eBoostr 4.5 で速度向上

 以前使っていた東芝製 Windows XP 社給PC(以下、旧PC)は Pentium M 1GHz で5年間のリース期間の後半は CPU パワー不足と HDD の遅速のため、「Office をなんとか動かす事が出来る」という状態だった。Excel を起動したまま FMP でレイアウトをしようとするとグラフィックツールがまともに反応しなくて困ったものだった。

 その時に、藁をも掴む気持ちで導入したのが eBoostr だった(当時は ver 3)。旧PC のネックは HDD の転送速度とメモリ不足だったと思われた。省エネ型 50GB HDD は速度が遅くアプリやデータの読み込みに時間がかかるだけでなく、スワップ発生時に大きくレスポンスを悪化させてしまうのだった。

 そこで、手持ちの使っていないメモリカードを USB アダプタに挿して eBoostr を使ってみたのだった。体感出来るくらいの高速化ができた。それでも起動には5分以上かかったし、シャットダウンでも数分かかったが。また、起動時にはデスクトップが表示されてから操作できるようになるまでも時間がかかり、電源を入れてからロッカーに向かうのが朝の儀式だった(会社のセキュリティー・ポリシーによるログ採取ソフトが強制インストールされていて常駐ジョブとして大きく足をひっぱていたという特殊事情はある。アンチウイルスの常駐もあるという、本末転倒な状態であった)。

 2010 年に支給された PC は intel Corei5 2.5GHz 8GB メモリ。しかし、業務上必須なアプリが 64bit 対応していないために 32bit 版 windows7 が載せられており、5GB 以上が使われないというアホ仕様。SSD になったことで「要らない子」になるかと思われた eBoostr が再び脚光を浴びることになった。USB メモリではなく遊んでいるシステムメモリをキャッシュとして使えるからだ。さすがの SSD でもメインメモリに叶うはずがない。しかし、インストールしたときにはSSDと殆ど差がなかったので「SSDはメモリと大差ないくらいに速いから効果がないんかな」と諦めていた。

 親のXPマシンの速度が気になったので、余っているアダブタを使って eBoostr を入れてみるかとサイトをチェックしたら、最新版は 4.5 になっていて「4.0 を使っているユーザは無償アップデート可能」とあった。喜んでアップデートしたところ、下のキャプチャの通り大幅に改善された。この10倍というのがあくまでストレージアクセスだけの高速化なので、すべての操作が1/10の時間で出来るようになるわけではない。

4.0(左):ダイレクトアクセス 100MB/s キャッシュ使用時 101MB/s
4.5(右):ダイレクトアクセス 96MB/s キャッシュ使用時 929MB/s

 体感的に差が出たのは Office アプリ群や pdf リーダーといった大物アプリだった。そして、元々軽いテキストエディタなどは体感できない(0.2秒 が 0.1秒になっても分からない)。また、キャッシュなので、ストリーミングやデータの読み込みなどには効果はない(YouTubeやニコ動の読み込みが速くなったりはしない)。Webのブラウジングについても、ブラウザのキャッシュにヒットするようなものは超速で処理されるかもしれないが、比較にならないほど遅いネットからのデータを待っている時間のほうがはるかに長いので、ページが完成するまでの時間は大差がないので、期待し過ぎないでいただきたい。

 ただ、これまでは Office や Adobe reader は起動を待つのが嫌で書類を閉じてもアプリは立ち上げたままにしていたが、この速度で起動するならその必要はないと思い始めた(業務で使用する大物アプリは全て「優先アプリ」にしている)。

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