カタログ上のスペックを星取表で勝つことばっかりにしか頭にないのではいつまでたっても、iPhoneはおろか国外の Android に追いつくことすらできないだろう。
富士通は「高性能のCPUと最新のOSに対応させた後、ヒューマンセントリックなど同社独自の技術を盛り込み、そしてユーザーに合わせたカスタマイズを施すという開発手順を踏んでいる」と言っているが、それは本当にユーザが望んだことなのか？そんな機能をスマートフォンに求めているのか？それ以前に、ガラケーの時だって、そこに盛り込まれた機能は必要とされていたと思っているのか？そこからボタンのかけ違いが始まっているんじゃないか？
知り合いでガラケーを使っている人は多かったがワンセグテレビやおサイフケータイを使っている人を知らない。ガラケーとラクラクホンしか選択肢がなくて要らない機能と分かっていても選択肢がなかったという意見しか聞かなかった。娘も 4S にする前は高価なシャープの Aquos phone だったが、カメラ機能を重視したら「全部入り」しか無かったのだった。そして、そのガラケーは2年の間に修理を一回と電池交換をしたにもかかわらず、2個目の電池が1時間くらいしか持たなくなっていた。
「スマートフォンにして幸せになれなかった」という指摘があったが、「じゃあ、ガラケーの時には幸せだったか」と問いたい。少なくとも、傍から見ていて娘は、その半年後に iPhone 3GS にした息子と自分ほどは幸せではなかったように見えた。
結局、このスペックでしか訴求できないと思い込んでいる限り、日本メーカーは低空飛行を続けるだろう。
発売前：
Xi対応、6.7ミリ、女性向け、そしてREGZA Phone：「ARROWS」で国内トップシェアを目指す富士通 1/3 – ITmedia +D モバイル
「ドコモの冬春モデルとして発表されたスマートフォンでは、富士通がメーカー最多の5モデルを開発した。いずれも富士通の高度な技術を盛り込んだハイスペックなモデルで、ワンセグや赤外線、防水技術、センシング技術、音声技術など、フィーチャーフォンで培った技術をすべての製品に採用している。ぜひ期待していただきたい。特に、スマートフォンに代表されるユビキタスプロダクトは、富士通にとって大変重要な製品。全社を挙げて取り組み、国内トップシェアを目指したい」（佐相氏）
発売後１：「REGZA Phone T-01D」に通話や通信ができない不具合――販売を一時停止
NTTドコモは11月18日、同日発売した富士通製のAndroidスマートフォン「REGZA Phone T-01D」に、音声通話とパケット通信ができない不具合が見つかったため、販売を一時停止した。
発売後２：今一番Hotなスマホ、Arrows ISW11Fで電源系不具合？と本体が高熱になり充電できない等の問題が発生 | APPGIGA!!（アプギガ）
国産全部入り最強スマホとして待ち望まれた富士通東芝Arrows ISW11Fだが、発売と同時に様々な不具合報告が飛び込んできた。
富士通 ARROWS Z (ISW11F) 何故かカメラが真っ黒で不安定？x2028;au ARROWS Z ISW11F 初フリーズ そして ブラックアウトへ・・・
更に、普通に使っているだけで本体の温度がどんどん上昇し、２０分で４７℃を記録したと言う報告もネットで飛び交っている。
ちなみに、高温になるとこの様なメッセージが出て、Wifi接続等ができなくなるようだ。この端末は４９℃を記録している。
本体に付属されている「ISW11Fご使用についてのお知らせ」には以下の様に書かれている。
このたびは、ISW11Fをお買い上げいただき、誠にありがとうございました。？x2028;ご使用に際し、下記をお読み頂きますよう、お願い申し上げます。通話、インターネット、カメラ、アプリなどを長時間使用したり、充電しながら使用するとISW11Fが熱くなることがあります。熱くなった場合には、充電またはご使用中の一部機能を停止することがありますが、故障ではありません。
ご不便をおかけしますが、その場合は、ISW11Fの温度が下がってからご使用下さい。
結局、富士通の役員はシェアとか売上台数とかしか興味がないのだろう。こんな使えないものを作ってきたときに「こんなもん出せるか。作りなおしてこい」と言えない金勘定しかできない「トップ」がいる会社の製品がワクワクするようなもののはずがない。技術的な知識なんかなくても、触ってみて一日でも使い込めばすぐに分かることだろう。電話や通信ができないとか、使ってたら熱持って止まったりなんてアホでも分かる。それすらやってないのに、「国内トップシェアを目指したい」なんてよく言えるwww