清水義範。
単位の解説とまつわるフィクションとを取り混ぜた、独特の単文集。分かったつもりになっていたものを分かったつもりで終わらせないことができるかも。俺の場合は、いろいろある中でE=mc^2が一番おもしろかった。
後、覚えておきたい知識として、地球の自転が2億年で1時間の割合で遅くなっていることと月が2cm/年遠ざかっていること。地球の自転の速度の問題は地球上の生物の進化・絶滅を考えるときに必須のパラメーターだろう。自転の速度が変われば気候にも影響を与えるだろうし、自転が止まれば、変化に応じた変化ができなかった種は絶滅するだろう。
もちろん、どちらにしても50億年もしないうちに太陽の赤色巨星化に伴う温度上昇で絶滅はするのだが、どちらが先なのか考えるのは楽しい(か?)
とりあえず、古本屋で見つけたら迷わず買うことをお勧めする。