white album に「ザ・ビートルズ ホワイトアルバム」と書かれていても平気ですか?

ジョブズの遺志をガン無視した犯人、それは講談社さんアンタだよ!

 確かにこれを見ると脱力する。これを見て、ひどいと思わない人に聞きたい。「BEATLES の white album に ザ・ビートルズ ホワイトアルバム と書かれていても平気ですか」と。これが、普通の翻訳本や雑誌ならどうでもいい。ドラッカーの本やハーレクイーンロマンスの表紙が日本向けにカスタマイズされていても構わない。作者がその本の装幀に対して関わっていないだろうから。ところが、この本はジョブズが最後に関わったジョブズの伝記だ。そして、本人が唯一口出したのが
装幀だったという本だ。

 そしても、腹立たしいのは英語を読みこなせない人間にとっては選択肢がないということ。この装幀に腹を立てたときに本を読まないという選択肢しかない。後は、愛読者カードに苦情を書いて送るしかない。残念だ。講談社のデザイナーがダサイはずはない。こんな表紙にしろといった上級管理職がいたに違いない。そんなゴミに限って、apple なんて iPod くらしか使ったことがないくせにジョブズ礼賛コメントを飲み屋とかで部下に向かって言ってるに違いないwww

 ただ、こういう感覚には個人差があって、上のページを見ても何とも感じない人もいるらしい。

 PCプロジェクターが普及してから、MS PowerPoint で資料を作る機会が増えた。なぜか、管理職は一般社員にこれを使わせたがるし自分たちも好きなようだ。確かに、フォーマットとして画面表示が強制されることで底上げは出来たかもしれない。これがないとA4縦の資料をそのままプロジェクターで表示するようなことをやりかねないからだ。

 しかし、誰でもが使えるようになるのにつれて、困った職人が増えた。文字の大きさもフォントもページによってバラバラ。空白を MS office のクリップアートで埋めるのが得意技だ。しかも、全然違うテイストのイラストをちりばめ、下手をすると同じページに並べたりする。最悪なのは空白の形に合わせてアスペクト比をいじってしまう。

 そんなプレゼン資料を見ても何も感じないような管理職にジョブズの本の表紙を決定する権限を与えた講談社の経営陣がアホで見る目がないというのが実情だ。デザイナーは被害者かもしれない・・・

スティーブ・ジョブズ Iスティーブ・ジョブズ I
ウォルター・アイザックソン 井口 耕二

The Beatles (The White Album)The Beatles (The White Album)
The Beatles

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