freetel は脱落か?|priori2ソフトウェアアップデート(FOTA)一時中止のご案内

20150405_freetel 親の priori2 は Android 4.4.2 だったが、5にアップデートされるという話は未だにない。それどころか、マイナーバージョンアップもまともにできないようだ。

 iOS も Android と同じくらい危険とかいう寝ぼけたことを言う人がいるが、現実が見えていないとしか言いようがない。Android の最新版 OS は iOS と同レベルに安全かもしれないが、現実には最新OSを搭載している端末の割合は iOS 端末と比べ物にならないくらい低い。ユーザの意識が低いとかリテラシーがと加いう問題ではなく、端末メーカーやキャリアがカスタマイズしているために Google が最新のセキュリティ対応したバージョンをリリースしてもユーザの端末は旧来のままということだ。そして、ユーザがそれを望んでも、メーカーやキャリアが対応しなければどうしようもない。

 Android 5 が公開された後に市場に発売された端末すら旧バージョンの OS を搭載していてアップデートもできない。これが現実だ。これまで、iOS 端末は3年近くアップデートされた。重くなって使いづらくなったりはしたが、本人が望んでもアップデートされないなどということにはならなかった。

 それとは別に、freetel は MVNO 市場で敗退する可能性がある。下のリリースを見ると、不安になる。このリリースにはどこにも日付がない。いつ中止したのかが書かれていない。調べたら3月9日のリリースだったが、一月近く経ったが未だにアップデート再開の知らせはない。

priori2ソフトウェアアップデート(FOTA)一時中止のご案内 | freetel

日頃はfreetelをご愛用頂きまして、まことにありがとうございます。
この度、priori2 (3G版)のソフトウェアアップデートが正常に実施できない場合があることがわかりました。
このため、一旦ソフトウェアアップデートの提供を中断させていただきます。
正常に実施できるよう調整しまして、調整ができました段階で再度公開させていただきます。
ご迷惑をお掛けしまして申し訳ございませんが、しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。

 後、ヤバイと思うのは容量拡大レースに遅れているということだ。自分が契約しているIIJmioは4月から月間3GBになった。料金は同じでだ。freetel の最安プランは1GBのままだ。月間の基本料金が数百円安いかもしれないが、3倍となると許容範囲を超えるだろう。

 また、freetel のサポートサイトの情報が貧弱過ぎて話にならない。10年前のキャリアのページのようだ。使用状況、請求情報などが一切分からない。電話代は従量制なのだから、どこに何分かけたから幾らというのは示せなければならない。紙の請求書を送ってくるというのならなくても仕方がないが、紙の請求書はないのだから、明細を示すものが一切ないことになる。月々請求するときの元データとしてDBには持っているはずなのだから出すのは技術的には簡単だ。

 前にも書いたが、使用量がOSの端末データ通信量でしか確認できないのも不便だ。これも、キャリアはデータを持っているのだから提供するのは可能なはずだ。IIJmio のように専用のアプリがあるのが理想だが、freetel では無理のようだ。

 まあ、この4月は対抗するMVNO業者がサービスを拡充させたので、通話料半額だけでも追随する必要があって、リソースをそちらに集中しなければならなかったのかもしれない。が、IIJmio が容量拡大と通話料半額を同時に仕掛けて来たのに、同じことができないのはスケールの違いか・・・

 電話契約の場合には1年間の縛りがあるので、違約金を払ってまで他の業者に載せ替えることは考えていないが、縛りが解けたら IIJmio にするつもり。

MVNO 3題

MVNO 容量増加

 「「IIJmio」が通信量増量 900円プラン3Gバイトに」にも書いたように IIJmio が2GBプランを 3GB に増量してくれる。これに追随するように楽天のMVNOサービスも同様の増量を発表した(元から楽天は 2.1 GBだったので、今回の増量で 3.1 GB になった)。

