スマートウォッチには興味はなかったが、「腕時計型センサーで心拍を取れる」となると話は別だ。
Bluetooth のような標準規格で通信するなら、相手が時計だろうがサイクルコンピュータだろうがスマートフォンだろうがPCだろうが関係ない。相手のOSに依存することもない。
もちろん、スマートウォッチのようにCPUとメモリとストレージとセンサーが一体化したデバイスならそれ自体が高機能なトレーニングデバイスになる。が、自転車の場合は腕時計型のモニタは困る。自分が使っている SUUNTO T6 は腕時計型だがハンドルに取り付けている。心拍を見たいようなきつい時にハンドルから手を話すことは難しい。
しかし、サイクルコンピュータや心拍計のメーカーも思わぬところから攻撃を受けることになった。GPSの老舗のGARMINが心拍計市場に割り込んできたかと思ったら、IT 系のヴェンチャー企業が雨後の筍のように現れ、ついに巨人の Microsoft が登場し、近いうちに Apple が市場を焼け野原にしかねない製品を出すかもしれない。
スマートウォッチには興味はないが、新しい心拍センサー付きサイクルコンピュータには興味がある。そのうち、パワーメーター系のセンサーもホビーライダーの価格帯になるかもしれない。
報道:マイクロソフト、iOSやAndroidでも使えるスマートウォッチを投入か? : ギズモード・ジャパン
多くの企業が参入しているスマートウォッチ市場に、いよいよマイクロソフトも参入するようです。Forbesによると、同社は競合他社のOSと互換性のあるデヴァイスを開発中なんだとか。
同誌は「マイクロソフトの計画を知る複数の筋」の話として、同社が開発中のスマートウォッチは、iOS、Android、Windows Phoneの各プラットフォームとも対応すると報じています。デヴァイスは各種センサを備え、「心拍数を昼も夜も継続して測定」し、「2日間は持つ」バッテリが搭載されるとのこと。
記事ではさらに「マイクロソフト製のスマートウォッチの見た目はサムスンのGear Fitに似ていて、板ガム半分ほどの大きさのフルカラータッチスクリーンを搭載し、スクリーンは装着者の手首の内側につく」と説明しています。スクリーンの配置に違和感を覚えますが、情報筋によると通知を見やすくするためにこの配置にしているそうです。
どうやら「マイクロソフトのKinect部門のエンジニアにデザイナー、データサイエンティスト」たちのチームが、同デヴァイスのソフトウェア開発に取り組んでいるようです。そのソフトというのが「デヴァイスのセンサからデータを集める」らしいのですが、集めたデータで何をするのかは定かではありません。
現在のところマイクロソフトから詳細についてのコメントはありませんが、早ければ今夏に発売予定では? とも言われています。本当に発売されるのか、発売されるとしたら報道のスペックのとおりなのか…等々気になります。