かけ放題プランかぁ

 キャリアが盛んに「お得」と宣伝しているプランだが、日経トレンディが詳細に検証してくれていた。

 ほとんど、自分が指摘することは書いてくれている。

 こういうものが普及して通話を無料にしても大量の通話が発生しないことを計算に入れてこのサービスを始めたのだろう。キャリアはもう通話はメインサービスではないと気づいているはずだ。名サービスでないものを充実したからと値段を上げてお得と宣伝するのは詐欺に近い。

 自分のようにほとんど電話をしない人間にとっては差額を取り戻す可能性はゼロだ。電話代が無料になったからといって電話する相手はいない。家にいる時に歯医者の予約や宅配の再配達を依頼するときに家電をつかうようにしていたのが携帯でやるという程度だ。(3分8円の家電通話料の節約にはなる)。

 長時間電話する人についても得になる人は少ないのではないだろうか。そんな人は今でも通話パックとかで電話料金が安くなるプランを使っているだろう。050 や Skype や LINE を活用している人も多い。

 キャリアは「平均的なユーザなら得になる」と言っていたが、自分は信じていない。得になるのは従量料金で基本料の差額分以上毎月使っているユーザとかけ放題より高額な通話料重視のプランを使っている人だけだ。そして、そういう人はキャリアを揃えたり家族割り引きなどを利用していたので、実はたいして得にはならない。明らかに得になるのはキャリアだけ

 ソフトバンクは後出しジャンケンでこの状況を逆手に取ってMNPで勝とうとしている。セコイ後出しジャンケンだが、かけ放題プランが欲しくないユーザのニーズに応えているとも言える。まあ、かけ放題で相手のネットワークにかける確率が高いソフトバンクはかけ放題にするときの費用負担が違うから「たいして美味しくないなら回線数減るよりホワイトプランを続けたほうがいい」ということだろう。

「かけ放題プランかぁ」への2件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です