 ユーザにとっては嬉しいが、にミマムプランの2GBすら使い切っていないので 3GB になっても特に変化はない。おそらく、2ヶ月後に切り捨てられる容量が増えるだけだろう。おそらく MVNO 業者はそれを見越しての増量だろう。2GB プランのユーザの大半は 1GB くらいしか使っていないのではないだろうか。

 MVNO 業者にとって利益を圧迫するとしたら、大容量のプランの人が下のプランに変更することだろう。大容量プランに加入している人間と小容量プランに移行しそうなユーザの数は大体読めるだろうから、大きな減収にはならないという計算をしたのだろう。

 自分の生活圏では docomo の LTE は遅い。通勤電車では3Gで安定してつながるほうが快適なくらいの速度でしかない。なので、容量が増えてもパケットは流れない・・・これも計算どおりか。

IIJmio ふぉん

 IIJmio で通話が安くなるというサービスが発表された。フュージョンと同じようなテクニックで一般電話や他キャリアへの通話を安くするようだ。純正の電話アプリを使う場合にはプレフィックスを入れる。専用の通話アプリを使う場合にはそのままダイヤルすればいいらしい。自分のように複数回線を同一名義で使っている場合には同一名義の回線間の通話は最大60%割引になるらしい。

 自分の場合はほとんど電話をしないのであまり興味はないが、覚えておいて損はない。使うかどうか分からないが通話アプリはダウンロードしてみるつもりだ。

 まあ、今は家族はもちろん、実家の親や離れて住んでいる兄とも通話は LINE でできる。固定電話は eo 光のオプションで300円なので置いているだけだ。「携帯電話」の音声通話サービスはその程度のものになっている。おそらく、アプリがエラーで動かなくなっても相当な期間気づかないだろうwww

VAIO phone

 なんで VAIO がスマートフォンを出すのか理解できなかったが、VAIO製ではなく VAIO のロゴが入った中国製端末でしかなかった。その事自体は自分はどうでもいい。5万円もする Android 端末は、たとえ Apple が倒産して iPhone が無くなったとしても、買わないからだ。

 VAIO ロゴの入った端末については散々叩かれているのでここに書く必要はないだろう。残念なのはMVNOの走りである日本通信が「2年縛り」を導入したことだ。端末は SIM ロックフリーでも契約がロックされてるならキャリアの2年縛りと同じだ。

 契約の内容から考えれば、キャリアのかけ放題抱き合わせプランよりは安い設定だし、端末自体がロックされているわけではないので、海外に行く人が地元のキャリアのSIMを挿したり、一時的に他の人のSIMを借りたりすることも可能だ。それに、2年後には名実ともにフリーな端末として他 MVNO 業者のSIMに差し替えて使い続けることもできる。

 しかし、問題はそれではない。自分は docomo の iPhone に対するやり方が嫌いだ。iPhone が入ってきた時に「あんなものは日本では普及しない」と言ったり、SBM が iPhone に docomo の SIM がつかないようにすることに批判的な態度を取っていたくせに自社が iPhone を扱うときにはロックしたことに対する反感が残っている。

20150318_graph そんなキャリアに対する対抗勢力として日本通信に対しては応援する気持ちがあった。今回の契約はこの気持ちを完全に失わすものだった。割賦販売はあってもいい。5万円もするものを一括で買うより分割で購入したい場合もあるだろう。しかし、一括で買っても分割で買っても同じ条件にすべきだ。

 自分が SIM ロックフリー版の iPhone にしたのはキャリアに対する納得感のなさによるところが大きい。MVNO の契約には納得感がある。IIJmio はもちろん、Freetel も納得できる契約だ。日本通信も VAIO phone 以前はそうだった。この納得感を捨てたことに対する嫌悪感は自分だけではなかったのだろう。この発表と同時に日本通信の株価はガタ落ち。

