初めて読んだ森見登美彦作品。ひいきびいきでオススメSF作品として紹介されたのを聴いて買ってみた。
第31回(2010年)日本SF大賞受賞とやらを受賞した作品ということで、どんな奇想天外なハイテク機器が操るペンギンが出てくるのかとおもったが全然違っていた。SF好きな人達が大賞に選ぶくらいなのでこれがSF作品という認識が主流なのかもしれないが、自分の考えているSFではなかった。これがSFならファンタジーや妖怪が出るようなものは全てSFになってしまうのではないだろうか。
だからといって作品が面白くなかったわけではない。
主人公は小学生だがヒロインが巨乳の歯科衛生士さんだったり、ガールフレンド(と呼べるのか)は冷静で強い女子だったり、森見登美彦の世界観は息づいている。これも Kindle 版があるのでペンギン・ハイウェイ (角川文庫)Kindle 版からどうぞ。
※kindle 版をすすめるのは現時点で一番安いから。他のサービスでも同額のものはあるが下回るものはない。残念ながら iTunes store は一番高価なのでおすすめできない。