土管屋主導OSが不適切>ドコモ、Tizenスマホを当面見送り「適切なタイミングではない」

 どこかで聞いた話だと思ったら、2013 年度中には出す予定だった(歴史は繰り返す・・・ドコモがサムスン製Tizenスマホを年内発売!)ものが無期限延期。

 キャリアがローカルな OS 作ったってアカンというのは歴史が証明している。iPhone や GALAXY があの価格・機能を実現できるのはキャリアや国の枠を超えた需要が見込めるからだ。日本のメーカーがキャリア主導の護送船団で海外勢に完敗したのは小さな市場でしか使えないローカル最適化機種(ガラパゴス)にリソースをつぎ込んでいたからだ。docomo はプラットフォームをコントロール出来た時代に戻したいのかもしれないが、自分の使いたい端末を好きなキャリアで使える便利さを知った消費者には受け入れられない。

 キャリアのコンテンツ販売はキャリアへの囲い込みを目指すものだ。キャリアのサービスを受けていたものはキャリアを変えると使えなくなる。iTunes store や Google play で購入したものはキャリアとの契約状態に依存しない。いまはこれが普通だ。キャリアメールより LINE や gmail に慣れてしまった。もう後には戻れない。

samsung-fridge-tizen-131119.jpg Tizen 端末をリリースする「適切なタイミング」は iPhone の発売前だ。あるいは、Tizen 搭載の端末が海外で広まってエコシステムができてからだろう。そして、そのときには当然 docomo が思い描いているような i-mode の再来にはならず、どこのキャリアでも使える Samsung の端末としてだろう。因みに、Tizen を搭載した冷蔵庫やテレビは案外早く家庭に入るかもしれないwww

ドコモ、Tizenスマホを当面見送り–「適切なタイミングではない」 – CNET Japan

 NTTドコモは1月16日、2013年度内を目指していたTizen OS搭載スマートフォンの販売を当面見送ることを発表した。ただし、引き続きTizen Associationのメンバーとして、Tizen OSの普及に向けて取り組んでいくとしている。

 導入を見送った理由についてドコモは「スマートフォンの競争環境がだいぶ変わってきている。全体の販売数も伸びているかというと少し前と同水準で拡大はしていない。そのため、今は第3のOSを導入する適切なタイミングではないと考え、当面見送ることにした」と説明している。

 NTTドコモが支持するTizenやKDDIが支持するFirefox OSは、iOSやAndroidに続く“第3のモバイルOS”と呼ばれている。これらのOSはオープンソースであるため、通信キャリアやメーカーは、iOSやAndroidのようにプラットフォーム事業者を介さずに、直接ユーザーにサービスを提供できるほか、自社ストアを構築することも可能だと言われている。

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