キャリアからMVNOに乗り換えた人は2割、残りは「めんどくさい」

 社会調査ではない。スマートフォンユーザーのマイナビニュース会員が母集団だ。「携帯電話はあんまり使わないけど、前に使っていた端末の電池が持たなくなったので機種変更に行ったが、スマートフォンを勧められて」というような人は含まれていない。にも関わらずこの普及率ということに注意しなければならない。

 マイナビニュースに登録しているようなヲタクなユーザですら、MVNO に移行していないのだ。これを見る限り MVNO が一般的になり、端末と SIM を別々に買うのが一般化するにはかなり時間が掛かりそうだ。

 しかし、この「めんどう」、「よくわからない」の払拭は難しい(残り8割全員が「めんどくさい」としているわけではないが)。現状が合理的でないと薄々分かってはいても、行動に移すのには大きな精神的エネルギーが要る。

 人のことは言えない。自分も、住宅ローンを抱えていて、金利の安いローンに借り換えるのが経済的に合理的であるとわかっているのにできない。数年も前から思っていたのに、未だに3%のローンを払い続けている。借換えれば金利負担は半分くらいになるのに・・・

 「このまま行ったらヤバイ(或いは動かない場合に比較して損をする)」と分かっているのに動けないのはゆでガエルだ。今年は、住宅ローンの一つを中途完済して、気楽になった。来年は残る一つの借り換えをして楽になりたい・・・

キャリアからMVNOに乗り換えた人は2割、残り8割は「めんどくさい」 – マイナビニュース調査 | Androidアンドロイド情報の総合ポータル – AndroWire
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VoLTE は誰のため?

携帯キャリア3社のVoLTEの違いは? – サービスを比較 (4) 3社のVoLTEサービス比較 | マイナビニュース

 話し放題プランだけにした docomo が苦戦していることが示すように、ユーザはもう音声通話に重きを置いていない。自分は極端かもしれないが、10月に iPhone 6 にしてから開通テストのために受発信しただけで一度も電話をしていない。こんな人間にとって音質が良くなることなど何のメリットでもない。発信待ちの時間についてもだ。どうしても電話しなければならない重要な電話をかけなければならない時に10秒や20秒待たされても何ら問題はない。

 電波の使用効率のいい通信方式にしたいのはキャリアの都合だ。特に、話し放題プランは通話あたりで課金されないので、使われるリソースが少なけれ少ないほど利益につながる。これが VoLTE を推す理由だ。

 ただ、長期的に見れば LTE が主流になることは間違いない。LTEを改善したバージョンになる日も来る。その時に 3G 回線網を音声通話のためだけに維持するのはユーザ・キャリア共に不利益になる。

 これまでも、アナログやデジタル(2G)を停波したのと同じことが 3G にも来る。これはその布石だろう。2012年の記事にすでにロードマップは示されていた。

VoLTE

かけ放題プランかぁ

 キャリアが盛んに「お得」と宣伝しているプランだが、日経トレンディが詳細に検証してくれていた。

 ほとんど、自分が指摘することは書いてくれている。

 こういうものが普及して通話を無料にしても大量の通話が発生しないことを計算に入れてこのサービスを始めたのだろう。キャリアはもう通話はメインサービスではないと気づいているはずだ。名サービスでないものを充実したからと値段を上げてお得と宣伝するのは詐欺に近い。

 自分のようにほとんど電話をしない人間にとっては差額を取り戻す可能性はゼロだ。電話代が無料になったからといって電話する相手はいない。家にいる時に歯医者の予約や宅配の再配達を依頼するときに家電をつかうようにしていたのが携帯でやるという程度だ。(3分8円の家電通話料の節約にはなる)。

 長時間電話する人についても得になる人は少ないのではないだろうか。そんな人は今でも通話パックとかで電話料金が安くなるプランを使っているだろう。050 や Skype や LINE を活用している人も多い。

