×× 最悪なのは、HOMTOM HT20 2 茨の道でも書いたとおりの写真の影。これはこの機種の悪いところというより故障に近いが・・・
△ 指紋センサーは期待以上に反応がいい。iPhone 6 と遜色がない。が、背面にあるので、本体を持ち上げる必要がある。iphone 6 や iPad Air 2 では机においたまま親指でボタンを押してスリープを解除できるが、HT20 では本体を手に取り人差し指を背面に回して認識させなければならない。指紋認識の性能が変わらなくても UX は大きく損なわれている。
HT20 は液晶画面をwタップするとスリープ解除が行われるように設定できる。しかし、持ち上げて指を背面のセンサーに当てなければならないので効果は全く感じない。液晶画面タップで電源が入るのは Power Zaurus みたいで便利なのになぁ・・・まあ、セキュリティ管理の必要性が高まる一方なのでしょうがない。
× スピーカーはしょぼい。これもケースの背面にあるので、本体を机などに置いたままだと音が聞こえづらい。iPhone や iPad のスピーカーが底面にある理由が分かった。
△ Bluetoothの安定性が今イチ。iPhone 6 では絶対に切れないような距離でもヘッドセットの音が途切れたり Pebble 2 が見失ったりする。
×× ヘッドセットで podcast を使っている時にカメラを使うとフォーカスロック通知やシャッター音がフルボリュームで鳴る。自分の買ったもののカメラのトラブルについては前に書いたとおり。性能や画質以前の問題。
× rajiko が終了する。
× 三井住友銀行のアプリが起動しない。radiko のようなバグっぽいものではなく、三井住友銀行のセキュリティガイドラインに反しているらしい。「USBデバッグをオフにすればいい」とあるが、そんなものをオンにしたことはないし、そもそも開発者向けオプションすらオンにしていない。「root化してたらダメ」ともあるが、こちらもやっていない。やり方を知らない。ただ、ベンダーによってはroot化してカスタマイズアプリやUIを設定しているところもあるらしいから、怪しいと言えば怪しい。HOMTOMオリジナルのユーティリティが入っているし、アイコンもカスタマイズされたものから変えられない。
もし、スマートフォンしかネット端末を持っていないというのであれば、この機種はやめたほうがいいだろう。他にもこんな地雷がいっぱいあるだろうから。
以下はHT20ではなく Android 6 Marshmallow の機能。最新版の 7 Nougat ではないが、HT20 がアップデートされることはないだろう。
◯ CF に置いた音声データを再生できるのは嬉しい。音楽データのライブラリをメモリカードに置けるので本体のストレージを圧迫しない。
◯ CFを本体ストレージとして取り扱うことができる。自分の HT20 は 16GB 版だがこれでいいと思ったのは、Android 6 で搭載されたこの機能のおかげだ。外部ストレージを使えない iPhone しか使ったことがなければ分からないだろうが、Android はメモリカードスロットを持ったものは大半だ。しかし、外部ストレージと内部ストレージははっきりと区別されていて、外部ストレージが余っていても、アプリやデータを外部ストレージに置けなかった。古い Android 機は内部ストレージが小さいものがあり、「スマホかったけどアプリ入れられない」状態に陥ることがあった。Android 6 はCFを大きなものにするだけで解決できる。これは iOS では考えられないことだ。ただし、これは HT20 の機能ではなく Android 6 の機能だ。
◯ Google fit は単体で運動のログを取っている。自転車と徒歩とを自動認識しているのは素晴らしい(iOS のヘルスケアは歩数しか記録できない)。ただし、API による他サービスとの連携は弱い。Withings で量った体重や体脂肪は Google fit に反映されない。このため、iOS ではヘルスケア経由で fitbit や STRAVA に体重のデータが渡せたのに、Android になってからは Withings のアプリでしか体重は見られない。
後、何のデータが Google fit に反映するのか、どのアプリから参照されているのかが分かりにくい。
△ Android と iOS の絵文字のデザインが違う。テイストが違うだけならいいが、ムカデと青虫とか、表情の意味を取り違えそうなものがある。網羅的にチェックしたわけではないので他にもあるかもしれない。