UX50:電池

 噂は聞いていたし、中古なので覚悟はできていたが、それをすら上回る減り方だ。ヘビーユーザーが拡張バッテリー確保に走ったのも分かる気がする。特に、無線LANのアクセスが厳しいようだ。ftpで接続しファイルを一つ(30KB程度)ダウンロードするだけで5%くらい減ってしまう。NetFrontはさらに、CPUもフル回転するだろうから電池の減り方も尋常ではない。俺の場合は、無線LANには家でしかつなげないから困らないが、公衆無線LANが使えるようになっても、これでは「気兼ねなく通信」は無理かもしれない。

 しかし、UX50の充電専用クレードルほど謎なものはない。ACアダプタも無駄にでかい。電圧の制限もあるだろうから、ケータイのACアダプタのような大きさは難しいかもしれないが、もっと小さくできるはずだ。そして、このクレードルなしで本体に直接端子を設ければ、充電環境を持ち運ぶ負担は大きく減る。USBからの充電は、PC側の仕様によって難しいケースもあるから、安全を見て使わなかったのだろう。その判断に誤りはないと思う。問題なのは、中途半端なクレードルだ。充電にしか使えないのなら、本体に端子をつければ済むことだし、クレードルの利便性をアピールしたいなら、本体にあるのと同じUSB端子を付け、クレードルで充電もホットシンクもできるようにするべきだろう。まあ、ここに書いたところで、CLIEはもう出ないが・・・せめて、AUと提携してスマートフォンを出すときには(そんな日が来るのかどうか知らないが)、こんな間抜けな仕様は勘弁して欲しい。

UX50:NetFront、メモステ

 palmデバイスでブラウザを使うのが初めてなので比較するものは何もない。小さな画面でよくがんばって表示してくれる。ただ、LANで接続しているととんでもない速さで電池が消耗するので、オンラインでblogを書くわけにはいかない。また、惜しいのは、別ウィンドウを開く事が出来ないので、MTで確認ダイアログの出る操作(Rebuild や トラックバックスパムの削除)が出来ないのが残念。

 ヤフオクで落札したメモステが昨日届いた。visorで使っていたspringboardメモリアダプターはまったくはみ出さないので違和感無くつけっぱなしにできたが、UX50のはプッシュ脱着で押し代が必要なので、はみ出している。また、メモステを装着していると走査する時間がかかるのか、時々タイムラグが生じるので、普段は挿さずに運用する事にしてみる。

 MP3ファイルをコピーして聴いてみた。音質調整ができるのがメリットで、俺好みのズンズンサウンドにできるのは大きなメリットだ。MP3プレーヤーとして十分使える性能は持っている。しかし、電池の余裕がないので、iPod shuffle の代わりにはならない。また、AudioPlayerをバックグラウンドで使うことはできないので、「電車の中で音楽を聴きながらCLIEで文章を読む」ということは全くできない。2曲聴いて満足したらデータを削除した。2度とAudio Player を起動することはないだろう。

UX50:Launcher試行錯誤

 ほとんどのUX50ユーザーはご存知のことばかりだと思うので、自分で再設定するときのメモはCLIE-UX50メモに書いている。

 各種のフリーソフトや使いこなし例を載せてくれているサイトのおかげでprismに近い使用感になってきた。ハードの仕様上prismを凌ぐことの出来ないこともあるが、prismを選んだ時点で諦めるしかないことだ。このことは、同時にprismでは絶対に出来なかったことが可能になったことも意味する。さらに、ハードの進化によりprismでは到達できなかった使用感を達成していることも多い。

 そんな中で、決定的に使用感を改善してくれて印象的だったソフトを、ほとんどのUX50ユーザーはとっくに導入済みだとは思うが、紹介したい。

1。PetitLaunch:ぱむ屋さんのキーボードをフル活用したローンチャ。これが便利なのは、ショートカットとしてアプリケーションボタンにソフト(DAも可)やコマンドを割り当てられること。このおかげで、3つしかないアプリケーションボタンに5つ(一つはPetitLaunchに割り当てるから)のアプリケーションを最大2回のボタン押下で呼び出すことが出来る。さらに、コピーやペーストと行ったコマンドを割り付けることができるのも大きい。もっと分かり易い説明がPEG-UX50で作るblog:PetitLaunchにある。

2。鍵盤交換:OKeyやMSMountを開発されているPalmBaseKeyReplace/鍵盤交換は、キー入力を他のキー入力に置き換えるもの。UX50で使うときに便利なのは、シルクに割り当てられている機能をキーボード入力で行えること。これにより、横長対応のソフトを使っているときにいちいちシルクを出さなくても済む。一番便利なのが日本語入力モードの切り替え。これをshift+spaceに切り替えるとキーボド入力時も違和感なく切り替えることができるようになる。また、キーコードを表示するDispKeyはセットで使いたい。

