強気なlinuxディストリビューション

エンタープライズ:レビュー:簡単に使えるOSを目指す「LindowsOS4.0日本語版」

 強気なチャレンジャーだ。ここまでとは思わなかった。5%というとmacと変わらない数字だ。linuxPC全体のシェアなんてmacよりも低い。もちろん、このOSの狙うのはwinマシンなんだろうが、一般ユーザーの大半がwinプリインストールマシンを選択している現状で、lindowsの入り込む隙が残っているんだろうか。俺はないと思う。

 しかも、この記事を見ても、新しいディストリビューションでしかないようだ。「ここにはApacheやBINDなどをはじめ、ZshやMozilla、さらにはStarOffice、RealPlayerなど1800種類以上が用意されている」そしてClick-N-Run Warehouseというパッケージ管理ソフトで、「同社のサイトに用意された「Linuxネイティブアプリケーション」を、GUI上で選択すれば、自動でダウンロード、インストールを行い、すぐに利用可能にする」らしい。しかし、クライアントのアプリケーションならともかく、サーバーアプリが「すぐに利用可能」なんて無理だろう。起動できる状態と「使える」状態は別物だ。正しくインストールして起動しても、期待した動きをするように設定したことにはならない。ApatcheやBINDなんて、設定が一番の山じゃないのか。

 俺がTL8wで苦労したのと同じような壁がそそり立っているような気がする。TL8wにもCDには開発環境もサーバープログラムも入っていた。しかし、使える状態ではなく設定のサポートも一切なしだった。何かやろうと思うたびに、新たなパッケージをインストールしなければならなかった。

 lindowsのセールストークを読んだwinユーザーが「これなら簡単にadslを使って自宅でwebサーバーが作れる。ディスク容量も気にしなくていいし、cgiの制限もないし、俺もやってみよう」なんて思ったら・・・もちろん、ディストリビューションの最終目標はそんなパッケージなんだろうけど、今のlinuxの方言だらけの寄せ集めでは難しいだろう。

 ディストリビューションについては事実上の勝敗は決したといってもいいだろう。インストールベース=情報量となってその差は現れる。もし、だれかに「linuxを使ってみたいんだけど、どうしたらいい?」と、このレベルの質問しかできない人間に聞かれたら、俺はまず「やめとけ」という。「それでも」と言われたら、「俺は使ったことがないから良く分からないけど、情報集めが楽でセキュリティ・パッチなんかのアップデートも多そうなredhatがいいじゃないの」と言うだろう。上の記事を読んだ限りでは、lindowsを薦める理由は見当たらない。

 間違っても。「俺はTL8wを使ってて、よく分かるからTurboLinuxにしたら」とは言わない。

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