今度の「新しい iPad 」は iPad Air

 iPad ラインのネーミングがますます混乱してきたwww

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Retina が発売されてから、高解像度と従来の解像度のモデルを各 1 モデルを併売するという方針らしい。この方針は、iPhone でも最新モデルと前モデル(市場によっては前々モデル)を並行して販売する戦略をとっている。これにより、最新モデルの販売価格の低下を防ぐと同時に低価格志向の市場での競争力を保っているのだろう。さらに、古いモデルは開発費も広告費用もかからないし、部品の世代交代による価格低下、歩留まり率の向上(大量生産の向上では同じ製品を作り続けると不良の発生率は低下する)効果により製造費用も下がる(ある点で低下は止まるが)。なので、古いモデルを安く売っても一台あたりの利益額は最新モデルと変わらない可能性がある(厳密には原価計算した上で、シミュレーションしないとわからないし、実際のところ Apple 自身でも分からないかもしれない)。

 最悪だったのが New iPad だ。連番ではない名前として漠然と “New” とした。そして、それ以降 iPad から連番が消えるのかと思ったら秋に発売されたのが iPad 4 (Retina)だった。Retina モデルと表記されたり 4 と呼ばれたりめちゃくちゃになってしまった。2012//10 時点で iPad は iPad 2 , iPad 4(Retina) , iPad mini の3モデルで iPad 4 のみが Retina だったから、それをアピールしたかったのかもしれないが、混乱を予想された。その混乱がさらに加速したのが今回のモデル名だ。

 とにかく、この図を見ると New iPad (iPad 3)が失敗モデルだったことが浮き彫りになる。発売後 1 年を経過したことと強力なライバル NEXUS 7、Kindle Fire が現れたことに対向するための付け焼き刃の機種だったのだろう。前にも書いたが、iPad 3 は本来 A6 チップと Retina ディスプレイを搭載すべきだった端末だ。A6 チップの開発・生産が軌道に乗るまでの中継ぎが iPad 3 だった。残念なのは、自分が持っているのがまさにこれだ。

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