 他にもいろいろあるが、大きなのはこの二つで、かなり決定的だった。全てフリー。感謝!俺の設定例はwikiに書き留めておきますので、書き漏らしている組み合わせがあれば書き込んでください。ちなみに、メニューボタンとシルクエリアの出し入れのコードを絶賛募集中ですので、ご存知の方はお教えください。この二つを実行すると、メニューやシルクの出し入れがされてしまうのでDispKeyでも確認ができないのだ。

UX50:ユーティリティ(OKey)

okayはダイヤログで表示されるボタンをjogで操作できるようにしてくれるユーティリだ。Macintoshには昔からあった。標準にしてもいいと思える。
しかしソフトによっては動作しないものがある。

追記:
上記はU*Blogでdraftで書いたものだが、自動的に公開されてしまった。今回は何度も確認したので寝ぼけていたのではない。ここのMTのバージョンとの整合性の問題か?

上で「動作しない」と書いたのは、Jog Assist拡張モードでのボタン選択。NetFrontではボタンがアクティブにならないし、他のソフトでは一部のボタンを飛ばしてしまうことがあった。

また、上の説明ではjogのついていない機種にはメリットがないようだが、そうではない。メインの機能は、cntl+キーのショートカットでボタンを操作できるようにするというものだ。これで、キーボードでテキスト入力しているときにタップ動作をしなくても良くなるのだ。

他にも、シルクエリアに仮想のハードキーを置いてくれるので、TH55のような機種でペン入力しているときにタップ操作でスクロールやハードキー押下と同じことができる。(この機能はUX50ではメリットは薄いが。)

あと一つ嬉しい機能が追加されている。「CLIEを閉じたら自動的に電源がオフになると」いうもの。普通に閉じても液晶は消えるし時間が経てば自動的にスリープモードに入るんだろうが、電池に余裕がなくてこまめに消したい場合には嬉しい。

UX50:メモステゲット

B00023AHP8.09._SCMZZZZZZZ_ メモリスティック64Mをヤフオクで落札した。1400円だったがちょっとミスったかも。ヨドバシでは2500円程度だったし、価格.comでもsony製のものは2000円近くしたような気がした(ちゃんとは見てなかった)のだ。しかし、入札してから他のオークションを見ていたら、128MBの黒いヤツが2500円程度でしかも送料込で出ていたのを見つけた。完全に調査不足orz…

 メモリカードは合計の容量ではない。2枚の64MBより1枚の128Mのほうが「使える」のだ。まあ、俺はUX50で音楽を聴くこともないし動画を観ることもないから不足することはないと思うが・・・

 全然話は違うが、UX50についていたUSBケーブルはどこかで見たことのあるコネクタだ、と思ったら、娘のcybershotに同梱のケーブルと同じだ。ラッキー。これで安心して会社にUSBケーブルを置きっぱなしにできる。よく考えたら、cybershotもメモステリーダーとして使える。そういえば、娘のcybershotに64Mのメモステを買ったときは3000円近くしたのだった(2年半前だが)。

 安心迅速取引のamazonさんは、ちょっと割高だが、送料と送金手数料がかからないことは差し引く必要がある。

UX50:CLIE PalmDeskTop

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 本体ではないが、サポートソフトのCLIE PalmDeskTopにはガッカリだ。winのPalmDeskTopを使ったことがないので、CLIE用だけなのかwin版PalmDeskTop全てがそうなのかは分からないが、デザインが悪すぎる。CLIE専用ならソニーCLIEと書くだけでなく、もうちょっとマシなものにできなかったのだろうか。ま、それができなかったのがソニーのCLIEなんだろうが…というより、このところのソニーの没落の原因かもしれない。よく考えたら、ソニーはパソコンでも中身はwindowsでしかなかったな…VAIOのノートにmacOSが入っていたらと思ったユーザーは多かったが(PowerBook100はソニーメイドだったが)、それに応えるような製品は一度もなかったね。

 フォントがでかすぎる。また、無駄な空間も多い。左の4つのモジュールのアイコンだけが並んでいるサイドバーなんて無駄以外の何物でもない。デザインもなんだかなぁだし。案外、オリジナルの英語版だとすっきりまとまっているのかもしれない。日本語化するときは文字を日本語にするだけではダメ。windows2000のシステムフォントが救いようがないくらい汚いというハンデはあるが…とにかく、これを起動すると脱力感に襲われる。

PDT_mac-thumb mac版のPalmDeskTopは普通のマルチウィンドウだ。デザインもすっきりしていて、対象となるフィールドに自然に目が向くようになっている。デザイン自体はOSX世代というよりOS9世代に近く、そのために俺には馴染み易いのかもしれない。リスト表示のインターフェースは全て統一され、個々のデータのメンテナンスウィンドウはそれぞれに最適化されたフォームで、両方が同時に見えるマルチウィンドウだ。windowsユーザーの多くはウィンドウを画面いっぱいにして使っているようなので、このようなポータルっぽいGUIでもいいのかもしれないが…