AUのGPS

 新しいAUのGPSチップの説明で、「端末で処理できる」と言うものがあった。それで分かった。prismのGPSモジュールであれだけ掛かる位置情報の取得がケータイでそんなに高速にできるのか疑問だった。最近のケータイのCPUはprismのものより速い可能性があるので、「prismより速いはずはない」とは言えないけどね。

 これまでの、というか今の端末はケータイから送られてくるデータをもとにサーバーで位置を演算するらしい。端末からの情報と複数の基地局の情報も使えばさらに精度は上がるだろう。それ以前に、基地局の情報から半径10kmくらいには絞れているから捕捉すべき衛星の周波数をサーバーから送ってやれば、GPS端末単体で頑張るより短時間で計算することが可能かもしれない。面白いなあ。

 ということは、新しいGPSチップが搭載されて初めてGPS端末といえるのではないだろうか。今のは、GPS衛星の発信する位置情報電波を受信して、サーバーに送るだけだ。これなら、あんまり端末に負担をかけなくてすむ。掛かるのは、回線使用料だけ(それが狙い?)。

 それにたいして、J-phoneの位置情報は捕捉している基地局の位置でしかないから、同じ位置でも変わってみたり、10km近く離れている基地局のデータだったりする。10kmの誤差のある位置情報では・・・ロードマップを読むときの参考にすら使い難い。しかも、捕捉する基地局は最短距離とは限らないから、市レベルでの移動しかトレースできない。

 そういえば、あまり聞かないが、WCDMA端末の位置情報はどうなんだろう・・・QUALCOMがGPSの特許を押さえているんだろうか・・・?

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