PCヲタ向けの雑誌として極一部に支持されていた(のか?)パソコン批評という雑誌が今号を最後に休刊するらしい。
実は、この雑誌の3号から20号くらいまで、何回か原稿を書いたことがある。編集部の入れ替えにより、声をかけてくれた編集長がいなくなり、担当してくれていた編集者もいなくなった頃から声がかからなくなった。最初は、ヲタ向けではなく、「win95とか使うと操作が簡単になるらしいからパソコンを買ってみるか」というレベルのユーザーが、メーカーの宣伝に踊らされて埃をかぶらせてしまったっりしないための情報を載せるという編集方針だったように思っていた。
俺の書いた原稿については、パソコン批評レポート集にまとめてある。更新することもないので、こちらに引き取るべきかもしれないが、Y!BB放置民としては、逆放置プレーでうさ晴らしに(なってないが)置いてある。今、チラッと見たらリンク切れ続出だった(^^;…
最初に触ったデジカメはkodacのDC10だった。トイカメラの走りといっていいだろう。ちなみに、パワーザウルスMI610は自前で買ったもののレビューで掲載された。とにかく、文字制限がきつくて、2倍以上書いたものを削りに削ったものだった。スタパ風の言い回しなんか使う余裕はこれっぽっちもなかった。他のライターもヲタ受け文章は少なかった。
編集者が変わり、俺に依頼が来なくなった頃からライターの顔ぶれも変わり、スタパ風じゃないが、スカスカの文章ばかりになった。内容もマニア向けのものになり、俺は買わなくなったのだった。
2chや個人webサイトでの情報がパソコン批評の存在価値を相対的に低下させてしまったと感じる。webのほうがはるかに表現力が高く、制限もない。パソコン批評のような記事(メーカーのインサイダー情報などのない中で、ユーザーの立場から書くという意味)なら、書く方も読むほうもwebサイトで十分になってしまった。
さよなら、パソコン批評。