ガラパゴス脳と呼びたい

 スマートフォンはハードウェアスペックとは別の付加価値で勝負というフェーズに入ってきたようだ。しかし、方向性が陳腐で残念。こんなもんリラックマPCとかディズニーケータイの亜流でしかない。セールスポイントも安易で何の工夫もない。

 「スマートフォンも機種が増えすぎて、それぞれに特徴をアピールしづらくなってきた今日このごろ、ドコモが得意のブランドコラボに活路を見出すのは、むしろ自然な方向性と言えるでしょう。」と自ら書いてる(これはengadget の記事ではなくdocomoの広告)けど、要するに iPhone や iPad が「やったこと」を目指すことなく、小手先の仕様変更で儲けようという魂胆だ。<p>
 根本的に魅力のない端末に見えるが、一定の需要があるのかもしれない。しかし、prada ロゴがついているものが大好きな方たちに一言。外形や基本の UI はPRADAでもアプリをダウンロードしたら、容赦ない android のアイコンがホーム画面に並んで「カーフレザー調の贅沢な質感」なんてぶち壊しだからね。ダウンロードしなくても docom のおすすめアプリが並んでぶち壊しにしてるかもしれないが。Androidなので、ホーム画面の管理ソフトをインストールすることでテーマを利用して自分の好みに替えることは可能だが、そんなことをするヲタがこの端末を買うとは思えない(^^;

帰ってきた PRADA phone L-02D 発表、ドコモから1月発売 — Engadget Japanese.
あの iPhone キラーが帰ってきます。ドコモは PRADA とのコラボモデル「プラダフォン」の新作を発表しました。先行発表された海外では Prada phone by LG 3.0 と呼ばれているもので、名前どおり LG 製。ドコモ正式名称は例によって長く、docomo with series PRADA phone by LG L-02D となります。(上記写真は海外版)

仕様を並べると、ディスプレイは4.3インチ・480×800解像度のIPS液晶、プロセッサは OMAP4430 1GHz デュアルコア、カメラは外側に有効画素数800万画素のものを、内側に130万画素のものを供えています。また今回はちゃんと日本向けに作りこまれたようで、ワンセグとおサイフにも対応しました。赤外線、防水、Xiはありません。

とはいえ、やはりプラダの名を冠するからには、性能や機能がどうこうという製品ではなく、『高級感を醸し出すPRADA「EMBLEM&LOGO」に加え、PRADAを象徴する「サフィアーノ」カーフレザー調の贅沢な質感」』とか、『黒白を基調としたシンプルでスタイリッシュな「PRADA GUI」を搭載。アイコン、ウィジェット、フォントなどPRADAの世界観を追求したインターフェース』とか、つまりは高級感・質感・世界観あっての製品と言うべきでしょう。ドコモの中の人も感化されたのか「『Dual Core×Dual Channel×Dual Memory』のトリプルDual。Dual Coreで処理されたデータが2つのメモリを使用して効率的にデータ転送されることで、超高速パフォーマンスを体感できる圧倒的な処理能力を実現」など、いつになく力の入った表現を多用しています。

スマートフォンも機種が増えすぎて、それぞれに特徴をアピールしづらくなってきた今日このごろ、ドコモが得意のブランドコラボに活路を見出すのは、むしろ自然な方向性と言えるでしょう。なんにせよ、選択肢があるのはいいことです。発売は1月の予定。続きには海外版の動画を掲載しています。 sourceNTT Docomo

 SBMからも。こちらはずっと続けているカラーバリエーション。スマートフォンにも持ち込んできた。以前からSBMは多色展開端末を作っていたが、自分のようなヲタには全く訴求しなかった。こちらの端末も何の魅力も感じない。残念だ。SBMは製品の企画力なんかないんだから、要らん所に資源を使わずに iPhone の販売と回線サービス業者として土管の埋設に集中してほしい。

STAR 7 009Z (スターセブン):SoftBank スマートフォン | ソフトバンクモバイル
目を惹き付けるメタリックの質感が華やかさを演出。スマートフォンでは珍しいビビッドカラーを含んだ全7色から、自分好みの1台が選べます。

 まあ、こんな便所の落書きしてる人間こそ揚げ足取りしかできないガラパゴス脳かもしれないが・・・

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