腕時計型デバイスの市場の小ささを示した数字だろう。市場規模とシェアから考えると Apple watch の売り上げダウンの影響が大半だろう。Android の端末も減少しているのかどうかは分からない。また、Apple watch は第二世代待ちの買い控えが起こっている可能性は高い。
ただ、ここで何回も書いたが、腕時計型デバイスの市場は携帯電話の市場より小さい。その小さな市場が早くも飽和してしまったのか、完成度の低い(使いものにならない)Apple watch 第一世代への失望によりスマートウォッチが死んだのか・・・Apple watch 第二世代の発売で分かる。Apple watch の第二世代の電池の持ちが現行モデルと一緒だとしたら、モノ好きのマカーのおもちゃで終わりだ。
今使っている fitbit charge HR は大体4日に一回のペースで充電している(カタログ最大5日)。充電時間が2時間程度で、警告が出てからも半日以上もつのでほとんどストレスは無い。最低でもこのレベルの充電間隔にならないと Apple watch を買うことはないだろう。
また、スマートウォッチの弱点は「結局スマホと一緒に持ち歩く必要がある」だと思う。スマートフォンを手元に持っているのに、劣化版のアプリを使う必要がどこにあるのか。これは Apple watch にかぎらない。スマートウォッチに通信機能を組み込めるようになるまではこれを克服することは難しいと思っていた。
この不満に対して Pebble が一つ案を提示した。それが core だ。core が市場にどれだけ受け入れられるか興味がある。日本のsim が使えるかどうか分からないので対岸の火事だが、ジョギングの時に iPhone を持たなくてよくなるなら本気で欲しい。
腕時計端末、早くも失速=世界出荷32%減―4~6月期 (時事通信) – Yahoo!ニュース
【シリコンバレー時事】米調査会社IDCは21日、4~6月期の腕時計型端末(スマートウオッチ)の世界出荷台数が前年同期比32%減の350万台に落ち込んだと発表した。調査を開始した13年1~3月期以降、前年割れは初めて。
米アップルのアップルウオッチは55%減の160万台。15年4月に発売されたが、新モデルの投入もなく販売は低迷した。
アップルウオッチ発売時に注目を集めた腕時計型端末だが、購入者の裾野が広がっていないもよう。IDCのアナリストは「どのメーカーもファッション性や機能性に関した課題に直面している」と指摘した。