端末は電源をいれるだけで使えるようになった。当然ながら SIM も入っていて APN の設定も終わっているのだから当然。当然だが、Wi-Fiにつないでユーティリティをダウンロードしなければならない IIJmio+ iPhone 6 よりは親切とはいえる。というか、デジタルリテラシーのない価格指向な層に通販で売るには必須だろう。
まずやったのは自宅の Wi-Fi との接続。2.5GHz 帯に SSID を公開しているがあるのでそれを選んで暗号化キーを入れるだけ(iPhoneやiPadでは5GHz帯を使っている)。
OS は素の Android 4.4.2。初めての KitKat だが、ICS から大きくは変わっていないのでそれほど苦労はしなかった。
その後、Google でアカウントを新規作成し端末の管理アカウントに設定。Gmail や Google map もセット。
標準ブラウザは Chrome ではなくブラウザだった。Chrome を一度ダウンロードしたが、リンクをクリックした時にどちらか選ぶダイアログが出ないほうがいいだろうから Chrome は削除した。
メールも通常のメールソフトと Gmail が入っている。どっちがいいのか良くわからないが、Gmail で運用するほうが都合が良さそうなので標準のソフトは設定しない。Gmail なら iPad の Gmail と同期されるから。
はまったのはLINE。家族の連絡用に LINE を使おうと思っているから、すぐにダウンロードしアカウントの設定をした。アカウントの設定まではサクサク進んだが、自分のアカウントを登録しようとして止まった。検索ができない。検索してもらうようにもできない。これを設定しようとすると年齢制限しろと言ってくる。そして、docomoID のアカウント入力画面に飛ばされる。docomoID なんか持っとらへんがな。
良く見たら、docomo の回線を持ってなくても docomoID が作れることがわかった。そして、作ってみた。e-mail で登録用 URL を送ってもらい、そこから登録できるらしかった。そしてやってみたが、反応がない。メールが届かない・・・10分か15分くらいしてからメールは届くらしかった。こういったサービスはほぼ瞬時に返ってくることが多いので、何らかのミスがあって送信できなかったのかと思って試行錯誤してしまった。そして、e-mail のパスワードを再発行したりしているうちにメールが届いて、そのメールを使って登録しようとしたらパスワードを変えていて失敗といったことを繰り返してしまった。
最終的にiMacで登録した。そして、端末から年齢制限の時に使ってみたが失敗した。docomo の携帯電話の番号を入れてくださいと出てしまう。docomo の回線を持ってなくても docomoID を作れると言っておきながら、番号がないとログイン出来ないってアホか・・・こういうときは ggrks。同じようなことを訴えているのがヒットした。当然だ。MVNO は docomo の回線を使っているところが大半なので同じ状態になっているのだろう。
どうやら MVNO を使っている限り LINE で検索も被検索もできないようだ。しかたがないので、手元の端末はQRコードの読み取りで登録し、遠方の兄は兄をすでに登録していた自分のアカウントで兄を含むグループを作りそこから登録してもらった。PCのLINEアプリでアカウントを切り替えて登録することは可能だろう。自分の場合には新規で追加する機会はほとんど無いのでこれで十分。
問題は親だ。まさか友人から 「LINE に友だち申請するからラインID教えて。こっちで検索して申請するから」とか言われることはないと思うがwww
しかし、LINE のティーンエージャーの使用について問題視する世論をかわすためだけにdocomoと協働して作った枠組みかもしれないが、実効はほぼゼロなのに手間だけが増えている。要らない docomoID を作らされるのが最悪だ。しかも、docomo の回線を使っていなくてもアカウントが作れるといいながら、使えない状態というのも不信感を募らされる。土管屋は回線メンテだけしてろといいたい。