX3 で走って楽しい道だった。

Waze 地図編集者の孤独(あLAN尻と)

2014414_00 先日見つけた住宅地。waze admin による道路がほとんど描かれていない。waze が地図を生成するときに使った元データ作成時にはここは更地だったのだ。

 通勤経路の近くなので帰りによってきた。

2014-04-15_1 家に帰って、食事をし風呂から上がって waze を確認したら走行軌跡が更新されていた。緑の線が既存の道路、赤い点線が道がない所を道路作成モードで走ったと判断されたところ。

 右の住宅地のように短時間に右左折を繰り返すと、iPhone 4S の GPS の精度の低さと、座標取得間隔による誤差の影響でログの乱れが大きくなる。

2014-04-15_2 waze によって自動的に生成された道路データ。上のログの赤い点線部分に沿って描かれている。直線に見えてもオブジェクトが分割されている所があるのでそのままでは使えない。また、全道路を網羅したわけではないので、不足部分は描き足す必要がある。

2014-04-15_3 ログと記憶を参考に衛星写真上に道路を配置。既存道路データとログの重なり具合から考えて、この付近の衛星写真が大きくはずれていないと判断し、衛星写真の道路に沿って配置した。

 現地で確認した自動車通行不可な道路に注意する必要がある。前のエントリで怪しいと指摘した場所は予想通り歩行者専用だった。自転車で行った場合も自動車の走行ルールに則って走ることが重要になる。

2014-04-15_4 完成。近くの神鉄道場駅の駅前ロータリーの出口が右折禁止だったので、ついでに修正。

 場所はこのあたりだが、反映されるのは数日後以降になる。アカウントを持っている人なら自分が描いたオブジェクトを確認できます。

waze脳

2014414_00 右のような所を見つけるとウズウズしてしまうのが Waze 脳。こちらがその場所アカウトのないかたはこちら)。◯印の箇所は多分歩道で自動車では通れないと思われる。通勤経路の近くなので早く会社を出られたら寄って確認したい。

 なお、これは2014/4/14の状態なので、後で読む場合には自分か誰かが編集し終わっているかもしれない。

由良川中流域は完成 waze

river mapping エリア・マスターをやっている場所の川はほぼ描いた。編集不可能な場所まで攻めていく事も可能だが、ノードが増えると保存に時間がかかるし、安定が悪くなるので諦めた。はじめのうちは面白がってかなり上流まで攻め上がったが、数限りなくクラッシュに見舞われて諦めた。

 編集できるところでも、都会(西宮の南部、宝塚、伊丹、川西、尼崎)はあまりやっていない。他にも編集者がいるから、詳しくない人間が手を出す必要はないだろうという判断。ただし、JR尼崎駅北エリアは完璧に近いはず。昼休みに一方通行や通行不可を徒歩で確認してきたから。後は都会人にお任せする。

 後、川についてだが、全て閉じたオブジェクトで描かれていることに注目していただきたい。全てが矛盾のない面として構成されている。この大変さを分かる人は、このブログに辿り着くようなオタクにも、あまり多くはないだろう。まして、あっち側の人には全く理解されないだろう。

waze map water in park 編集が反映された地図。こういう図を見ると、公園の中の遊歩道を描くのもいいなと思う。自動車では入れない道なのでナビのデータとしての価値はゼロだが。絵として美しいから(どっちみち自分はナビとしては使わないし)。

 そして、公園の中にある池の表現もいい。公園の中に森や湖があることは多いので、充実させたい。端末アプリでどこまで表現されるかは知らないがPC画面でこう見えれば満足。

天候不順な週末はwaze三昧

 waze の編集をしているときに、家の近くにあるダムへのアクセス道路があることに気づいた。ダムがあるところには必ず資材の搬入路がある。しかし、そこは入口付近にダムからの水を水道に供給するための浄水場があり、当然ながら関係者以外立入禁止になっている。と、思い込んでいた。waze でその付近を拡大してみたら、浄水場へのアクセス道路の横にもう一本道がありダムまでつながっていた。

201447_00

土曜日:

