オリンパス m:robe に関するまとめwww

 オンキヨー初のSIMフリースマホGRANBEATは長所となる厚みが売りを書く時に、m:robeについて遡ってみた。m:robeについては、発売当初から懐疑的に見ていて、短期間で製品が打ち切られるという痛快な事例であったことと、偶然に入手したことで何回もエントリーを起こしていた。ここで時系列に沿って並べてみる。

○第一報を知った時のエントリ:

ポストiPod に群がる野獣
 どちらも、ハード的には悪くないと思う(仕様に問題はあるかもしれないが)。しかし、PCのソフトやライセンス関係でショボーンじゃ意味が無い。iPodが成功したのは、プレーヤー単体の魅力ではなくiTuneを(特にアメリカではITMSも)あわせたトータルの魅力だろう。
2004/10/13

○詳細な発表記事を読んだ時のエントリ。この当時は iPod の天下で iPhone も発売されていなかった。この時点で iPod 型のオーディオ機器が永続することがないと読んでいた。

i:robe ( ´_ゝ`) | GEEK_XP
 そんな、何一つオリジナリティのないものをひっさげて、「一歩先」といわれても。iPodの一周遅れとしか見てないよ。iPodが1年以上まえに見せてくれたものを「30年、50年というスパンで提供する」なんていわれてもねえ・・・だいたい、今のオーディオ機器が30年後にあると思っている人なんかいないよ。2004/10/14

○発売後1年で生産打ち切りの報を読んだ時のエントリ:

次の撤退はオリンパス
 予想通りの結果と言ってもいいだろう。「30年、50年のスパンで提供していく」といいながらたった1年も持たなかった。
2005/11/10

○打ち切りの後で、兄にもらった m:robe R500i を使い始めた:

リリーフはなんとオリンパスのアレ(m:robe R-500i)
 そこで登場したのが、m:robe MR-500i。オリンパスが気の迷いで出したとしか思えない大失敗機種。「こんな面倒なもん使えん。使い道が有るなら使え」と、兄がくれたのだった。ヤフオクで処分するつもりでもらってきて放置していたものが今になって現役復帰するとは思わなかった。
2006/04/13

○早くも使えなさが明らかになっている:

m:robe MR-500i
 今日、一日使ってみて、音質的には静かなところで聴くのにはこちらのほうが解像度が高いような気がした。イコライザがついているのでbass boostにした。往復と昼休みで合計4時間程度聴いたが残量が一つになった。ほとんど使わずに放置していたから電池が不活性化されているのかもしれない。

 操作系については、何も言いたくない。shuffleと比べるから余計なのかもしれないが、ダメダメだ。まあ、タイトルやプレイリストがチューニングされたら変わってくるかもしれない(オン・オフ以外の操作は不要になるからね)。
2006/04/16

○ダメさの箇条書きになっている:

m:robe MR-500i 感想
 仕様を見たら、連続再生時間は8時間しかなかった。カタログ値でこれということは、実際には5~6時間しかないだろう。ということは、新品でも毎日充電は必須ということか・・・やれやれ・・・
2006/04/16

○数カ月後には電池が終わったらしい:

m:robe もか・・・orz
駅について、電車に乗って2駅くらい走ったところで突然電源が切れた。昨晩から充電して朝には満充電だったのに・・・
2006/10/13

○オリンパスの損失隠しが明らかになっ時のエントリ。m:robe とは直接関係はない。

オリンパスと日本の経営者
 損失隠しの上手な小宮弘社長が壇上に立っていたらしい。当時から彼は利益隠しで監査法人や金融庁、投資家を欺いていたわけだが、その彼をしても一般ユーザの目を欺くことができなかったというのが感慨深い。この製品は、発表時の「百年」どころか2年も持たずに姿を消して、その後オリンパスは音楽プレーヤーを出すことはなかった。

 日本の経営者がダメなのは、天才じゃないからではなく、一般人の感覚を持っていない情弱だから。取り巻きや下っ端が用意した端末をチョロチョロと触ることしかしなければ、m:robe のような端末が iPod より良く見えてしまうのだ。自分で設定して音楽をCDから取り込んでみたら嫌でも分かることが分からないのだ。
2013/11/12

 因みに、この m:robe R-500 は自宅でホコリを被っている。USB HDD として使えるかもと思っていたが、32GB のメモリーカードが 2,000 円で買えるようになってしまった。こんな時にiPhoneより重くてでかくて遅くて容量が 20GB しかない USB HDD の使いみちなどない。

 ただ、こういう失敗作を自分で持つという機会はなかなかない。発売時点で「こんなもん誰が使うねん」と思うようなものを自分で買うはずがないからだ。Rolly とか買って捨てたいと思っている人は声をかけてください。送料くらいなら払いますのでwww

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