日本メーカーのタブレット担当者にとっては安らかに眠れない日が続きそうだ。
Microsoft が自社ブランドで Windows8 タブレットを出すかと思えば、Google が 7 インチタブレットの標準的なコストパフォーマンスを大幅に上げる端末が発表され、普通の情報収集能力を持ったユーザは買い控えるか、iPad、廉価タブレットを買う状況となった。
そこに、発売後2ヶ月で年末商戦の台風の目となりAndroid市場のメジャーになった、Androidの異端児 kingle fire がやってくる。Amazon という日本メーカーが(というより、Apple以外の端末メーカーが持っていない)エコシステムを従えてだ。
iPad 2012 が発表された時に、「新モデルを出すたびに、革新的な何かを消費者に提示してきたアップルの勝ちパターンが、今回の新型iPadで崩れた」とか言っていた日本の大手電機メーカーの端末開発者のいる会社が、iPad 2、iPad 2012、Surface、NEXUS7、kindle fire のどれかに対等に戦えるマシンを出したのか聞いてみたい。後、先日すでに終わっている端末を発表した時に「iPadに十分対抗できる製品になった」と語った西大和男パーソナルソリューション事業本部長にもね。
2012年のタブレット市場が熾烈を極めることは素人の自分でもわかった。ここには何度も書いた。そして、日本メーカーが出す端末が全て発売前から終わっていることも書いた。実際に起こったことは、自分の予想を上回ることが多い。つまり、自分でも予想できた、日本メーカーが勝ち目がないくらい厳しい市場をさらに上回る厳しい状態になったということだ。
まあ、こういう業界を外から眺めているだけのウォッチャーにとっては面白い。kindle fire がどれくらい魅力的なオファーを行うか、NEXSUS7 がなんぼのもんか。いつ発売されるか。Surface が製品として既存のプラットフォームと対抗できるほどの商品力を持つのか。いつ発売されるのか。日本市場に投入されるのか。楽しみは尽きない。
ついに黒船来航! Amazon.co.jpからKindle、近日発売 : ギズモード・ジャパン
くるぜよ! 大陸から、すげえのが!!
Amazon.co.jpがついにKindleを発売すると発表しました。公式ページでは「近日発売」の文字と、発売開始のメール通知リンクが用意されています。
現在の所出ている情報はこれだけで、発売日、価格、スペックなどの情報は不明ですが、
海外と同じ「Kindle」/「kindle Fire」/「kindle Touch」の3トップでの展開だと選択肢が広がって良いですよね。