LG Watch Sport のレビューと早くも始まる価格競争

LG Watch side view 早くも LG Watch Sport のレビュー記事が上がっていた。一気に購買意欲が下がった。性能とかデザインとか、ベルトの仕様とか色々理由はあるが一番は厚さ。厚い時計が嫌いなのだ。Fitbit charge HR から Pebble 2 にした時に感激したのはその薄さだった。薄いデバイスは大きくても苦にならないことを再認識したばかりだ。

 外出着のように使う装飾品としての腕時計なら少々大きくても気にならないかもしれないが、フィットネス・トラッカーは風呂と充電のとき以外は身につけることが前提だ。寛いで過ごす時も寝る時も身に着けていなければ意味がない。

 更に、ベンチマークで現行モデルより劣る性能しか無いという点も気になる。初代の Apple watch で批判があったのはそのレスポンスの悪さだった。Series 2 になって大きく改善されたというレビューを見れば、レスポンスが UX 上重要であることが分かる。Apple watch がそうであったように、Android Wear デバイスも次の世代ではもっと完成度を上げてくるだろう。アリババでしか見ないようなメーカーが Android Wear 2.0 対応機種を出すのも時間の問題だ。どうせ日本では当分販売されない(というか販売されない可能性も高い)から、LG Watch Sport は保留か。

 ただ、今の要素技術では回線付きスマートウォッチをこれ以上小さくするのは難しいかもしれない。Android Wear が 5.0 に、Apple Wach が Series 10 くらいになるまでは、でっかいスマートウォッチをするしか無いのかもしれない。まあ、回線付きスマートウォッチがキャムズを超えるのには 10 年近くかかるかもしれないからデジタルヲタとしては初代を押さえて頂きたい。がんばってください!

Android Watch 2.0を搭載したLG Watch Sportのレビューとベンチマーク結果が公開、新しいOSによるUIの変化は? – GIGAZINE

総括としてArs Technicaは、「Android Wear 2.0は手首に装着できるコンピューターになる。ただし、ハードウェアが追いついた場合に限る」と結論づけています。Wear 2.0の初代モデルとなるLG Watch Sportの場合、SoCなどのハードウェアの能力が追いついていないため、パフォーマンスのボトルネックとなる部分が存在している模様です。

 早くも、ZTEの新スマートウォッチ「Quartz」、円形かつ3G/LTE対応に?という記事があった。LG が先行者優位を確立する前に競争が始まってしまうのが Android 市場だ。Aliexpress では 3G 対応の Android 5.1 スマートウォッチが1万円程度で売られている。これらのメーカーからしたら OS を Android Wear 2.0 にしただけで 4 万円近い価格になるなら、「やらいでか」だろう。

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