JR事故後一日目

 学校から帰った娘によると、娘の学校のOBが亡くなったので、黙祷したと言っていた。息子は、「XX君の家の近くのおばちゃんも死んだらしい」。新聞に載っていたリストによると、町内の方も亡くなられていた…

 JR宝塚駅は大混雑。ピストン運行のため、同じホームに降りる人と乗る人が交錯して、流れが悪い。しかも、上部で一つになる陸橋なのに、「あちらの階段が空いています」と案内する駅員。上の橋脚部分の通路がネックになっているのに、階段を分散させても意味が無い。上りと下りを一方通行にして、流れを作ればかなりましになるだろうと思う。ただ、駅舎の考え方がこういうじたいを想定していないので、これ以上を求めるのは無い物ねだりだろう。

 腹立たしいのはマスコミ。混雑してうんざりとして黙々と歩く乗り換え客を撮るために何社もが喜々として取材に来ていた。実際にいろんな新聞社に載っていた。

 今日の夕方になって、下敷きになっていた車両に遺体が残されていることが分かった。せめて、早く家族の元へと願うばかりだ。

asahi.com: JR宝塚線、振り替え輸送も大混雑 尼崎―宝塚は不通††社会
2005年04月26日10時57分

JR宝塚駅の大阪方面行きホームは、阪急電車へ乗り継ぐために下車する人たちで混雑した=26日午前8時52分、JR宝塚駅で

 快速電車の脱線事故を受け、JR宝塚線は26日午前も、尼崎―宝塚間で上下線の運転を見合わせた。関西の私鉄や神戸市営地下鉄など5社は振り替え輸送をしたが、一部路線では、ラッシュ時には超満員で電車に乗れない状態になるなど、通勤客らで大混雑した。

DiCEも無力だったか…orz

 eoホームファイバーのメンテナンスがあった。平日の朝の7時〜8時という、ユーザー無視の時間帯だ。eoの場合はISPと違い、電話も止まるから困る人が多いんではないだろうか。

 俺の場合は、7時半には家を出るので問題はない。8時になって回線がつながったときにIPアドレスが変ってしまうことだが、DiCEを設定したので大丈夫。なはずだった。

 しかし、会社からメモを取ろうとしたら見つからなかった。eoからの告知にもあったが、ルーターの再起動をするしかないようだった。せっかくDiCEを設定しても、ルーターがつながっていなければどうしようもない….

 家に帰って、ルーターを再起動したらあっさりとつながった。定例のIPアドレスの更新をかけたので、今は大丈夫なはず。

阪急電車代替

 阪急の梅田・宝塚間を乗るのは始めてだった。急行は名ばかりで、35分もかかった。途中から完全に各駅停車になったのにはちょっとびっくり。

 乗っている人の多くはJRからの代替らしく、乗客の半分くらいが宝塚まで乗っていて、そのほとんどが代替の紙を使って改札を出て行った。その後、全員がJRの宝塚駅に向かってゾロゾロと歩いて行った。宝塚駅があふれかえっているかと恐れていたが、心配するほどではなかった。

 前に人身事故があったときには、特急と快速を先に走らせて呆れてしまった。特急は遠方へ帰る人の唯一の手段なので仕方がない、普通と同じところにしか行かない快速を快速としては知らせる意味が分からなかった。普通が平行に走るからこその快速だろう。が、今日はそのようなミスはなく、快速電車を普通として運転していた。

 まあ、みんな事故のことを知っている人ばかりなので、心境は複雑だったのだろう。慣れない電車だし、普段より遠回りをしている人も多いだろうし疲れているのもあるだろう。沈鬱でもないが、普通より沈んだ空気だった。

 帰って、駅の自転車置き場で、「ここに自転車やバイクを置いて電車に乗った人が居るかもしれない(実際に、俺より遅い時間に学生とかがそこにバイクを置いて通学している)」と思うと切なくなった。ここでなくても、駅にバイクや自転車で来て置いている人は多い。「今日は帰れないかもしれない」などと思った人はいないだろう…

 一段落して、自転車やバイク(中には車の人もいるだろう)を回収に来る家族の気持ちはどうだろう。それが、あまりにも日常の一コマのまま置いてあるのを見たら…

 今日、事故の起きた区間を娘は使っていないが、同じ線の電車を使っている。数年したら大阪まで通う可能性も高い。その数年後には息子もだ。子供への連絡がつかなくなったらと思うと平静でいられない….

