親の priori2 は Android 4.4.2 だったが、5にアップデートされるという話は未だにない。それどころか、マイナーバージョンアップもまともにできないようだ。
iOS も Android と同じくらい危険とかいう寝ぼけたことを言う人がいるが、現実が見えていないとしか言いようがない。Android の最新版 OS は iOS と同レベルに安全かもしれないが、現実には最新OSを搭載している端末の割合は iOS 端末と比べ物にならないくらい低い。ユーザの意識が低いとかリテラシーがと加いう問題ではなく、端末メーカーやキャリアがカスタマイズしているために Google が最新のセキュリティ対応したバージョンをリリースしてもユーザの端末は旧来のままということだ。そして、ユーザがそれを望んでも、メーカーやキャリアが対応しなければどうしようもない。
Android 5 が公開された後に市場に発売された端末すら旧バージョンの OS を搭載していてアップデートもできない。これが現実だ。これまで、iOS 端末は3年近くアップデートされた。重くなって使いづらくなったりはしたが、本人が望んでもアップデートされないなどということにはならなかった。
それとは別に、freetel は MVNO 市場で敗退する可能性がある。下のリリースを見ると、不安になる。このリリースにはどこにも日付がない。いつ中止したのかが書かれていない。調べたら3月9日のリリースだったが、一月近く経ったが未だにアップデート再開の知らせはない。
priori2ソフトウェアアップデート(FOTA)一時中止のご案内 | freetel
日頃はfreetelをご愛用頂きまして、まことにありがとうございます。
この度、priori2 (3G版)のソフトウェアアップデートが正常に実施できない場合があることがわかりました。
このため、一旦ソフトウェアアップデートの提供を中断させていただきます。
正常に実施できるよう調整しまして、調整ができました段階で再度公開させていただきます。
ご迷惑をお掛けしまして申し訳ございませんが、しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。
後、ヤバイと思うのは容量拡大レースに遅れているということだ。自分が契約しているIIJmioは4月から月間3GBになった。料金は同じでだ。freetel の最安プランは1GBのままだ。月間の基本料金が数百円安いかもしれないが、3倍となると許容範囲を超えるだろう。
また、freetel のサポートサイトの情報が貧弱過ぎて話にならない。10年前のキャリアのページのようだ。使用状況、請求情報などが一切分からない。電話代は従量制なのだから、どこに何分かけたから幾らというのは示せなければならない。紙の請求書を送ってくるというのならなくても仕方がないが、紙の請求書はないのだから、明細を示すものが一切ないことになる。月々請求するときの元データとしてDBには持っているはずなのだから出すのは技術的には簡単だ。
前にも書いたが、使用量がOSの端末データ通信量でしか確認できないのも不便だ。これも、キャリアはデータを持っているのだから提供するのは可能なはずだ。IIJmio のように専用のアプリがあるのが理想だが、freetel では無理のようだ。
まあ、この4月は対抗するMVNO業者がサービスを拡充させたので、通話料半額だけでも追随する必要があって、リソースをそちらに集中しなければならなかったのかもしれない。が、IIJmio が容量拡大と通話料半額を同時に仕掛けて来たのに、同じことができないのはスケールの違いか・・・
電話契約の場合には1年間の縛りがあるので、違約金を払ってまで他の業者に載せ替えることは考えていないが、縛りが解けたら IIJmio にするつもり。