Microsoft も “たまには” 嘘をつく

 WWDC でのOSシェアについて「都合のいい数字の取り方」だと指摘した。どこも似たようなことやっているという実例が挙がっていたのでクリップ。

 Surface と iPad を比較する際に並べて撮ったように見せているが、異なる縮尺でレイアウトしたものだった。大きさが大きく異なるものの場合、並べて撮ることが難しいものの場合には別々の写真と見分けられるようにした上で尺度となる物を配置するのが誠実なやり方だ。タバコであったり、人だったりが並んで写っているのは、よく知っているものとの相対比較することで、縮尺が異なる写真での比較を可能にするためだ。

 話はそれるが、面白い例が WWDC であった。Mac pro のプレゼンをした時に大きさの説明を全然行わず、実物を壇上に置くこともしていなかった。大きなスクリーンに単体で映しだされたそれの大きさが分かる情報を一切出さずにプレゼンが進んだ。pro のプレゼンの終盤になって、現行の Mac pro が横に並んだ画像になった。しかも、現行の全体は映らず下から 2/3 くらいしかスクリーンに収まらないような縮尺で並べた画像だった。会場で座っている開発者達は現行 Mac pro の大きさをよく知っている人たちだから驚きの声が上がった。

 閑話休題。

 20130614_compare 下の記事で取り上げられた写真ではおかしいが、2013/6/14 に確認したら変わっていた。上が記事の写真、下が2013/6/14 時点の比較写真。

 iPad を基準に写真の大きさを揃えてみた。フリーハンドでやったので精密ではないが充分に分かる。赤線が横幅、黄線が Android の 10 インチタブレットの液晶の上下端を基準にしたもの。


 せっかくなので、iPad 3 と XOOM を一枚の写真で並べたものを載せておく。右の XOOM(Android 4.0.3)が 10.1 インチで左の iPad 3 は 9.7 インチだが。写真を撮るのが面倒で縦は取っていないが縦方向だともっと有効面積の差は大きい。特に、A4用紙のような固定フォーマットを表示する場合にはその差は歴然だ(もちろん、ワイド画面に最適化された映画などは XOOM のほう有効面積が広くて快適だが)。

 7インチタブレットと iPad mini を同じ大きさのライバルとして考える事があるが、これを見れば iPad mini は7インチ市場ではなく、その上のサイズだと分かる。実際に使った時も7インチより快適なはずだ。(繰り返すが、動画再生が中心の人は違う)参考:噂のiPad miniとNexus 7 とKindle Fireのスクリーンサイズを比較してみると : ギズモード・ジャパン

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Microsoft lies and cheats to portray advantage in tablet ads | 9to5Mac

Earlier today Microsoft unleashed its second ad in what appears to be a new campaign focusing on directly comparing iPad to Windows 8 tablets side-by-side– not unlike Apple’s own very successful ‘Get a Mac’ campaign. However, it appears that some of Microsoft’s claims are turning out to be quite inaccurate.

To go along with the two videos posted to its YouTube channel and currently running on TV, curi.us (Via DaringFireball) points us to a comparison Microsoft has posted on its website pitting iPad against the ASUS VivoTab Smart Windows tablet. In the ad, Microsoft claims that the Windows tablet “has a bigger touchscreen,” but Elliot Temple from curi.us breaks down why it just isn’t true:

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