Boruit のヘッドライトを買ってみた

head light  手で持って走るのとヘッドライト無しで走れない季節になってきたので手で持たずに走れるLEDヘッドライトを買ってみた。

 例によって Aliexpress で買った。箱に入っていないしタグも保証書もマニュアルもないというバルクっぽい商品は久しぶりだ。メーカー名も一切記載されていない徹底ぶりだ。OEM 供給用の半製品のようなものなのではないだろうか。ここで買った。日本のAmazonでもこのメーカーの製品は扱っていたが、この製品はなかった。

 Specifications:
 * Emitter Type: White LED
 * Brightness/Lumens: Max Output 1000 Lumens brightness
 * Light Color:White
 * LED Lifespan: 50000 hours
 * Modes: 1mode +IR Sensor
 * Lighting Distance: About 100m
 *1*3.7v 18650 lithium ion battery
 * Switch Type: Clicky/Clickie
 * Lens:Acrylic Plastic Lens
 * Material: Aluminium
 * Color:Black
 *USB Rechargeble

 本体はで堅牢な感じだ。アルミダイキャストボディでUSB充電機能まで内蔵しているのでこの重さになってしまうのだろう。アルミボディの作りは普通。日本メーカーの名前がプリントされていても違和感はない。防水性はないが、弱点はUSB充電ポートだけだ。充電機能を持たせなければ十分に防水といえるケーシングだ。USB充電ポートにはゴムのフタがついているし、奥まった位置にあるので水没させなければ壊れる心配はなさそうだ。

 明るさについては、先日まで使っていた・・・とは比較にならない明るさとしかいない。最近の自転車についている明るいLEDライトと変わらないくらいというと分かるだろうか。1000ルーメンとあるが、他にルーメンを記載したライトを持っていないので、本当に1000ルーメンの明るさを発揮しているのかは分からない。ただ、平地の自転車(20km/hくらい)なら十分だと思われる。ただ、明るいので対向車や対抗する歩行者を照射しないように配慮は必要だろう。それくらいの明るさだ。

 IRセンサー付きと書いてあるが全然反応しないし、明るさの調整もできないが、ランニングでしか使わないから最高輝度付けっぱなしだろうからいい。

 ランニング用にしては少し重いかもしれない。単体の重さでは・・・と大差ないが頭に取り付けた時に揺れるのが気になりそうだ。・・・・・・

 なお、全く同じモデルで充電池が付属しない商品も出品されているので、確認してから買わないと割高になる。ちなみに、Boruit の電池は日本の Amazon にもあった。「18650 リチュウムイオン 充電池2本パック BORUIT 製造工場直入 4000mAh 正規品 3.7V」これが一本ついて$11なので、非常に割安だ。

 届いてすぐUSBで充電しようと、USB ケーブルを繋いだらボタンが緑色に点灯した。「普通充電時は赤やろ?満充電やからかな?」と思いながらスイッチを押してみたが反応しなかった。充電が不十分なのかとそのまま1時間近く様子を見た。サイドケーブルを外してスイッチを押したがライトは点灯しない。

 「不良品かぁ・・めんどくさいことになったなぁ。」と思いながら、電池を取り出してみた。すると、電池にシュリンクパッケージの透明のプラスチックが半分残っていた。しかも、+極をプラスチックがほとんど覆った状態だった。プラスチックを取り除いて本体に入れたら点灯した。ホッとした・・・その後、USBケーブルを繋いだらボタンが赤く点灯した。そのまま寝て起きたらボタンが緑色になっていて、正常に点灯した。

 昨晩、走るときに使ってみた。暗くなってからは走らないようにしていた歩行者・自転車専用道を通ってみたが不安なく走れた。重さと振動による揺れが不安だったが、恐れていたほどではなかった。ヘルメットの上に装着するのが一番しっくりしそうだが、ランニングの場合は無理なので、つばの短い帽子かなにかをかぶった上から装着するほうが良さそうだ。

running dynamics
赤い線以降がヘッドライトを装着後の走り。ただし、街灯があるところでは影響はなくなっている。

 ただ、一つ気づいた弊害は物理的なものではなく心理的なものだった。それは、走り出して数百メートル走ったところでやたらきつくなってきたことだった。その時はライトの中心が自分より4m位先になるように装着していた。そうすると視線が近くなりすぎて前かがみになって変にピッチが上がってしまったのだった。その後、ライトの角度を調整し視線を普段のようにするとましになった。

 それでも、自分の周辺は暗くて前方だけが明るいので、違和感があった。単に暗いだけなら感じない焦りのようなものを感じる。無意識に明るい方向に近づきたいと引っ張られているようで、スロージョグでいいと思っているのに5分30秒くらいのペースで走ってしまっていた。歩幅は短くなり、ピッチがやたら上がり、そのくせ接地時間は短いというすり足のような走りになっていたようだ。

 慣れで克服できるものか検証していきたい。ランニング用のライトは周辺光量もあるマルチLEDの方が適しているかもしれない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です