ランニング用ワイヤレスヘッドセットをどうするか

 ここでは音質については一切言及しない。ランニング中に STRAVA のアナウンスが聞こえて、ポッドキャストの音声コンテツが楽しめれば十分だからだ。

u5-plus U5plus の性能的には不満はないが、自分の耳の形状と合っていないのか、ランニングのときにずり落ちる。スポーツ用のフックをつけてもしっくりこない。しかもこのフック。本体の一番大きい溝も何もないところにゴムの張力で保持するようになっているだけ。しかも、ケーブルの外側に巻いているだけなのですぐに外れてしまう。数回の使用で一つを落としてしまった。走っている最中に電池が切れてポケットに入れる時に外れてしまったらしい。

 更に、一番小さいフックでも、2時間以上付けていると耳が痛くなる。そのくせ密着が悪く、低音が聞こえないし外からの雑音や風切音は盛大に入ってくる。

 手持ちの3本のうち一番使用可能時間が長いのがこれだが、走るときにパーツの紛失に気をつけなければならなかったり、ずれたり耳が痛くなったりして走りの邪魔になるのでは使う意味がない。これは、ランニング以外の用途で使うことにした。ランニングでなければ3時間も4時間もつけっぱなしということはないし、ウォーキング程度ならずれる心配もないから。

sound PEATS
磁石で付けられるが効果は低い。
 SoundPEATS Q12もカタログでは6時間連続使用可能とあるが、こういう数字はあてにならない。後、本体の重心が体から離れていて安定が悪いのもマイナスだ。

 装着感という意味で一番いいのが AUKEY だ。形状を見れば分かるが、重心位置とケーブルの取り付け位置が耳に近いので体が上下してもヘッドセットが揺れにくい。自分の耳にも合っていて疲れがない。ただし、最高連続使用時間が4時間なので話にならない。

 IPX7の防水性能があって、使用可能時間が8時間以上で、自分の耳に合うワイヤレスヘッドセットがないものか。

 一昨日、ヘッドセットを途中から外して走ったが、意外に快適だった。着地と呼吸の音がシンクロしているのが分かるし、ペースもだいたい分かる。これなら、有線になるが KOSS the PLUG の片側のみ(片一方が断線したもの)を使うのもありだ。STRAVA のアナウンスだけならステレオである必要はない。

 STRAVA のアナウンスも、練習のときには効果的だが、本番では焦る原因になりはしないか不安だ。「1キロのタイムは6分30秒」とか合成音で言われると「ちょっと遅れてる」と焦ってオーバーペースになってしまいそうだ。だとしたらヘッドセットが全く要らなくなる・・・

 実際に走らないと分からないことが多い。両耳にヘッドホンをして耳栓効果を狙ったほうが雑音に惑わされなくて済むかもしれないし、周囲との一体感で心が軽くなるかもしれない(心理的な影響は馬鹿にできないことは予想できる)。

 軽いものなので、ワイヤレスヘッドセットとKOSS the PLUG を持っていって走りながら付け替えるしかないか・・・