JRの事故

 俺がいつも使っている線だ。というより、今朝も1時間違いで現場を快速電車(俺は大阪行きだが)で通過した。俺は、ほとんどの場合、進行方向右側の出入り口の角のところにいる(宝塚以降大阪まで開閉がないので楽だから)。今朝は事故現場数百メートル手前で田んぼを眺めた。そこは小さは三角の田んぼで、毎年レンゲや菜の花が咲く。そんな、退屈な日常の通過点にしか過ぎないところが惨事の現場になるとは…

 こういう事件があると、無常を感じる。たまたまその電車に居合わせた人、その電車でも前に乗った人、後ろに乗った人で全然違う運命が待っている。人智を超えた偶然に翻弄されて生かされているのが全ての生あるものなのだろう。因果を説くことで人の弱みに付け込むインチキ野郎などの入り込む隙などこれっぽちもない。残念ながらこれが人生…

 とりあえず、閉じ込められている人の救出が最優先だ。傷ついた方の回復、なくなった方のご冥福を祈ることが俺に出来ることの全てだ。

iMac600にマウス購入

 BUFFALO (BOMC-SSV)のマウスを買った。ケーブル付きの光学マウスだ。小振りで使いやすいが、根本的なデザインが誤っているので、それなりでしかない。(会社支給の東芝ブランドのでかいMSインテリマウス風よりは遥かにいいが)

 俺の持ち方が独特なのか、メーカーのデザイナーが間抜けなのかどちらか自分では分からない。その点でこれまで使ってきた中で一番疲れなくて直感的で使いやすかったのは、Apple ADBIIだった。ADBではない。

 ADBはボタンが枠の中に収まっていて、上から押し込むようにしなければならなかった。それに対して、ADBIIはボタンの周りに枠のようなものがなくて2本指や3本指で押すというか、握るようにして押すことが出来た。そういう点で、今のノーボタンはクリック動作は楽だ。しかし、ドラッグ操作がしにくいという致命的な欠点があるので使う気になれない。

 これについてはいつか書きたい。

TidBITS 日本語版776

 最新号をMeDOCにしたので、ご報告。

 TidBITS日本語版for mobile

 今号は15周年記念ということで、長かったがあまり訳せなかった。余裕がなかったのと、英語力不足(こっちが主)が原因だorz…

 ところで、29日の OSX Tiger が発表されるので、当分はこの話題が中心になるだろう。最新の情報を欲しい場合はTidBITSの英語版を読み、後で日本語版で読み直すのもいい。マカーの皆さんはどうぞ。
 

歯医者

050423_1633~001 定期検診のお知らせが2月に来てたのに、子供たちの土曜日の都合が合わなくて、面倒になって放置していた。

 3人のスケジュールを確認したつもりだったが、娘はキャンセルして、結局息子と二人で行ってきた。いつもの歯科だが、医師が一人代わっていて、俺を診てくれた。しかも、前にも書いた衛生士さんは歯茎のチェックをしただけで去ってしまった。

 がっかりしながらも、医師のチェックを受けていたら、虫歯が発見された。一つは詰め物と歯の間に段が出来ているくらいなのでその場で治療できたが、もう一カ所は麻酔して削らないとだめらしい。少し凹んでいると、「じゃ、歯石をとりますね」と来た。「衛生士にチェンジだな」と喜んでいたら、そのおっさん(俺より年下だろうが)が自ら作業を始めた。しかも、衛生士とは比較にならないワイルドさで…

 はがきが来たときに行っておけば、この虫歯も今日のような軽い治療で済んだのかもしれない。ちなみに、息子は虫歯はなく、歯石除去とホワイトニング(軽くバフがけするようなものだろうな)で完了。

形にこだわる人たち

 形式は重視するのに中身を重要にしない企業のすることはこんなこと。

case1:大阪証券取引所
 大阪証券取引所に上場している企業が決算期に提出しなければならない書類の電子化が進んでいる。以前は郵送していたものをメールで送信できるようになる。機密情報などはセキュリティのかかった専用ソフトを使わなければならないが、公開すべき情報なら見られても困らないしe-mailのほうがコストが安いから間違いではないと思う。

 提出するためのフォーム(excelのワークシート)をダウンロードして情けなくなった。妙にセルの幅が小さくて、複数のセルをまとめたものの、グラフィックのスタティックテキストがレイアウトされていた。違和感があるので、viewを確認したら縮小表示になっていた。等倍にしたら一部しか表示できなくなった。「どんな用紙設定やねん」と思ったら、打ち出しにも縮小がかかっていた…

