フラグメントが心配:『iPad Mini』は8月、iPhoneは9月:最新の噂

 個人的には魅力に感じないし、UI の基本となるモニタの物理的な大きさを増やすことは混乱を招きかねない。iOS エコシステムの大きなアドバンテージを自ら捨てるようなことはすべきではないと思う。繰り返し書くが、今でも iPad アプリの多くは iPad に最適化されていない。未だに発展途上といっても過言ではない。開発リソースが十分に蓄積されていないこと、プラットフォームが新しく淘汰が進んでいないことが原因と思われる。ここに更に新しいプラットフォームを加えると混乱に拍車をかけることになる。少なくとも後2年は今のサイズを堅持して欲しい。これは iPhone にも言えることだ。

 下の記事の最終の段落について、「中間的な製品が入り込む余地がある」とあるが、他の条件を無視している。kindle fire は「7インチだから売れた」のではない。「Amazon の安価な 7 インチだったから売れた」のだ。それ以前にも 7 インチの Android 端末はあったが売れていなかったのだ。

 もし、Apple が 8 インチ版の iPad を発売するとして、どのような価格帯にするのか?kindle fire と対抗できるものに出来るとは思えないし、kindle fire のような安かろう悪かろうな製品は Apple のブランドと矛盾する。かといって、iPad 2 が未だに十分な実用性を持って(Retina を活かせないアプリでは全く同等だし、ほとんどのアプリはそうだ)君臨している $350 の価格帯に投入するのも考えにくい。まさか、東芝のように 10 インチより高価な 7 インチを出すような真似はしないだろう。このエントリが恥ずかしくて消したくなるような革新的な 8 インチが発表されたら嬉しいが・・・

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iPad Miniについては、オリジナルの9.7インチのiPadが登場する前も含めて、はるか昔から、さまざまな報道や噂、信憑性のないでたらめな情報が流れている。スティーブ・ジョブズ元最高経営責任者(CEO)が以前、7インチ版のiPadも開発していたが発売には至らなかったと述べた(日本語版記事)ことは有名だ。同氏は、「7インチのタブレットは中途半端だ。スマートフォンに対抗するには大きすぎるし、iPadと張り合うには小さすぎる」と語っていた。

それでも、「タブレットのようなスマートフォン」であるSamsung社の『GALAXY Note』(日本語版記事)や、7インチのタブレット『Kindle Fire』(日本語版記事)などの人気は、時代が変わったこと、そしてわれわれの生活には中間的な製品が入り込む余地があることを示しているようだ。

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