乗ってから走るか、走ってから乗るか

鬼と忍者
鬼と忍者の記念写真(この後に起こることを何も知らずにご機嫌)
 息子の Ninja 250 SE 2015 を借りて走った。

 土曜日には午前中に15kmくらい、自分の足で走り、その後バイクに乗った。天気予報では午前中は雨が降り午後には晴れるとあったから。シャワーランと晴れ間のライドは最高の組み合わせだと思ったのだ。しかし、結果は””の通りだった。多分、精神的な余裕があれば無理なUターンなどしなかったと思う。馴れないことは余裕があるときにしたほうがいいということだ。学生の頃は毎日のように Yamaha XT205T に乗っていて、まさに足の一部のようだった。Uターンに失敗してコケるなどということは考えられなかった。まあ、Uターンによる転倒くらい全く気にならないくらいボロボロ(オフロードで転倒しまくっていたから)だったのと、軽いので失敗しても立て直せたからだ。昨日も、途中でバイクから降りて立て直そうとして途中までは持ちこたえたのに、起こせなかったのだった・・・

 昨日は、午前中に部屋を出て3時間走ったが、一般道をダラダラ走るだけだったのでストレスはほとんどなかった。恐怖はトンネルだった。前後に車が並んでいて、対向車もある暗い長いトンネルは恐怖でしかなかった。パニックを起こしそうだった。ロワーライトの電球が切れていて、トンネルの照明しかなかったのは大きかったが、それだけではない。暗いところでの視力が衰えているのだろう。狭くて対向車のあるトンネルは目がくらんで暗く感じる。しかも、前後に車がいると焦る。特に後ろに付かれるとプレッシャーが大きい。一人ならスピードを落とせばいいが、ぴったり疲れるのも嫌だ。さらに、田舎の道路は巡航速度が異常に速い。こういう所が少ないことを祈るしか無い・・・

 田舎の巡航速度にはほんとにびびった。昨日は兵庫県の北部を小さく一回りしたが、3桁国道の下り坂は80km/h近く出ていた。前に車がいて、後ろに車が来ていなければ快適だが。前に車がいなくて後ろから追いつかれたら最悪だ。もちろん、80km/hでも巡航は簡単だが、スピード違反の取締が怖くてトップは走りたくない。かといって、フルカウルのスポーツバイクが軽自動車に追いつかれるも情けないし^^:

バイク自体は自分よりはるかに速く、慣れればもっともっと速く走れるだろう。帰りに、工業団地の袋小路のロータリーで何周かフルバンクの練習をしたがタイヤの設置痕を見る限りまだまだ寝かせられることが分かる。乗っているときでも、寝かしているときのグリップ感は高くて、「もっとアクセル開けられたら、まだ行けるなぁ」と感じる。それくらいバイクのポテンシャルは高い。低いのは自分だ・・・

 ただ、やはり250ccツインエンジンの限界か、エンジンの回転数は高い。国道の50km/h~60m/h巡航でも5,000rpm くらいになる。これが意外にストレス。静かだし振動もないが、回転数をキープしなければならないのでスロットルは結構繊細だ。自分が乗っていた SR400sp とか XT250T は3,000rpmか3,500rpmでこの程度の速度は出た。なので、6速に入れてしまえば、60km/hくらいは気楽な感じだった。が、5,000rpmで回られて、しかもツインなので爆発の回数が多いのでせわしない。多気筒エンジンに慣れていないだけかもしれないが。

 そばで有名な出石を通った。観光バスや遠くのナンバーの観光客の車やバイクがいっぱいいたが、全てスルー。エネルギージェルを一本飲んだのと、終盤の9号線沿いのスーパーで菓子パンと紙パックの野菜ジュースを買ってイートインスペースで食べたのが、ツーリング中の補給。一人だといつもこんな感じ。バイクでほとんどの都道府県を走ったが、名産品とか観光地とかほとんど知らないのはこのせい。「ああ、その近く走ったことはある」こればっか。

 帰りにカワサキのショップに寄って、ライトのバルブを発注。とりよせはいいが、届くのが木曜日とからしい。こういうときに田舎は辛い。自分で替えられるならAmazonでも良かったかも。交換のポイントは見つけたし特殊な工具は必要なさそうだが、もし自分で交換できなかったら、ツーリングに間に合わないので、ショップに任せることにした。

 田舎だからというのも大きな理由だが、それ以上に「カワサキだから」というのもあるだろう。ホンダのバイクならこんなにかからないだろう。

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