残念ながら iOS の制限で本来の力を発揮できないままの ATOK だが、着々と改良を進めてきている。素晴らしい。多くのFEPがシステム標準のIMの無料の魅力に負けて消えていった中、唯一有料の日本語変換ソフトとして生き残っているだけのことはある。まあ、自分は VJE 派だったので、VJE が Mac OS X に対応しなくなったとき(もっと前やったかな)から有料のFEPを使うことは無くなったが。
iPad のフローティングパレットのようなフリップ入力キーボードが素晴らしい。「大きな画面だから大きなキーボードにできて使いやすい」という安直な発想は前から批判してきた。XOOM のキーボードでも iPhone のフリックキーボードより速くは打てないというのも身をもって知った。だからこそ、このフリックキーボードをパレットのようにしたことを高く評価する。
ただし、iPad は縁の部分が広いので iPhone と同じ大きさや配置ではダメだ。同じ配列を流用したのは惜しい。片手でデバイスを持って操作するということはありえないんだから、モディファイアキーやモードキーを文字入力キーと逆の端に置けるようにしたらと思うがどうだろう。
ジャストシステムは2月3日、同社製iOS対応メモアプリ「ATOK Pad for iPhone」をiPadに対応、名称を「ATOK Pad for iOS」と変更し公開を開始した。価格は1200円(税込み)で、従来ユーザーは無償でアップデート可能となっている。
今回のバージョンでは新たにiPadの画面サイズに最適化したユーザーインタフェースを搭載。テンキーボードもiPad向けに最適化されており、任意の位置にフロート配置することが可能となった。そのほかの新機能として、メモごとにタグ付け/管理が可能となったほか、iOS5で標準搭載された「辞書引き機能」をATOK側から呼び出すことができる。対応OSはiOS5。
引用元: ジャスト、iPad対応のメモアプリ「ATOK Pad for iOS」を公開 – ITmedia +D PC USER