 キャリアは「平均的なユーザなら得になる」と言っていたが、自分は信じていない。得になるのは従量料金で基本料の差額分以上毎月使っているユーザとかけ放題より高額な通話料重視のプランを使っている人だけだ。そして、そういう人はキャリアを揃えたり家族割り引きなどを利用していたので、実はたいして得にはならない。明らかに得になるのはキャリアだけ

 ソフトバンクは後出しジャンケンでこの状況を逆手に取ってMNPで勝とうとしている。セコイ後出しジャンケンだが、かけ放題プランが欲しくないユーザのニーズに応えているとも言える。まあ、かけ放題で相手のネットワークにかける確率が高いソフトバンクはかけ放題にするときの費用負担が違うから「たいして美味しくないなら回線数減るよりホワイトプランを続けたほうがいい」ということだろう。

11 月使用実績 IIJmio, Evernote (premium)

 10月の末頃に残り容量が心細かったためにクーポンスイッチで 200Kbps で使っていたら1GB以上残った。10月は端末自体が新しかったこと、iOS8 対応のためのアプリのアップデートが多かったことなどで、ダウンロード量が通常使用より多かったのかもしれない。

 しかし、今月はマメに高速通信を切るようにしていたが、節約のために我慢して低速でという意識はほとんどなかった。むしろ、低速にしたまま放置していて、「ちょっと切っとこか」と思ってミオポンを開いたら off のままだったこともある。自分が iPhone で通信するのは電車の中が多く、通信状態が悪いので高速だろうが低速だろうがよく分からない。また、電車の中ではTwitterやニュースサイトのブラウズ、Evernote でテキスト書きくらいしかしない。これなら LTE だろうが 3G だろうがほとんど変わらない。

 10月末の残量が心細かったので、4GBにしようかと思ったが、必要なさそうだ。

2014/11 IIJmio 使用量
2014/11 IIJmio 使用量

 IIJmio にしたことで、Evernote のアカウントが1年間無料で premium になった。月間最高 4GB までアップロード可能となったものの、アップするのはテキストメモばかり。4GBまで使えるが使用量は 26MB 。これなら無料アカウントでも余裕・・・でも、持ち越せないんだよねぇ・・・

 Evernote 月間 1GB までで月100円(年間1,000円)とかなら有料にしようかと思うが、いきなりこんなグラフ魅せられても、「有料にしておいて良かった」とはならない。同じことは Dropbox にもいえる。2GB は手狭な感じがするが 1TB は要らない。Mac OS の Timemachine バックアップのターゲットドライブにできるならメリット大きいが、そうでもなきゃ無駄に感じる。

 大盛りチャーハンにライス食べ放題サービス付けるようなものだ。

11月分というわけではないがほぼ一ヶ月分。
11月分というわけではないがほぼ一ヶ月分。

ソフトバンク解約

さようなら~
さようなら~
 ソフトバンクの料金で娘の解約月の金額を見て、解約月も基本料金とパケット料金は日割りだと分かった。

 基本料金は日割りかと思っていた。パケット月額は満額必要かと思っていた。だから、iPhone 4S の回線は月末にするつもりでいた。

 日割りにしてくれるなら一日でも早く解約するのが合理的だ。行き帰りの電車内で空いている時にWi-Fiルーターとして使っているだけだから。家に帰って風呂にはいる時にも使うっているが、Wi-Fiで使うのでソフトバンクの回線は不要だ。

 待たされても困らない土曜出勤の昼休みに行った。一人だけ前に待っていたが、10分くらい待っただけで店員が来て手続きしてくれた。手続きにとりかかってからは5分くらいで完了。しかも、ちゃんとした対応を受けられた。尼崎のソフトバンクのショップでこのような接客を受けたのは、皮肉にも、初めてだ。

 

いやいやそこじゃないでしょwww「MVNOを阻む3要因」

 携帯電話依存症のような分析だ。

 第一:「MVNOでは手続きに時間がかかるという点だ。」:MNP しない人間には関係ない。

 第二:「キャリアの定額通話プラン強制」:むしろこれがあるからキャリアを離れたくなった。電話を大量にかけたい人だけではない。これは docomo の業績ダウンが示したとおりだ。

