担ぎ上げたのはマスゴミ

 同じように感じてはいるが、清谷氏のように伝わるように書けないのでリンクする。

【純真なる高校球児?】高校野球特待生問題、朝日毎日に責任はないのか。 魁!清谷防衛経済研究所 ブログ分室/ウェブリブログ

 さて、ここで問題としたいのは、春夏の甲子園大会を金儲けのタネにしている毎日新聞と朝日新聞です。主催者であり、高い取材力を誇る日本を代表する全国紙が特待生問題を把握していなかったとは考えれません。把握していなかったとすれば報道機関失格でしょう。
 
 不思議なことにメディアで両社の責任を問う声はあまり聞こえてきません。高校野球で儲けている媒体は多いですからね。

 ここで両社は当分甲子園大会を休止してはどうでしょうか。それでは生徒が可哀想だというのであれば、報道陣はシャットアウトしてひっそりとやればいいでしょう。

 まあ、できないでしょうけど。

 このマスゴミ体質について、他のエントリにも肯いたのでクリップ。地上波テレビのスポーツニュースでは、この選手の股間や胸元のアップを繰り返し流していた。そういう盛り上げをしているのはマスコミそのものだし、それを利用して興行収入を上げようとする協会や個人的な商業価値を上げようとしている本人について批判した記事も少ない(カメラ小僧がうっとうしかったらスパッツでもワンピースの水着ででもやりゃいいのにそうしない選手ルールを改正しない協会の矛盾は放置)。

 この構造は甲子園のチアリーダーを「盗撮」した一般人と同じ扱いだ。朝日グラフとかで散々ローアングルの写真を撮ってるのには何のお咎めもないのにだ。

ビーチバレー「盗撮」事件は冤罪である。 魁!清谷防衛経済研究所 ブログ分室/ウェブリブログ

 協会は男子の劣情を催すような撮影を許さないというでしょう。先週号の週刊フライデーにもビーチバレーの写真が掲載さていますが、あたしが見るに男子の劣情を刺激するような写真に見えました。
 ハッキリいえばカメラ小僧と写真週刊誌のカメラマンの違いって商業誌に載るかどうかの違いしかでしないわけです。

 主催者が「劣情」写真がいかんというのであれば、プロのカメラマンの撮影内容も「検閲」すべきでしょう。ですが、それは営業上差し障りがありできないのでしょう。これは二重基準です。

追記(2007/5/9):
太鉄さんのコメントで、選手のユニフォームの大きさがルールで規定されているということをお教えいただきました。ありがとうございます。

ということで、一部訂正。露出度の高いユニフォームでなければ出場できないというルールでは選手には責任はない。が、ますます、このスポーツの選手の肉体を鑑賞の対象として販売している興行主(日本ビーチバレー連盟)の都合が見える。

 ちなみに、このサイトの「撮影に関する注意」には「選手の権利を守るために、また、選手が試合に集中できるように本大会においてはこのように撮影について規制させて頂きます。ご不便をおかけしますが、選手のためにもご協力お願い致します。」という注意書きがある。「選手の権利を守るため」というのが泣かせる。

 連盟や競技の商業的価値が高まることは選手の価値(競技者としてではない)の向上にもつながる運命共同体的側面もあるから、自らの価値を下げるようなルールの改正を求めることは選手はしないだろうが。

 ただ、その矛盾体質、女性の水着写真を自ら撮影して宣伝に使いながら、「選手の権利を守るため」に一般人の写真撮影を禁ずるのは、自らをスポーツとしてではなく、ストリップ小屋の興行主、言葉が悪ければグラビアアイドルタレントのイベント興行主でしかないことを宣言してるも同然だ。

 これとは別に、ひとつ気になることを発見したが、それはまた別のエントリで。

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