 RX3 でそこに行ってみた。舗装されておらず人通りもない荒れた道だが、ダムの近くまで行けた。住宅地の直ぐ側にある(自宅から直線500mくらい)とは思えない重厚感のあるダムだった。満水だったので放水量が多く、音の迫力もあった。MTB があればこういうルート探索が楽しいのだが・・・

 家を出た駄賃に図書館に寄って、予約していた日経サイエンス 2014/2 を借りてきた。

日曜日:

 今日も朝から天気が悪かった。娘を送ったついでに waze で道路が描かれていない新興住宅地に行って、道路を描き、クッキーがたまったままの住宅地でクッキーを回収して帰った。

 GPS の軌跡を元に描いた道路は誤差が大きくそのままでは使いものにならない。走行軌跡が描かれてから編集しなければならない。さらに、既存の道路も実際に走った記憶をたどりなら編集した。新しい住宅地には太い歩行者専用道路(自転車通行可)が各所にあって、waze 上では自動車道として描かれている。また、存在しない道が描かれていることも多い。これらを編集していると時間を忘れてしまう。

 午後に晴れてきたので、これまた waze で見つけた、川下川ダムルートのすぐ近くにあったダムと、そこから続く道に行った。その道に入る交差点を何回も通っていたが、袋小路だと思い入ったことがなかったのだった。ダムまで行ったが、その横の道は奥まで続いていて、出発が遅かったので、引き返してきた。次回はちゃんと準備して(今日は自転車用のウェアを着ていなかったし水も持っていなかった)挑みたい。まあ、その道が地図通りに通っていたとしても、登った先はよく知っている道なので冒険的な要素はないが。

waze

waze-crashedmap 衛星写真の継ぎ目に遭遇。

 左の方の道路が10m近くずれている。衛星写真はこういうものだと割り切って、衛星写真に道路を合わせることはやめたが、川を描くには衛星写真しかないので、どうしようもない。

trouble

 心拍計をつけようとしたらセンサーベルトが破損していた。先日、帰ってきた時に落下させた時にセンサーのコネクタ部分が折れてしまったのだ。心拍センサーのベルトは中に心電を感知する電極が入っているのでいい値段がする・・・

waze 川を描く/地図読みの愉しみ

waze-warrior image waze では小さなランドマークを描き込んでもナビ画面には表示されないことがわかった。何か条件があるのかもしれないが、先日自動車でwazeを表示しながら走った範囲では表示されなかった(200km以上)。

 ランドマークで使えたのは学校や公園、工場級の大きなランドマークだけだった。そして、一番良かったのは川だった。田舎の道は川沿いに走っていることが多いので、小さな iPhone の画面上でも表示されている時間が長く、ズームアウトした時にも位置関係が分かりやすい。そこで、数日前から、道路については完全に理解している場所でデータが誤っている所に限定し、川ばっかり描いている。

 Wazeには「編集可能域」という概念があり、走行履歴のある周囲しか編集できない。しかし、編集可能域内からスタートすれば編集不可の地域に出ても編集できる。なので、川はその気になれば河口まで一つのオブジェクトとして描き切ることができる。つまり、自分の編集可能域に流れている川なら源流から河口まで描き切ることが可能だ(論理的にはだが)。実際に、自分は一級河川を中流からスタートして源流まで描き切れた。川下についても、河口付近を他のユーザが描いてくれていたものに接続することができた(データのマージはできないので別のオブジェクトとして並んでいるだけだが)。

 Wazeの編集画面で川を描くのは大変だ。面を描くツールを使って広げていく感じなので手数が多い。ベジェ曲線ツールみたいなものがあれば数分で描けそうなものでも何十分もかかる。また、水面の範囲を描くか堤防の内側を川とするのか悩む。自動車からは水面は見えないので堤防でいいかとも思う。堤防と道路の距離感も正確だし。しかし、衛星写真とのズレが大きいwazeで道路際にオブジェクトを置くと道路にかかってしまう可能性が高い。

 大きな川の下流は面として描くべきだと思うが、上流の用水路みたいな場所は線として描きたい。Wazeではノードが交差するとエラーになり一から描き直さなければならないから負担が多い。

 しかし、川の編集は労多くして益なしだ。オブジェクトの数は一つなので、真四角のオブジェクト一つを2秒くらいで描くのと獲得ポイントはいっしょだ。ただ、ポイントを稼いで Wazer ランクが上がったからといって何一つ見返りはないがwww