 第三:「MVNOにはキャリア各社のような直営ショップがなく、安心で信頼できるサポートが提供できない」:キャリアのショップに行くのが嫌過ぎて全て通販でやるようにしている。キャリアのショップで何か参考になる情報を得たことなど皆無だ。むしろソフトバンクの契約店の店員の質の低さには辟易する。3年前に iPhone 4S を買った時の JR尼崎店の店員にうんざりした。ショップにいかなくても回線契約ができるのは逆にメリットだ(ソフトバンクも通販で買えるので、自分の iPhone 4S と翌年に買った息子の iPhone 5 はソフトバンクの通販で買った)。

 ショップに行って操作の仕方を教えてもらう人間もいることは知っているし、生活環境によって電話を多用する必要に迫られている人もいるだろう。そういう人はキャリアのショップで話し放題を契約すればいい。それだけのことだ。記事に挙げられている MVNO 普及を阻む普遍的要因ではない。

 ただ、一つだけ「これはまずいかも」と思ったのは、MVNO で移行する場合に一日完全に空白が生じること。そして、その日がいつかユーザは一切コントロール出来ないことだ。自分のように電話番号が変わってもいい人間はともかく、普通の人は不便だろう。予め日を決められたら影響は少ないが、そうでないと突然今まで使っていた回線が使えなくなる。そして、SIMを受け取るまで電話ができなくなる(アクティベーションさえしておけば、Wi-Fi端末としては使えるが)。

 自分の場合は電話番号が変わっても良かったので、既存回線を活かしたまま IIJmio が到着するのを待つだけだったから何の問題も感じなかった。一本の回線しかない場合にはWi-Fi環境下でなければ完全に途絶してしまう。これをリスクに感じる人はいるだろうし、もっともだとも思う。

 自分が MVNO の普及の障害要因と考えるのは、端末代に対する心理的抵抗だ。特に、一括で8万とか9万の現金が必要というのはしんどい人が多いだろう。また、これまでの買い方だと端末代金は「実質x万円」と表示されるので、本当の金額を示されると高いと感じてしまう。実際に計算したら回線料金に含まれているだけなのだが。これが一番だろう。

 次は MVNO のわけの分からなさだ。これまで携帯といえば docomo、au、softbank と思っている人にとって「MVNO 。何それ?」だろう。聞いたことのないようなブランド名だし。

 後、docomo が今回導入した固定回線とのセット割引だ。これで3キャリアで家庭の固定回線とのセット割引が適用されると、多くの携帯電話を持っている家庭にとっては節約効果が大きい。固定回線は移行が面倒(物理的な工事と立会が必要)なので、携帯電話をMNPで移行するようには移行できない可能性が高い。一度固定回線とのセット割を受けてしまうとMVNOに転出する際のコスト計算でメリットがかなり小さくなる可能性がある。

 docomo が来年の SIM ロックフリー義務化を受け入れたのは固定回線とのセット割の解禁と「セット割」だったのではないだろうか。

「SIMフリー義務化」でもMVNOを阻む3要因 | 通信 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
電話番号をそのままに移行できるMNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)において、MVNOでは手続きに時間がかかるという点だ。現在、MNPで申し込むと、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3つのキャリア間では、その場でSIMを書き換えて、すぐに利用できるようになる。しかし、MVNOにMNPを申し込んだ場合、MVNO側でSIMカードを書き換えて、そのSIMカードがユーザーのもとに到着するまでに2~3日かかるというのが実態だ。

2つめは、今年7月から各社がスタートした通話定額制の存在だ。現在、キャリア3社は横並びで通話定額料として2700円を打ち出している。この結果、通話利用が多いユーザーの場合、MVNOよりもキャリアと契約した方が安いという結果になっている。