 どうしてexcel職人たちは縮小表示(印刷)が好きなのだろう。今のフォントとレーザープリンターなら見栄え的には大して困らないが、使いにくいだろう。A4に打つのが決まっているのなら、A4の用紙の上でレイアウトすればいい。セルの幅を自由に設定するのが難しいのなら、テキストフィールドを配置すればいい。そのほうが、画面もすっきりして入力もしやすいのに。だいたい、excelに依存するようなものにすることが間違いだろう。ネットから直接フォームで入力できるようにすればいいだろう。

 それ以前に、上場企業なんて数が少ないのだから、会員企業の専用サイトを作って、代表者とか住所地とかいった基本情報くらいは登録しておけといいたい。上場企業はすべて、会費を払っている(しかも、ISPなんかとは比較にならない額だ)のだから。IT化を推進すると宣言しているのだから。それくらいはしようよ。

case2:JR西日本
 大阪駅ではホームの改修工事を行っている。3番と4番ホームはすでき出来上がっていて、帰りの電車はいつもこのホームを使う。

 しかし、黒い大理石風のパネルを貼った床は、雨にぬれるとすごく滑りやすくなる。しかも、ここは、屋根があるとはいえ吹きさらしのホームだ。絶対に転倒者が出てくるはずだ。

 危険な場所という認識がないのか、濡れたときに滑るか調べていないのか、最初から乗客の安全になんか興味がないかのいずれかだろう。

 何のために、ホームを改修したのか。ホームの見せかけと安全とどちらが重要なのか。

case3:個人情報保護
 個人情報保護法の施行についてはこれまでも何回か書いた。懐疑的なものばかりだが、今回もそれを補強するものだ。

 先日、ある企業に個人情報を預けることになった。そこで、相手は個人情報の取り扱いについてという契約書を持ち出し、長々と説明した。そして、俺が預けることに同意したことをサインさせられた。

 しかし、そこで行われる説明とは、「弊社は個人情報保護に取り組んでいる。事務のあうとソージングのために秘密保持契約を結んだ業者に情報を渡すことがある。個人からの要望があれば、個人情報は削除する。」といったことだけだ。

 こんなもん、全然意味がない。「安全と言っているから安全」とか「俺様が気をつけてやると言っているから大丈夫。安心して個人情報を使わせろ」とかいうのと全く同じだ。個人情報が漏れたときにどうするのか、損害の賠償をどうするのかが何一つ書いていないのだ。

 契約書にサインしたからといって、その会社に勤める誰かが、俺の情報を名簿屋に売ることを止めることは出来ない。あの契約書で守られているのは、個人情報を預かる側だけだ。もし漏れたらその企業の担当者は言うに違いない「個人情報の取り扱いには細心の注意を払っておりましたが。私どもの取り組みが不十分でした。ごめんなさい。しかし、個人情報の取り扱いについては、あなたも契約書にサインして認めたんだから文句を言うな」という感じに聞こえる。

遠足今昔

050423_0131~001娘が高校の遠足で奈良に行って買ってきた。

 最近の高校の遠足は束縛が少なくて楽しそうだ。奈良への遠足で奈良で集合し奈良で解散するというものらしかった。自分たちでルートを調べ間に合うように考えるのも社会勉強といえるかもしれない。

 俺が高校生だった頃は、全員が学校に集まってそこからバスに乗って移動することが遠足だった。管理する側はこちらの方が楽なはずだ。金曜日にやりたい理由もよくわかる。

 先生方、おつかれさまでした。

Tiger が来る日

 mac OSX Tiger が29日に発売になることは書いた。アップルストアでイベントをやるらしい。なんでも、世界で最初に発売されるのが時差の関係で日本らしい。ワインかよ…

 まあ、連休の初日なので、日本のマック信者達は家でインストールと互換性の検証にいそしむ訳だ。俺は、残念ながら、載せられるハードがないので掲示板を巡回するくらいしかできない。不足なのはCPUのスペックだけかと思っていたら、DVDドライブも必要らしい。

 まるで、System7が登場したときにCDを持ちながらFDを追加購入しなければならなかったときのような疎外感だ…しかし、新しいOSを使うためにハードをアップグレードするというのは本末転倒だから、どこかからG4の載った中古マシンを入手するまでは虎はなしだ。

 しつこいようだが、こうやって自分をなだめているのだ。特に、会社の後輩がPowerBookG4を買ったという報せを受けたり、TidBITS英語版でTigerがDVDでのみ供給されCDは別に追加料金が必要(アメリカでは$10)ということを知って軽く凹んだったりしたからなぁorz…