地図読みの愉しみ

 
 waze の画面には地形情報がない。が、川を描くことで地形が見えてくる。細い川が集まる所は開けた平地であることが多いし、平行している川の間には山や丘陵が広がっていることが予想される。兵庫県の中部は川によって削られた谷と堆積によって作られた平地が幾筋も平行に走っている。一本の川から隣の川に行くには山を超えなければならない。

 また、川は道路とも平行している。人は川のそばに集落を作り、その集落をつなぐ道ができた。最近の高速道路やバイパスなどの人工的な道路は直線的で地形と関係なく通っているが、昔からある一般道の多くは川に沿って集落をつないでいる。なので、川が見えれば道路のデータが少々間違っていても進むべき方向は読める。

 Waze の地図で川を描いていると意外な発見に満ちている。山のこちらにあると思っていた小さな川が、意外な経路を通って自分がよく知っている場所に流れていたりする。全く別の川として認識していたものが実は同じ川の上下流だったりする。行ってみたい川沿いの道を何本も見つけた。ただし、Waze 上に道路があるからといって実際に通れる状態かは分からないが。

 同じような楽しみは2万5千分の1地図やカシミールでもできる。が、カシミールは地図を作ることはできない。描かれた道に行ってみたら廃道で徒歩でも通れなかったり、開発で新しい道ができていることが分かっていても手のうちようがない。waze はできる。これが waze にはまった理由だろう。

戦士

 編集者ステータスを確認したら Waze warrior になっていた!母集団が世界なのか日本国内なのかは分からないが、上位10%の Wazer を表すらしい。右のキャプチャがその証拠。Waze キャラが盾を持った(^^)

Waze の衛星写真が更新された!車で waze を使った感想。

googlemap  先日、Google map で使われている衛星写真に複数のバージョンがあって、Chromeでアクセスする場合と他のブラウザ(IE、FireFox)でアクセスした場合とで表示が異なることに気づいた。当然ながらChromeで表示されるほうが新しかった。右の写真を見れば分かる。ChromeとFireFoxとで工事の前後になっている。

 そして、Wazeで使われているのは古いバージョンの方だった。しかし、数日前から Waze でも新しい衛星写真が使われるようになった。そして、オフセットも調整されたようだ。おかげで、前の衛星写真に沿って描いたランドマークが微妙にずれてしまった。誤差があってもいいように余裕を持たせたものは問題はなかったが、せっかくなので幾つか修正しておいた(新しい衛星写真が座標的に正しいかどうかは分からないが)。さらに、新しい衛星写真になって助かったのは雲がかかって見えなかったところがクリアになったこと。

 初めてWazeで道路表示をしながら距離を走った(ナビを試したが、ルートが滅茶苦茶で使い物にならなかった)。自分が整備したエリアで気づいたこと:

  • 川や湖・池や大きなランドマークが描いていあると走っていて楽しい。
  • 郵便局やガソリンスタンド、コンビニなどは地図においても画面上には表示されない。
  • 橋も分からなかった。
  • トンネルについては、トンネルを描いた場所を通らなかったのでわからない(Wazeではトンネルに入ったらGPSをロストするから、カーナビのようにトンネルの中を動くような芸当は不可能だが)

 道路上の目印として効果的なガソリンスタンドやコンビニは全く表示されないのは痛い。道路を走る時に重要なのは、曲がる場所を間違えないことだ。だからこそターンバイターンナビゲーションなのだろう。コンビニやガソリンスタンドはその性格からして、コミュニティをつなぐ幹線道路が交差点の近くにあることが多い。そして、当然ながらドライバーの目につきやすい看板や広告を置いている。

 ナビの完成度が上がり安心して任せられるレベルになれば必要はないかもしれないが、今のWazeでは無理。というか、せっかく入れてある情報をなぜ表示しないのか分からない。コンビニ、ガソリンスタンド、交番、郵便局、学校などはランドマークの大きさにかかわらずマークを入れるなどをして欲しい。

 後、橋については自分の走っている橋という思想でしかない。しかし、陸橋や高架は走行上目印にしやすい。「高速をくぐってちょっと行った所を左に」といった覚え方を自分は良くする。