freetel priori2 06 続報(カメラアプリ・日本語化)

カメラアプリ続報

 先のエントリに書き忘れいていた事。

 Exif データにカメラのメーカー名がない。画像処理ソフトとして MediaTek Camera Application とあるのみ。なので、Flickr! でどの程度の使用者がいるかにはリストされない。まあ、されても上位1000位くらいだろうけどww

 残念なのは逆光補正が設定の下にあること。iOS 8 から標準カメラでフォーカスターゲットのすぐ横に露出補正用コントロールが出るようになったから余計に感じる。まあ、露出補正を意識するような人は他のアプリを使ったほうがいいだろうが。

 標準カメラの設定で画質を上げられないかと調べたが、設定の下の「画質」で設定できるのは画質ではなく、レタッチ機能だった。

 HDR は撮影画面上にトグルスイッチが表示される。グリッド線は出ない。マニュアルフォーカスもできない。

 まあ、写真や動画撮影の機能や画質にこだわる人はアプリを購入すべきだし、それ以前にこの端末を買うべきではないだろう。ただし、日常のスナップやメモ、SNS への投稿写真を撮るには十分だろう。

中途半端な日本語化

20150121-priorimenu Android 4.4.2 の共通の問題なのか freetel の責任なのか分からないが、所々英語のままのメニューが有る。右はカメラの設定・撮影モードだが、パーティまで日本語でそこから下が全て英語のままだ。

 ここだけではない。システムの設定の階層の奥には結構残っている。Android のビルド番号は freetel と入っているし、標準の 4.4.2 で存在するはずの「ロック画面上にウィジェットを表示する」メニューが差し替えられていることを考えると、freetel が設定にも手を加えたはずだ。にも関わらず日本語化が不十分というのは残念だ(IDEOS 8150 は中国語が残っていたからそれよりはマシだがww)。

 インストールしたアプリなら改善される可能性は残されているが、システムの設定画面は OS のアップデートが無い限り変更の機会がない。Android 4.4.2 は既にメンテナンスモードでセキュリティアップデートがあるかどうかという状態だろう。Google の開発リソースは Lolipop に集中しているはずだ。Apple が iOS 7 をアップデートしないのと同様だ。

 そして、4.4.2 が 5.0 へとアップデートされるかどうかは端末ベンダーのさじ加減ひとつだ。端末売り切りのメーカーにとって「リリース後の旧機種のアップデートに人を割いていられない」と思う気持ちは分からんでもない。しかも、Android は売った後の端末から継続的に集金する手段がない。Apple は iTunes でコンテンツやアプリを売って利益を上げられる。そして、そうするには新しいOSに乗り換えてもらうほうがメンテナンスの負担が小さい。それに対して、Android のビジネスモデルでは端末メーカーが継続的なアップデートを提供するメリットはほぼゼロだ。コンテンツが売れても潤うのは Google だけだし、数年後にユーザが端末を買い換える時に他メーカーの Android 端末にする可能性も高い。同じOSプラットフォームだからどのメーカの端末でも差がないし、それまでのデータやアプリの資産は受け継げからだ。
—-

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です