iOS アップデート祭りとその他大勢

同時発生の楽しさ

 iPadと時を同じくして iOS もバージョンアップ。apple が新しいバージョンのOSをリリースすると対応バージョンを使っているユーザ全員がその日のうちにアップデートできるのが iOS の楽しいところだ。

 Android は ICS 搭載機種が発売されて丸2ヶ月経っているのに、対応可能機種である、新品入手後半年程度しか経っていない、発売後1年未満の XOOM の ICS へのアップデートの目処は立っていない。

 「Siri が日本語に対応して面白い返事を聞かせてくれる」というときに、iOS デバイスなら一緒に遊べる。Android の場合こんな話題自体を見なかったが、もしあったとしても、コミュニティ全員が一緒に参加できることはできない。「今度 Samsung から出る ISC 対応の XX という機種はこんなことができるらしい」と言われても、既存ユーザは「ああ、そう」としかいいようがない。このような状態だから、Android ユーザはデバイスの OS のアップデートで楽しむ機会自体が存在しない。

 重要なのは同時性だ。「スライム肉まん」や「FFのポーション」の発売が盛り上がったのは広範囲で同時に行われたからなのだ。iOS のアップデートはそのようなネットイベントの一つとして成立している。ここが他のプラットフォームや端末と違うところなのだ。

iOS 5.1 感想

カメラ起動

 カメラ自体の機能の変化はよくわからないが、特別な操作をしなくてもロック画面からカメラを起動できるようになったのは便利だ。前のバージョンでロック画面でカメラ起動ボタンを表示することはできたが、ロック画面が出ると反射的に電源スライドをスワイプする癖が付いているので、結局ホーム画面から起動することが多かった。ロック画面に最初からアイコンが表示されているのは正解だ。スワイプで起動できるのも新鮮だ。

登録辞書

 iOS は 4 から日本語の辞書登録が可能になったが、なぜか iOS 5 へのアップデート時に辞書のメンテナンスができなくなっていた。新規登録はできたが、以前に登録した辞書の表示や編集ができなくなった。これが 5.1 で修正された。

 テキストデータからの一括登録ができるようになればさらに完成度は上がるだろう。

電池

 前後で条件を揃えた検証をしない限り結論は出せない。もう、アップデートしてしまったので検証はできない。自信を持って言えるのは「悪くはなっていない」ということだ。

Siri

 電話をかけるときに、一切の操作をせずに iPhone を耳に当てて「XXに電話」というだけでいいのは cool だ!

 しかし、コンシェルジュ的な使い方を、iPhone でネットをする時間のうち大半が電車の中というライフスタイルでは、する機会はほんどない。

フォトストリーム

 iOS 5.1 でフォトストリームの任意の写真を削除できるようになったので、使いやすくなった。これまでは、自動的・強制的にアップロードされ不要なものだけを削除することが出来なかったため、Twitter に投げるためだけのネタや業務上のメモなどPCに取り込んで終わるようなものが長期間残るので使わなかった。人によっては、もっと繊細な「問題」に発展していたケースがあったかもしれない。

 iPhoto のバージョンが古くて iCloud と同期ができないので iCloud での同期を使っていない。写真は定期的に USB を使って iMac 上の iPhoto にバックアプしていて大して負担でも無いので使うかどうか微妙だ。Flickr! との同期やアップロード、instagram との連携も合わせないと同じ写真が溜まってしまいかねない。

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