そして、3つめには、MVNOにはキャリア各社のような直営ショップがなく、安心で信頼できるサポートが提供できないという点だ。

来年5月から携帯のSIMロック解除が義務化?

simusi 日経新聞の希望的観測でしかない説も根強いがどうなんだろう(下の記事もソースは日経新聞)。「携帯のSIMロック解除が義務化」がどういう意味なのかが不明だし。タブレットやルーターにも適用されるのかも気になる。

 もし全機種のロックが解除されるとしたら、影響を受ける範囲は大きいだろう。一括購入はシンドイので割賦販売は継続されるだろうが、端末代と回線料金とを曖昧にして値引くようなやり方は通用しなくなる。縛りが終わっても端末を継続的に使い続けるなら無料でロックを解除し MVNO に移行できるからだ。

 キャリアがどのようなプランを提示してくるかが楽しみだ。

来年5月から携帯のSIMロック解除が義務化される見込みです : ギズモード・ジャパン
日本経済新聞によると、総務省は来年5月から携帯電話のSIMロックの解除を義務付ける方針なんだそうです。今年前半にこの方針は決定されていましたが、ついに具体的なスケジュールが定まり、日本でもSIMフリー時代が始まろうとしています。
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土管屋やる気もないのに「キャリアの代替(三木谷)」だって

三木谷社長「楽天モバイルは既存のキャリアの補完ではなく代替を目指す」 楽天がMVNO「楽天モバイル」提供開始。音声通話とLTE通信、月額1250円からの格安スマホ – Engadget Japanese

 アホか?「代替」という言葉は「対象を無くしてそれを引き継ぐ」という意味だろう。MVNO はキャリアに依存しているので代替になれるはずがない。土管を掘る覚悟も能力もないくせに「代替」を口にするという厚顔さは楽天の社長らしい。見習いたい。

 とはいうものの、SIMロックフリー化という追い風の中で MVNO サービスに目をつけるのはさすがだ。金の匂いへの嗅覚は警察犬並み。「楽天」という名前が冠されていることを除けば、新しい MVNO 会社が増えるのは歓迎だ。SIM ロックフリー iPhone を使っているからなおさらだ。

price plan 価格設定はほぼ IIJmio と同じだが、データ専用プランがないことや低速専用プランがあることが特徴だ。ベーシックプランというのは IIJmio では設定不可能なプランだ。楽天が先日発表した「」と組み合わせればそこそこ使える。ガラケーを修理するか機種変更するか迷っているようなレイトマジョリティ向けのスマートフォンには悪くないといえる。

 ただし、一つだけ注意したいのは、現行のキャリアの料金として提示された 6,500 円というのは、端末代も含んでいるということ。実質無料の機種を選べば 6500×24 で2年間使った上に端末が手に入る。MVNOの回線使用料とそのまま比べられない。このキャリアの価格付けに問題があることは指摘している。端末代込みの価格プランなのに端末代を支払っても安くならないどころか高くなるのは異常だ。端末を払い終えてからもこの金額はほとんど変わらないから嘘ではないが、2年という期間で比較した場合は違う。MVNOの使用料金と端末代金をはっきりと分けて提示するのは正しい。問題なのは、条件の違いを提示せずに料金比較をしていることだ。

携帯キャリアとネット通販の異種格闘技戦が始まる:日経ビジネスオンライン 楽天、3~4年で1000万台のスマホ販売を目指す
 楽天は今回のサービスに相当自信があるようで、三木谷氏は「3~4年で1000万台の販売を目標にしたい」と鼻息も荒い。

 三木谷定数を掛けると300万台くらいといったところかwww jpeg ファイルを「本」として水増しした銀行屋だから。Jobs とは違う種類の現実歪曲技術を駆使して達成したと言い切るかもしれないwww

 1,000万台の販売というのも引っかかる。回線サービスは回線契約数を数えるのが普通だ。 Kobo に SIM カードを入れてプレミアムユーザに無料で送りつけるとかwww