本気?ソフトバンクBB:1万3000カ所の基地局用地を確保、携帯事業参入で

MSN-Mainichi INTERACTIVE モバイル

ソフトバンクBB:1万3000カ所の基地局用地を確保、携帯事業参入で

 ソフトバンクBBは同社と親会社のソフトバンクが計画している携帯電話事業への参入の準備のため、全国で1万3000カ所の携帯電話基地局用地を確保していることが2日までにわかった。基地局用地の確保は「各社とも特に苦労してきた」(NTTドコモ)という中で、ソフトバンクBBは、事業開始と同時に既存事業者と肩を並べるカバーエリアを提供できる見通しがついたことになる。

しかし、

全国各地の地権者と交渉を行ってきた。これによって、これまでに1万3000カ所で、事業者免許取得後にアンテナを設置する内諾書を取りつけているという。

 まだ、用地を買収したわけではない。都心部のビルの屋上とかなら設置費用は少ないが、地方の山や担保に立っているような鉄塔を建てるには多大な資源が必要だ。それに、ソフトバンクがもちこたえられるのか?まあ、既にBBフォンで自社IP網から一般電話・ケータイへの通信はできるので、最寄りの自社交換機までのラスト数マイルを無線に置き換えるだけでいいのかもしれない。

 ただ、TD-CDMA使う周波数帯域は高周波帯であり(TD-CDMAがこの周波数を必要としているのではなく、政策的に割り当てられた周波数帯がここなだけ)、カバー範囲は少ない(電波が回り込まないので、死角になりやすい)。今でも「fomaはつながらない」と揶揄されているほどだ。それ以上の2010MHz~2025MHz付近を使うTD-CDMAではさらに密度を上げる必要があるのではないだろうか。また、ADSLのように固定的な場所で使うものと違い、移動しながら使われることすらある携帯電話(データ通信なら切れてもあまり困らない)をカバーできるのか。最終的には2万局でカバーするらしいがどこまでいけるか。

 海外の端末メーカーと提携して端末を開発すれば面白いものが出来上がるかもしれない。palmOS搭載機とか・・・IP端末としてメッセンジャーの載ったコミュニケーターが出たらいいのに。

 とにかく、技術的な動向として、見届けたいチャレンジではある。phsのように先細りしていくのか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です