トレッドミルに見る残念 UI

操作盤例
実際のパネルではないが、材質はこれと同じと思われる。
で 0.1km/h しか変化しないので、目的の速度にするのに時間がかかる。押しっぱなしにすれば連続的に上がっていくが、上がるスピードが一定でゆっくりなのでまどろっこしい。

 今の物理仕様を変えなくても加速ボタンならできるだろう(基盤の交換が必要になるだろうが)。物理的な仕様を変えられるなら km/h 単位ボタンの追加を提案したい(こちらは操作盤の全交換になる)。

 今の物理仕様でも 1km/h 単位なら問題を感じないだろう。0.1km/h で刻むことに意味があるとは思えない。

 因みに、体重や斜度の調整ボタンも同じボタンだが、全くストレスはない。ボタンで入力すべきカウント数(ボタンを押す回数)の違いだ。斜度の調整ボタンは 0.5% 刻みで大多数の人は 1% くらいにしかしない。1% だとカウント数は 2 だ。体重はもう少し多いが、デフォルトの数字から 20 カウントで大半の人はカバーできる(しかも操作は開始時一回だけでいい)。それに対し、速度を 10km/h まで上げるには 100 カウント必要だ(静止からスタートなので)。メタボおじさんのウォーキング(5km/h)でも 50 回必要になる。さらに、ランニング中にも上げ下げを行う。

 このように、数字を入力する UI であっても、扱う数字が変われば使い難くなる。UIを考える人は、「このボタンはどういう状況でどういったデータを扱う時に使われるのか」よく考える必要がある。

 まあ、液晶パネルにすれば全部解決できる問題だ。液晶パネルにしても UI や仕様の設計ミスによって使いづらくなる落とし穴はいくらでもあるが。

 なお、トレッドミルに限らずトレーニングマシンの情報については別に書く予定。

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